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  3. プレスのヒソヒソ話『フェムケアって知ってる?』〜ファッションも楽しめるEMILYWEEKの吸水ショーツのことなど〜   
  • 最近よく耳にする「フェムテック」「フェムケア」なる言葉について、皆さんはご存知ですか?
    2012年ごろドイツで生まれた「フェムテック」という市場は、フィメール(女性)とテクノロジー(技術)の造語で、生理、妊娠、不妊、更年期といった女性の健康課題をテクノロジーを使ったプロダクトやサービスで解決しようとするもの。
    一方「フェムテック」の一環として捉えられる「フェムケア」は、テクノロジーは使わないものの女性が不快と感じることや我慢していた部分を改善するアプローチ。これまでタブー視されていたこれらの話題ですが、ファッション誌などで取り上げられる機会も増えてきているそう。

    今回は、女性の生理周期に寄り添ったライフデザインを提案するEMILY WEEKコンセプター柿沼(以下、柿)と、“初めてフェムケアに触れる”ゲストにIENAプレス長谷川(以下、長)、FRAMeWORKプレス中村(以下中)、 Deauxieme Classeプレス刈部(以下、刈)を迎え、新しく発売されたばかりの吸水ショーツを中心に、おすすめアイテムの解説を交えて紹介する企画です。

  • 最近よく耳にする「フェムテック」「フェムケア」なる言葉について、皆さんはご存知ですか?
    2012年ごろドイツで生まれた「フェムテック」という市場は、フィメール(女性)とテクノロジー(技術)の造語で、生理、妊娠、不妊、更年期といった女性の健康課題をテクノロジーを使ったプロダクトやサービスで解決しようとするもの。
    一方「フェムテック」の一環として捉えられる「フェムケア」は、テクノロジーは使わないものの女性が不快と感じることや我慢していた部分を改善するアプローチ。これまでタブー視されていたこれらの話題ですが、ファッション誌などで取り上げられる機会も増えてきているそう。

    今回は、女性の生理周期に寄り添ったライフデザインを提案するEMILY WEEKコンセプター柿沼(以下、柿)と、“初めてフェムケアに触れる”ゲストにIENAプレス長谷川(以下、長)、FRAMeWORKプレス中村(以下中)、 Deauxieme Classeプレス刈部(以下、刈)を迎え、新しく発売されたばかりの吸水ショーツを中心に、おすすめアイテムの解説を交えて紹介する企画です。

  • ブランドのスタートは布製ライナーとアロマシリーズ。

    ―今日はよろしくお願いいたします。さっそくですが、改めてEMILY WEEKというブランドについて教えていただけますか?

    柿:はい。EMILY WEEKは生理週間を軸に女性の体の4週間のバイオリズムに寄り添い、それぞれに合った心地よいリズムをサポートするライフデザインの提案、というのが基本コンセプトです。具体的には生理痛などが発生しやすい“リセット期”(生理期)、活動的な気分が上がる“アクティブ期”(生理後1週目)、調整期となる“ニュートラル期”(生理後2週目)、イライラなど心身の不調を感じやすい“バランス期”(生理後3週目、生理前)と4つのテーマを設定し、悩みに寄り添うアイテムを開発しています。

    一同:なるほど。わかりやすいです。

    柿:ありがとうございます。そのコンセプトのもと、最初に作ったのは布製ライナーとアロマシリーズなんです。これがアロマオイル。

  • 中:いい香り~~~。

    柿:“リセット期”には、浮かない気分もすっきりとした香りで気分転換ができるよう、心を鎮静させるラベンダーやクラリセージをブレンドしました。“バランス期”も同じくクラリセージのブレンドだけど、ローズの香りをメインに幸福感の高まる華やかな香りにしています。

    長:ローズだけど甘すぎない香り。

    柿:“アクティブ期”は活動を後押しするさわやかでフレッシュな柑橘系のブレンド、“ニュートラル期”は眠りの環境を整えてもらいたいから瞑想の精油とも言われるサンダルウッドやフランキンセンスなど木の香りに。ニュートラルブレンドは、実は男性ファンも多いんです。

