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  3. SLOANE史上初めてのダブルネームが実現
VERMEILで長く取り扱いさせていただいている“SLOANE”。
今年はなんと、SLOANE史上初めてとなる、ダブルネームが実現しました。
実現に至った経緯や今回の別注の特徴など、
SLOANEの代表取締役とディレクター、VERMEILバイヤー武見が対談。
ものづくりに真摯に向き合った様子をお届けします。
  • 上質な糸だけど、あくまでデイリーに。
    そういった意味では今回のニットは“寸止め”的な素材。

    小峰:同じコットンでも、さらに上質なものってあるじゃないですか。でも繊細になればなるほど、着るのをためらってしまうんですよね。例えば汗をかいたときどうしようとか。デイリーに使えて、上質な着心地を味わっていただける。それがSLOANEのコンセプトでもあるんですよね。

  • 18ゲージの誕生秘話。

    小峰:例年、春夏はソフトな素材を使っていたんですが、メンズ向けに少しハリのある素材にしてみたんです。蓋を開けたらレディースのお客様にも好評で。独特のハリコシ感がありながらも、コットンのソフトな風合いが魅力です。

    武見:まさに私も虜になった一人です。見た目がコンパクトなんですが、着心地がいいんですよね。 伝わりにくいかもしれないけど、着るとぬるっとするというか。笑
    それでいて肌にまとわりつかない感じが女性を虜にしたんだと思います。

  • SLOANEブランドディレクター 小峰氏 / SLOANE代表取締役 大貫氏
  • 基本的に脇役でいい。

    武見:いつも思うんですが、本当に、名脇役ですよね。あと今回、大貫さんのアドバイスで着丈を少し短くしたのも、すごく良かった!インでもアウトでも使いやすい絶妙な着丈に仕上がったなと思っています。

    大貫:すごくシンプルなので、主張の強いボトムスに合わせていただくと、より脇役としてのバリューを発揮するのではないかなと。ハーフスリーブとカーディガンで着丈にメリハリをつけているので、 アンサンブルとして使ったときもバランスが取りやすいと思いますよ。

  • コロナの影響もあり、
    国内の糸メーカーを見直すきっかけに。

    武見:これって日本の糸ですか?

    小峰:そうです。今までは海外の糸メーカーをよく使っていたんですけど、コロナ禍で不安定になったので国内のメーカーを見る良い機会になったんです。色々見ていくといい素材も多かったんですよね。

  • SLOANEの代表作ともいえるシルクリブ。

    武見:もうね、これ本当にファンが多いですよね。VERMEILでも何度か取り扱いさせていただいてますが、色違いで買われる方も多いんですよ。 なぜこんなに人気なのか改めてお聞きしたいです。

    小峰:嬉しいですね。やはり、オールシーズン使えるシルクという素材の特性が魅力です。リブ編みに関しては縦のラインを作っているので、細見え効果もあって。日本で丁寧に編み立てているんですが、 繊細な技術はやはり日本のニッター(ニット編み職人)さんが最高ですね。まさにベーシックが引き立つ一着です。