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  3. 川上さやかさんのファション通信Vol.52 - こなれたお洒落が叶う、 冬はじめのスタイルルール
  • 日が沈み、夜が訪れ、
    冷たい空気に冬の気配を感じるこの時期。
    晩秋~初冬の冬支度を本格的に始めるみなさまへ
    いまから手に入る、ノーブルの新作ウェアを
    スタイリスト・川上さやかさんの人気連載でご紹介。
    スタイルのトレンドもお伺いいたしました。
    ぜひごらんください。
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    01
    流行りのショート丈カーデには、
    シャツとパンツで
    縦のラインを意識して。
    Sayaka’s Styling Point
    ショート丈がトレンドのニットに、シャツを思いっきりアウトにしたスタイリング。着丈の差を楽しんで、バランス良く仕上げています。ワンピースとあわせて着るのもいいですが、ボウタイやセンタープレスのパンツのような、縦のラインがあるものを合わせると、ボリュームのあるモコモコしたニットが着膨れせず、すっきり着ていただけます。ピンクが主張しすぎないよう、全体的にやわらかいトーンでまとめています。
    SHIRTS / UJOH / ¥42,900(店舗限定発売)
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    02
    甘めニットビスチェには、
    ハンサム要素で大人っぽく。
    Sayaka’s Styling Point
    大人には挑戦アイテムである可愛いニットビスチェを、あえてマニッシュなシャツ・ジャケット・パンツで甘さを引き締めて、「 自分ならこう着るかな」 と思ってスタイリングしました。ビスチェのデザインがペプラムになっていてボリュームがあるため、パンツはワイドではなく、センタープレスの入った縦のラインを協調してくれるすっきりしたシルエットのものがおすすめです。足元にはトレンドのメリージェーンで、女っぽさも足しています。
    PANTS / NOBLE / ¥28,600 (11月上旬発売予定)
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    03
    ジャケットONして羽織る
    ボリュームカーデスタイルが気分。
    Sayaka’s Styling Point
    ニットカーデだけど、アームホールがゆったりしているから、ジャケットの上から羽織っても可愛いかなと。デニムライクオーバージャケットの上から着てこなれ感UP して、ストールのように纏う感じですね。スチールだと風が吹くと着崩れたりしますが、カーデならそんなわずらわしさもなく過ごせます。とろみのあるシャツと、スリムなレギンスパンツで、ボリュームのメリハリをつけながら、女らしさを忘れずに。
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    04
    ストールのように
    ニットを肩掛けにして、
    こなれたトラッド感を演出。
    Sayaka’s Styling Point
    鮮やかなグリーンのニットに、ストライプのシャツを合わせることで印象が和らぐため、色物にチャレンジしたい方におススメのレイヤードスタイル。淡いカラーのボトムス合わせで、さらに優しく仕上げています。ストールのようにニットを肩掛けして、トラッドな雰囲気が出ると秋らしさが出て可愛いなと。ニット× ニットだから、パンツは少し光沢のある素材を。バッグとローファーを黒で引き締めると、よりトラッド感が引き立ちます。
    PANTS / NOBLE / ¥28,600 (11月上旬発売予定)
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    05
    グレーでまとめた淡色コーデは、
    異素材の組み合わせで
    風合いの差を楽しんで。
    Sayaka’s Styling Point
    チェックパンツを主役に、グレーとオフホワイトのグラデーションでまとめて。ニットは流行りの襟付きデザインで、一枚で着ても主役級の可愛さがありますが、中にタートルを着ちゃうと少しほっこりしてしまうため、シアーなシャツなどの異なる素材をレイヤードしてあげると、スタイリッシュに決まります。冬は重ね着する季節なので、シャツはアウトしてレイヤードを楽しんでもらうのがおすすめです。
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    06
    暖かいボリュームニットには
    さらりと羽織れる、
    上質素材のフーディーコートを。
    Sayaka’s Styling Point
    上質で肌触りのいい、リバーフーディーコートは、ゆったりとしたシルエットで中に着こめる余裕があるので、厚手のニットを着てもモコモコして見えないのがうれしい。ニットは編み目がはっきりしているから、のっぺり見えなくていいですね。編み目が目立つ立体的なニットは、レイヤードをする冬の着こなしに奥行を出してくれます。ウェアの素材で温かみを出しながら、チェーンバッグで華やかな軽やかさもプラスしています。
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    07
    1枚着映えのニットワンピースは
    首元のレイヤードで表情を変えて。
    Sayaka’s Styling Point
    ブラウンのニットワンピースはゴールドボタンが効いているので、一枚着映えでそれだけでも素敵ですが、ちょっと違う着方をするだけで、ワンツーコーデから一味違った表情に。タートルでもいいですが、まだ暑いのでクルーネックの白いニットを入れると、ブラウンのワントーンが軽やかな印象に仕上がります。ロングワンピースには、少し裾が見える程度のロングコート合わせが、シルエットのバランスがよりまとまります。
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    08
    主役級のプリントパンツを
    ダークトーンでまとめて品良く。
    Sayaka’s Styling Point
    街中のライトをイメージしたプリントパンツは、一見スタイリングが難しく感じるかもしれませんが、ブラックベースなので意外と合わせやすいのでおすすめ。パンツを主役にしながら、色合わせをネイビーでまとめると大人っぽく仕上がります。シンプルなシャツではなく、フリルディテールがあるシャツで遊びを入れて、コートはスタンダードなものを選ぶと、よりプリントやフリルディテールが引き立ちます。
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    09
    トレンドのファージレは
    ショート丈ですっきりIラインの
    ニットワンピでカジュアルに。
    Sayaka’s Styling Point
    身体を覆う細リブのニットワンピースは、のっぺりとして見せないようにするのがコツだと思っていて、今回はトレンドのファーアイテムの中から、コンパクトかつボリューミーなジレをレイヤード。ボリュームのあるファーとIラインのニットワンピースは、お互いに相性が良いアイテム。同じトーンでまとめることで、ファーのアッパーさも和らげてくれます。ブーツなどで女っぽくするのもいいですが、コンサバすぎないようスニーカーとキャップでカジュアルに外して。
    CAP / VanPALMAボアCAP / ¥19,800 (11月上旬発売予定)
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    10
    モカムースのグラデーションで、
    秋冬ムードを盛り上げて。
    Sayaka’s Styling Point
    ワンピースのようにセットアップで着た、ペイズリー柄の色味に合わせて、アウターも同系色のベージュでトレンドのモカムースの世界観を。アウターは黒でもいいのですが、明るめのベージュを着ると柔らかくなり、柄の良さも引き立ちます。柄物を着るときは、その中に入っている色味でコーデを組むのがおすすめ。バッグやシューズも、柄の中から抽出した濃色を意識して合わせて、メリハリをつけています。
    SKIRT / COUTURE D’ADAM / ¥49,500(店舗限定発売)
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    スタイリスト
    川上さやか
    女性ファッション誌を中心に、WEBメディア、カタログなどで活躍する人気スタイリスト。初の著書「おしゃれになりたかったら、トレンドは買わない」(講談社刊)が発売中。
    Photographs : Takehiro Uochi
    Stylling : Sayaka Kawakami