1. HOME
  2. 特集
  3. バイヤーに聞いた自転車通勤に使えるセットアップの裏側 「WWS × 417 for CYCLE BASE ASAHI」
417 EDIFICEではお馴染みWORK WEAR SUITことWWSのセットアップ。
今回はそこに、全国に販売店を展開する自転車ショップとしても有名な
「CYCLE BASE ASAHI」も含めた3社のコラボレーションが実現。
WWSが誇る抜群の機能性のセットアップを自転車ユーザー向けにアップデートしました。
  • ー 今回CYCLE BASE ASAHIさんと別注に至った経緯みたいなものがあれば教えてください。

    北野:コロナ渦で変わりゆくライフスタイルの中で自転車通勤が増えているという事実をもとに今回はこの「自転車通勤」に特化したモノ作りをしてみようということで企画は始まりました。
    ですが我々はあくまで洋服屋なので、どこかそういったノウハウを持ったところと共同で製作したいということになったのですが機能性を持ったモノづくりをするにあたりすぐにWWSさんが頭に浮かび最初に声をかけました。

  • ー 417とWWSさんといえば以前から別注を発売しているタッグですよね。

    北野:そうですね。一緒に自転車通勤に特化したスーツを作らないかとお話しさせていただいたところ、嬉しいことにすぐにやりましょうという返事をもらったのですが、我々だけだと自転車通勤をする方の気持ちを捉えきれないということになり自転車屋さんに協力してもらおうという流れになりました。

  • ー そういった流れがあったのですね。

    北野:とはいえ、色々なメーカーから自転車通勤に特化したスーツというのは作られているなかで私たちとしてはより身近に感じてもらえるように皆さんが知っているような自転車屋さんと組みたかったという想いがあり、全国に約500店舗あるCYCLE BASE AHASIさんがそういった意味でぴったりだと思いました。

  • ー 確かにアサヒさんといえば誰でも知っている自転車屋さんといっても過言じゃないですよね。

    北野:アサヒさんは「自転車ライフを素晴らしいものに変えていく」という素晴らしい目標を掲げております。そういった志からも一度相談してみようと考えました。 ただアサヒさんはアパレルとのコラボレーションはあまりやってこなかったのでこの企画を実現するまではかなり苦労しました、、、笑
    大阪の本社に行かせていただき、この企画は絶対にアサヒさんのユーザー様にも面白いと思ってもらえると熱弁した記憶があります。

  • ー 異業種とのコラボレーションといえば昨年に行なった航空会社のANAさんとの別注もありましたよね。今回の別注にもそういった背景は関係しているのでしょうか。

    北野:そうですね。前回のANAさんの反響は今回の企画に影響しています。
    今はコロナウィルスの影響もあり、飛行機に乗る機会も減ったと思いますが前回のジェットセッタースーツは、実際に飛行機に乗る機会がある方からは大変好評でした。それが自信に繋がり今回の企画も自信を持って進められたと思います。

  • 昨年発売したWWS×417 for ANA

  • ー 前回も実際に飛行機に乗られる方をイメージしたようなディテールがあったと思いますが、今回もそういったディテールやデザインへのこだわりはございますか。

    北野:いちばんこだわったのはお仕事に着ていけるスーツとして成り立っていることです。ディティールや機能を詰め込みすぎるとお仕事のスーツとしての見た目を見失ってしまいます。そのバランスに注意しながら進めました。

  • ー 機能性はもちろん欲しいですが、やっぱり実用性というポイントは外すことが出来ないですよね。

    北野:仕様に関してはWWSさん、アサヒさんとお話をしながら決めました。まずはアサヒさんから実際に自転車通勤されているユーザー様のお悩みについて聞かせていただきました。
    自転車通勤の方にとっての最大のお悩みは、お尻と肩の部分、要するにサドルとリュックが当たる部分が擦れて生地が光ってしまうことでした。
    それに対してはWWSさんのアルティメックス素材が耐摩耗に対しては非常に強いということでこの素材に決めております。

  • WWSの特許取得素材「アルティメックス」

  • ー なるほど。それは確かに自転車に乗っていないと気づかない部分ですよね。

    北野:それ以外にもカギホルダー、ベンチレーション、パンツの裾等、アサヒさんから頂いたキーワードをデザインに落とし込んでおります。

  • ー ディテールはたくさんありながらも見た目はまさにスーツそのものですよね。 自転車を通勤に使う方には是非オススメな1着ですね。

    北野:通常の用途として着る方はもちろん自転車通勤をされるすべてのビジネスマンに一度着ていただきたいです。今回はジャケット、パンツそれぞれに自転車用のディティールを入れてますので是非セットアップで着てもらえると嬉しいです。また今回の企画でユーザー様に自転車通勤が楽しいと感じてもらえれば幸いです。好評であれば、次回はシューズ、カバン等まで拡げてアサヒさんと一緒にモノ作りしたいと個人的には考えております。

  • 北野 浩規HIRONORI KITANO

    417 EDIFICEのブランド立ち上げメンバーとして10年以上ブランドに携わる。バイヤーとして商品の買い付けを行う一方、商品の企画も担当し、高い感度と独自の感性でブランドを盛り上げている。