
Change your view.
新たなアイウェアと価値観を。
ミュージシャン / AAAMYYY(Tempalay)
ベイクルーズグループ初となるアイウェア専門のセレクトショップ「EYETHINK HIROB(アイシンク ヒロブ)」。国内外の数あるブランドの中から厳選したプロダクトは時代を超えて愛されるスタンダードに成り得るアイテムと言っても過言ではない。そんな同店にて新しいアイウェアと共に新しい視点を手にしていただきたいという想いから、いま注目の人々に登場してもらう連載企画。今回はTempalyのメンバーとして加入後、メキメキと存在感を発揮しだしたAAAMYYYをフィーチャー。いま国内のインディ音楽好きで彼女の歌声やトラック、シンセのフレーズを聴いたことがない人はいないのでは? なんていいたくなるほど。実はソロとしても2年前にフルアルバム『MABOROSHI WEEKEND』を発表していた彼女。今年に入ってから、Sen Morimotoとのコラボなど軽やかに海を渡ったコラボも実現。アイウェアを用いたファッションの話に紐付けて、緩やかなにいまのモード、そしてアーティストとして軽やかに様々なアーティストとコラボレーションをして楽曲を発表し続ける彼女の現在について聞いてみた。まずは本企画の根幹、ファッションのお話からどうぞ。
Photo_Kaori Akita
Hair&Make-up_Hitomi Kanto(people)
Text_Hiroyoshi Tomite
Model_AAAMYYY(Tempalay)
最近はシャキッとしたアイテムが気分です。

―今回はご出演ありがとうございます。このご時世ですが、最近何かショッピングはしましたか?
はい。時々、展示会に行ってます。展示会ってなんかワクワクして好きなんですよ。あとはちょっと前に渋谷パルコでやっていた「EYETHINK HIROB」のPOP UP SHOPに行って、チタンのゴールドカラーのメガネを買いました。
―じゃあメガネは結構持ってるんですか?
3〜4本です。薄い色付きの運転用のサングラスとか。あとは...オシャレメガネとか(笑)。目は良い方なので、全部伊達になっちゃうんですけど。ファッションアイテムとしてメガネはかなり好きで。
―どんな時にメガネを掛けるんですか?
ちょっと印象を強くしたい時、シャキッと見せたい時に着けるようにしてます。後はアクセサリーをジャラジャラ付けない時にアクセントとしてつけるようにしていますね。わたし、普段あんまりメイクをしないんですよ。なのでメガネでちょっとメイクの代わりに主張が強いアイテムを、みたいな。上手く言えないですけど(笑)。
―今日選んだアイテムはMYKITA(マイキータ)とMaison Margiela(メゾン・マルジェラ)のコラボのやつ選んだそうですけど、その理由は?
フレームが薄いステンレス製で、珍しい形のフレームで。レンズの色がスモークがかっていて。ハイブランドの服にも、カジュアルな服にもどっちにも合うなと思って選びました。


- ―じゃあどこかにお出かけするときのお供にメガネを掛けているということなんですね?
おしゃれで気持ちがワクワクするようなパーティってあるじゃないですか。最近だと展示会とかわたしはワクワクするんですけど。そんな心が踊るところに行きたいですね。
―こういうそういうドレッシーなアイテムを身に付けて出かけたら、ちょっと楽しいですもんね。確かにどこかにおしゃれして出かけるっていう感覚がないとつまらなくなっちゃうし。
そうですよね。高校の時とかにやりました。「これ可愛い」とかいいながら、みんなで家で着替えたりして。それで友達の家のパーティに行くみたいな。アメリカ映画みたいな、あの感覚っていうか。
―じゃあメガネもそういうちょっと楽しいワクワクするような出来事を起こしに行くような時に着けたいなみたいなのもあるんですかね。
そうですね。

―ソロの時とTempalyの時とでファッションのテイストが違う印象ですけど。それは意識的に?
それは意識しています。Tempalyのライブの時はカジュアルなコーディネートが多いですかね。その反動で自分のソロの時には、ハイブランドの服を着たり。ムードを変えるような、カチッとした格好も最近めちゃくちゃ好きですね。
―自分が好きなファッションのスタイルとか、似合うのモノとかを分かりだしたのっていつくらいからですか?
未だによく分かってないです(笑)。知り合いにファッション関係の方が増えたので、展示会とか撮影に呼んで頂いたりする際に、「こういうのが似合いますよ」とか色々アドバイスをもらって。「あぁそうなんですね」って。フィールドレコーディング(環境録音)じゃないですけど。そこから学習する節はあるかもしれません。
―じゃあそもそも好きなスタイルっていうか。参考にしているアーティストとか、こういう年代のこういう格好みたいなのが特別ある理由じゃないんですか?
うーん。でも同世代の好きな女性ミュージシャンはチェックしてますね。「こういう服着てるんだな」って。最近だと海外のアーティストだとClairoとか日本のアーティストで言ったらZOMBIE-CHANGとか。周りの女性ミュージシャンの子達がみんなハイセンスで、よく刺激をもらってます。
―いい意味で「わたしはこうじゃなきゃいけない」とかこだわってないというか。
そうですね。その時の気分というか。最近でいうとシャキッとしたものを求めています。
―それはなぜでしょうか。
仲良しの友達がモデルをやっていて、その影響が強いのかも。その子がSNSで「いいね」したものだったり、リンクで飛んだものは、わたしも飛んだりしてるので。Instagramの広告のアルゴリズム、ほとんど一緒なんじゃないかなぁ(笑)。
―(笑)。じゃあ別の角度から質問します。コロナが起きてからおしゃれしてどこかに出かけたり、パフォーマンスする機会も減ってしまっていて。人前でシャキッとする機会が減ったから逆にそういうものが欲しくなるのかな、と勝手な予測をしたんですけど。それは違いますか?
大正解です(笑)。ライブでは、やっぱり自分の好きな衣装を着るんですけど。ライブが頻繁にできなくなって、ごくたまに配信ライブとかそういう形になったので。ファンの方が見た時に、いつもと違うファッションをするのはちょっと楽しくなってますね。
楽曲に向き合う時間が増えて、楽しくて仕方がない。