    刈:わたし、これ好きかも。

    柿:アロマの調合師の方を中心にブレンドの開発を進めたのですが、みんな好みがあるように、スタッフそれぞれの体調や気分で好きな香りが変わるから毎回違う感想になっちゃって大変でした(笑)。でも苦労した甲斐あって、どれもお気に入り。

    中:アロマ大好きでよく使うんです!お風呂に入れたりとか。

    柿:お風呂に入れるのもいいですよね。オイルはそのままじゃなくて天然塩などに混ぜてバスソルトとして使うと、保湿効果も高まり香りも楽しめますよ。

    中:そうなんだ!オイルそのままで使ってた…。

    柿:そのまま使う方が多いんですが、精油は濃度が高いから皮膚にも刺激が強いんです。お風呂に入れる場合は、薄めてからがおすすめ。

    中:今日からそうします!

    刈:リビングでも使いたいけどディフューザーがなくて。

    柿:そういうときは、マグカップにお湯を張って1~2滴垂らすだけでも部屋にひろがった香りを楽しめますよ。

    刈:そんな気軽にできるんですね。いいかも。

  • 柿:同様に布製ライナーも4つのテーマに合わせて、オーガニックコットンやシルクニットなど肌に当たる面の素材を変えて提案しています。

  • 吸水ショーツのこと。

    柿:ブランドがスタートして3年になるんですが、ファッション誌などでも「フェムテック」が話題になり取り上げてもらう機会も増えてきて。国内でもいろいろなアイテムが発売される中で、EMILYWEEKオリジナルの吸水ショーツを作りたくて、去年から開発を進めてようやく完成しました!本当にうれしい。

  • 中:吸水ショーツ??

    柿:第4のサニタリーアイテムと言われていて生理前や終わりかけ、おりものの量が多いときなどに心地よく利用いただけるショーツなんです。

    刈:ついこの間、偶然、吸水ショーツのことを知ったんです。すごく興味があったから直接話を聞けるの楽しみ。

  • 柿:まず最初に紹介したいのが、NYブランドの「THINX(シンクス)」。吸水ショーツで一番最初に世界的に話題となった、フェムテック界では有名な企業なんです。ちなみに日本の店頭でご覧いただけるのは今のところEMILY WEEKだけです。クロッチ部分に吸水布と防水布を内蔵した4層構造でできていて、生理が始まりそうだなってときや、終わりかけの頃もこれだけで過ごせるから、生理前後の不快感がかなり軽減されます。生理中はタンポンや月経カップ、ナプキンとの併用がおススメですが、おりものの量が多いときなんかもいいですよ。わたし自身、生理前後に使うことでいわゆる生理期間が短く感じられて「日常の期間が長くなるイメージ」で過ごせるようになりました。

    一同:すごい!

    刈:デザインもすっきりしていてスマートですね。

    柿:そうなんです。ビジュアルもとてもスタイリッシュですし。

    長:ほんとだ。インスタも素敵!

    刈:素材も薄いから洋服にも響きにくそうだよね。

  • 長:こっちがエミリーですか?

    柿:はい。エミリーの吸水ショーツは肌に触れる部分はオーガニックコットンをメインにした生地を使っています。オーガニックコットンにもいろいろあるんですが、ビオリコットンっていう生産地域の女性支援や教育支援に還元されるフェアトレードのもので、品質も高く、これは本当にきもちいい!吸水性と防水性の両方の機能を持たせた1枚の生地を挟み込んだ3層構造でマチ部分もすっきりしたデザインにできたのも大きい特徴。さっきのTHNIXもだけど吸水ショーツは4層構造のものが多いんです。あとは、サニタリーショーツって一般的に漏れを防ぐためにそけい部の締め付けが強いものが多いんだけど、血流が滞ってしまうことは生理痛にも影響すると言われています。だからハイライズでお腹周りをソフトに包み込み、そけい部はゴムが当たらないよう深めカットし、固定はするけど締め付けすぎないデザインに。これは吸水タイプじゃないエミリーのサニタリーショーツも同様です。

