

春の訪れを感じるこの頃、お気に入りの春アウターを手に入れたら気分もコーディネートも一新できる。
今すぐ着たいマストな春アウターを人気モデルの辻元舞さんが着こなします。
マウンテンパーカー、ニットガウン、Gジャン、いつもの定番アイテムも
今年はゆるく日常に取り入れたいムードに。
今回は特別に、スタイリスト縄田恵里さんのスタイリング解説付きでご紹介。


eri :リネンライクなジャケットはきちんとカジュアル、両方のシーンで活躍できる万能アイテム。カジュアルなシーンでは、たとえばトレンドのジャンパースカートとも相性◎。ニットを肩かけしたり、ミニバッグやスリッポンなど、ラフな小物を合わせることで、より旬のスタイルに。ジャンパースカートがカジュアルなので、子供っぽくならないようにベーシックカラーでまとめるのがポイントです。
mai :リネンジャケットはプライベートでは持っていないアイテムですが、こうしてジャンパースカートなどカジュアルなアイテムとも合うのは新発見!自分の持ってるカジュアルとも合いそうで、ジャケットは着るだけでシャンと見せてくれるので活躍しそうですね!リネンはシワになりやすいイメージだけど、これはリネンの風合いがありながらシワになりづらいところもいいですね。



eri :軽くて着やすいと人気のダンボール生地を使った、パーカー感覚で羽織れるフーテッドアウター。Aラインで体型カバーもしてくれるリラクシーなフーテッドアウターはほっこりにも見えてしまうこともあるので、ハンサム系のアイテムと合わせるのがオススメ。たとえばトレンドのジャンプスーツに合わせたら都会的な雰囲気に。コートがAラインなので、インはIラインにするとスタイルアップかつ、ほっこり防止にひと役買ってくれます。


mai :ケープってバッグが持ちづらかったり実際のところ使い勝手があまり良くないから、袖を通せてケープ風に見えるデザインは嬉しい!袖まわりがゆったりしてるので、まだ肌寒い日は厚手のニットを中に着られるのもいいですね。自転車に乗る日にもちょうど良さそう。レザー風のパイピングがポイントになっていて可愛いですね。」



eri :少し長めのミドル丈のマウンテンパーカーは旬のビッグシルエットと好相性。太パンツなど重めのボトムバランスにも合います。スポーティアウターに相反する女っぽいマキシワンピを合わせるのも素敵。ビッグ×ビッグシルエットなので、足元にはトングサンダルの抜け感を。ベージュのアウターにはメリハリ配色ではなく、全体をワントーンで馴染ませてリラクシーに着るのが今っぽいと思います。
mai :マウンテンパーカーってママにとっての最強アウターですよね。このケープハイツのは撥水と聞いて、ママって公園に長くいたり、ちょっと雨の時は傘なしなんてこともあるから、これもとっても使えそう。カジュアルなものが多い中で、これはドロップショルダーのモードなシルエットで都会的に着られそうなところも魅力的です。




eri :引き続きトレンドのビックシルエットのロングコート。さっと羽織るだけで映えるきれい色コートは1枚持っておくと便利です。サイドのスリットと柔らかい落ち感のある素材がリラクシーで素敵。ミントグリーンは、いろんなベーシックカラーに併せやすくて旬のスタイルにアップデートしてくれる万能カラー。コーデは旬のシアーブラウスにジョッパーパンツで抜け感のあるヌーディで女っぽいパンツスタイルに。

mai :アウターはついベーシックカラーを選びがちですが、春はきれい色に挑戦したくなりますね。ミントグリーンはベージュや白、グレーなど合わせる色を選ばず、大人もチャレンジしやすい色だと思いました!1枚仕立てで軽くて、ビッグシルエットでも小柄な人でも着られてる感がなく着やすかったです。


eri :70’sなメンズっぽいヴィンテージ感が今また旬だけれど、チノパンツやロゴTなどを併せてしまうとアメカジっぽく幼くなるので、大人が着るならスカートや、×ハイウエストパンツなら肌見せするなど、女っぽい抜け感を作るのが正解。+少しのモード感のある小物や色あわせでより洗練された印象に。袖はたくしあげずに指先をちょこんと出す“萌え袖”にすると、より女性らしく着られます。」


mai :とっても可愛くて、大好きな1着。ビッグシルエットもここまで思い切ると、Gジャンも新鮮になりますね!ビッグシルエットは小柄だと似合わないかなと敬遠しがちですが、これは小柄を可愛く見せてくれるシルエットだと思いました。プライベートでもサイズやシルエットに捉われず、着てみていいなと思ったものは挑戦しています。



eri :ロングのニットアウターは、体型カバーできて着心地も良い便利アイテム。Iラインでスッキリ着るのがポイントです。モノトーンでフレンチシックな正統派スタイルにするなら、スクエアバッグとローファーで潔くクラシカルにまとめるのが正解。のっぺりしないように、素材感の違うアイテムや女っぽいアイテムを1点投入するのがオススメです。
mai :一見するとニットコートに見えないきちんと感。ニットガウンはカジュアルなイメージがありますが、これはすっきりと知的に見えて、打ち合わせや、子どもの送り迎えや行事など母のシーンでも活躍しそうですね。きちんと見えるけれどニットなので着ていてラクなので、抱っこもしやすくて小さいお子さんがいる方にも良さそうです。



eri :カッコ良い黒のマウンテンパーカーはメリハリ配色で都会的に着るのが正解。モノトーンでまとめるのもモードでおしゃれだけれど、今年の旬カラーのピンクで女っぽく着るのもオススメです。スポーティなアイテムこそ、トレンドのきれい色との相性◎。甘いピンクのスタイルをマウンテンパーカーがシャープに引き締めてくれます。


mai :ママの日常にはマウンテンパーカーが大活躍ですよね。これは腰が隠れるデザインで、公園でしゃがんだりする時にも安心!腰は隠れるけれど、地面にはつかなそうな絶妙丈で、ママ目線ではとっても助かります。金具がゴールドなのでカジュアルすぎない印象できれいめにも着られそうですね。


辻元舞モデル
1987年生まれ、京都府出身。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンでダンサーとして働いていたところスカウトされ上京。モデルとして活躍する一方、テレビ番組の『プレバト!!』で披露する絵画の才能にも注目度も上昇中!プライベートでは4歳と1歳の男の子ママ。
縄田恵里スタイリスト
「VERY」「Oggi」など数々の女性誌で活躍する人気スタイリスト。都会的でクールな中にも、女性らしさを大切にした着こなしが注目の的。取り入れやすいトレンド提案が得意なコンサバ派の強い味方。 プライべートは1歳のママ。
Photographs:川崎一貴〈MOUSTACHE〉
Styling:縄田恵里
Hair & Make-up:森野友香子(Perle)
Text:栗生果奈