―AAAMYYYさん個人の活動でいうと、今年も精力的に単発で楽曲を発表しているじゃないですか。これって去年からずっと動いていたものなんですか?
わたしがソロで出したシングルに関しては、今年の頭、コロナ禍になる直前くらいに録っていたものです。たまたまSen Morimotoさんとのコラボも実は録り終わってて。シカゴと東京から、リモートで録り合ったみたいな感じですかね。
―じゃあコロナが起きる前から自然とそういう遠隔での共作をやったんですね。
そうなんです。そしたらそれが誰に取っても当たり前の世の中になっちゃった。わたしも大人数でレコーディングやバンドでのスタジオ練習にあまり行けなくなって。ただ、こんなご時世でも曲は作りたいじゃないですか。そういうのもあって、OKAMOTO'Sのオカモトショウ君とかPEARL CENTERとか。そういったみんなとリモートでやりとりしながら曲を作るっていう新しい試みをしています。
―逆にこのタイミングで自宅の宅録環境が充実してなかったら、ミュージシャンは大変ですね。
コロナ禍以降、自宅の機材をかなり充実させました。マイクもそれを差すケーブルもインターフェースの機械も全部新調して。
―じゃあ環境はばっちり?
ばっちりです。(オカモト)ショウくんと録った曲は全部宅録なんです。なので歌録りとか最低限の楽器録りはレコーディングスタジオと同じくらいのクオリティを家で出来るようになったので。
―トラックは分かるけど歌録りも自宅の音声なんですか! だとしたらびっくり。めちゃくちゃリッチに録れてるじゃないですか。
エンジニアさんにこうしたらいいよってアドバイスをもらって、「分かりました!」とかいって(笑)。初挑戦でしたけど、これからも使えるなと。ミックスは餅は餅屋でお任せしているんですけど。自分のこだわりをとことん盛り込んだ環境になりました。
―コロナ禍で曲の作り方というか、他のアーティストとコラボするにしてもソロするにしてもやり方というか考え方って変わっていった感じですか?
一人ひとり家にいる時間が増えているので、必然的に画面と向き合う時間は長いと思います。なので、自宅でたくさん時間がある中で色々考えながら作れる。コロナが起きる前より深く音楽と向き合えるというか。より良い作品が出来ている気はしますね。
―毎回強い個性のある人たちとコラボレーションするのってどういう心構えなんでしょうか?
基本的にフィーチャリングとかコラボする人は人間的に合う人。基本的に気心が知れた仲なので、ずっと自然体でいれるという人とのコラボしかいまのところないのかなと思います。強いて言えば、相手のやりたいペースとかやりたいことを汲み取るとかそういう協調性みたいな部分のマインドは持つようにはしてるんですけど、お互い様というか向こうも同じくらい気遣ってくれているのでやりやすいんです。

―ライブはできなくて活動も制限されていますが、音楽制作するアーティストとしては良かった部分はありますか?
ありますね。というかいままでちょっと忙しすぎたかな(笑)。
―確かに見るからに忙しそうでした。
最初はみんなすごくフラストレーションはあったんでしょうけどね。意外と気持ちを切り替えて、楽しんでる人の方が多いかもしれません。アフターコロナをイメージしたとて、いつ前のよう活動できるかなんて分からないじゃないですか。だから皆ウィズコロナっていうものに、よりシフトしてるんじゃないかなと思います。
―他のメンバーに関してもみんな居心地良さそうですか?
ドラムの夏樹は子育てもあってすごく濃厚な家族との時間を過ごせてるし、綾斗は体を鍛えることに目覚めたりして(笑)。あとは登山とかしてますしね。


- ―最近だと自宅スタジオに大体1日どれくらい篭っているんですか?
もうずっとですね(笑)。朝起きて、今日はどの曲に取り掛かろうみたいな。全然終わりのない感じ。すごく引きこもりになりました。何か用事がないと「外出しよう」ってならなくなっちゃいましたね。けれどその分、外に出る日は外に出る日でめちゃくちゃ楽しいです。
―それだけ家だったり自分の制作環境の中に身を浸す時間が長くなると、逆にどこまで詰めたらいいか分からなくなったりしそうな気もするんですけど、そんなことないですか?
いや、それが最近楽しくて仕方ないんです。

―今年に入ってから表現したいことって変わったりしました?
変わってきていると思います。詳しくどんなことかはいま具体的な言葉にできないですけど。でも同時に、これまでもずっとそうだったというか。去年は去年でそういう気持ちだったし、今年は今年でこういう状況で。そういう意味で変わっていくのは、普段通りというか、いつも通りのことなので。
―前作のアルバムから2年。これからどんな風に活動していきたいですか?
いまは次のアルバムに向けて制作をしていて。多分その他のミュージシャンの皆さんからも、来年ものすごいアルバムがリリースされると思います。飽和しそうな状況の中で、いかに面白いことができるか。それは見せ方というか、パフォーマンスというか。ライブを含めやり方がどんどん変わっていくんだろうなと思うので。
わたしは今日の企画をはじめ、ブランドの方からファッションだとか色んなものを教えていただいた後で、自身で再構築して面白いものを作っていくのがすごく好きなので。それを踏まえて、来年あたりに面白いことができたらいいですね。その分2020年の残りわずかは、頭を使ったり感覚を研ぎ澄ませたりする時期なのかなとは個人的に思います。


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