    長:今まで何も思わず、そういうものだと思って使ってた…。

    柿:そうですよね。新しいアイテムを使ってみて初めて、これまで気づかなかったストレスに気づくんだと思います。

    中:“リセット期”じゃなくても、寝るときコットンの下着にするだけで気持ちいいから生理中だともっとよさそう。

    柿:あとは何より、ブラとのコーディネートでファッションとして楽しめること!他ではショーツだけ展開しているブランドが多いんだけど、エミリーでは定番シリーズの一部と同色同素材で作ってるから是非あわせてもらいたいです。

  • 長:かわいい!気分あがります!!水着みたいな見た目だし、上にニットとか合わせて部屋でも過ごしたいかも。

    中:それいい!映画の1シーンみたいだね。

    刈:これってどのくらいもつんですか?

    柿:使い方や洗い方、着用頻度にもよるので一概には言えないのだけど、下着の寿命は1年が目安と言われているからそのくらいを目安にしてもらえればいいかな。

    刈:そうなんですね。あとお手入れ方法も知りたいです。

    柿:弱アルカリ性の洗剤を溶かした40度くらいのぬるま湯につけ置きしてもらって、すすぎ洗いしてから洗濯ネットに入れて洗濯機で洗ってください。

    長:つけ置きって聞くとハードル高く感じるけど、お風呂でちょこっとやればいいのか…。

    柿:そうそう。実際にショーツに漏れちゃったときとかと同じだし、漏れたときと違って気持ちも穏やかですよ。

    中:寝るときにもよさそう。

    柿:うん、おすすめ。

  • あたためることとファッションのこと。

  • 長:わたし、生理痛もけっこうあって…。

    柿:人それぞれとはいえ、つらいですよね。即効力のある薬を飲むのはもちろんだけど、お腹をあっためると気持ちの面でも安らぎますよ。例えば、こういった腹巻をつけるとか。これは保温力の高いシルク生地を使っていて、湯たんぽしてるみたいにじんわりとポカポカして、とっても暖かいんです。

    長:値段も買いやすい!これほしいかも!

    中:わたしも気になる。今まで洋服から化繊の下着が見えちゃうことが嫌だなって思ってて。このリブの雰囲気なら見えてもかわいいよね。

    刈:長袖インナーって首周りの開きが広い洋服のときに見えちゃうことがあるから、そういうときにもよくない?腹巻なら見える心配なくて。

    長:たしかに!!

  • 柿:足首をあたためるのもおすすめ。このエアウールニットは軽くて柔らかいし、長めのデザインだからくしゅくしゅっとさせた着方でバランスも変えてもらえます。

    刈:ファッションとしてもレッグウォーマーは流行ってますよね。短めのパンツにレッグウォーマー+フラットシューズとか、Deuxieme Classeでは、結構スタッフも取り入れてます。

    柿:みんなやっぱりファッションが好きなんですね。そういう見方をしてもらえるとブランドとしてもうれしい。やっぱりファッションって気持ちをポジティブに変えてくれる力があるから。ブランドで大切にしている部分のひとつでもあります。

    長:エミリーの下着のセットアップは前から好きです~。着る服によって本当は下着も変えたい!

    中:家で過ごす時間も増えたしね。下着や部屋着が前よりも気になるようになったなあ。

  • ―最後に、対談を終えて皆さんいかがでしたか?

    中:興味深い話がたくさんで楽しかったです!

    刈:吸水ショーツ使ってみたいって思いました。

    柿:ありがとうございます。こういった話ができてわたしも楽しかったです。女性特有の悩みやケアのこと、日本ではまだまだ話しにくさを感じることも多くて。当たり前のことを当たり前のこととして、普通に会話できる環境が広がってほしいです。

    一同:今日はありがとうございました!