![](https://feature-tool.bcg.staff-start.com/as/o/eyJfcmFpbHMiOnsibWVzc2FnZSI6IkJBaHBBbjFuIiwiZXhwIjpudWxsLCJwdXIiOiJibG9iX2lkIn19--793ade367cbc903ad7411e7e85ab41fbe0131913.jpg)
ENGINEERED GARMENTS(エンジニアド ガーメンツ)とLOWERCASEがコラボレーションをし、シャツのコレクションを展開。
今回は梶原由景が「自分が着たい」と思う、大人の男性に向けたシャツを3型リリースする。
デザインは、長袖と半袖のプルオーバーのシャツに、ビッグシルエットのシャツ。
今回はRing of Colourにて掲載されている前編に引続き後編をダイジェスト版でお送りいたします。
Photo_Ko Tsuchiya
Interview & Text_Aika Kawada
![](https://feature-tool.bcg.staff-start.com/as/o/eyJfcmFpbHMiOnsibWVzc2FnZSI6IkJBaHBBbjVuIiwiZXhwIjpudWxsLCJwdXIiOiJibG9iX2lkIn19--a18ac42c43b4f1b75f261279d94261f20ce3990a.jpg)
ENGINEERED GARMENTS(エンジニアド ガーメンツ)とLOWERCASEがコラボレーションをし、シャツのコレクションを展開。
今回は梶原由景が「自分が着たい」と思う、大人の男性に向けたシャツを3型リリースする。
デザインは、長袖と半袖のプルオーバーのシャツに、ビッグシルエットのシャツ。
今回はRing of Colourにて掲載されている前編に引続き後編をダイジェスト版でお送りいたします。
Photo_Ko Tsuchiya
Interview & Text_Aika Kawada
―コレクションのコアとなるアイテムは?
梶原由景(以下、梶原):半袖のプルオーバーのシャツです。プルオーバーは、個人的にデザインが好きですが、洋服の機能やスタイリングのしやすさについては、オールマイティではないと思っていて。なので、“フェイクプルオーバー”と名付けて、見た目はプルオーバーだけど、実は普通の前開きのシャツと同じ仕様になっているデザインを考案しました。EDIFICEでは同じタイプの長袖も展開します。
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―ビックシルエットのシャツについてはいかがですか。
梶原:最近、よく目にするスタイリストの長谷川昭雄さんが手がけているビッグシルエットのスタイリング。とても好きなのですが、若い人には似合うけれど、僕らの年齢の人がするとぶかぶかの洋服を着た変な人になってしまう。それもあってビッグシルエットのシャツを、デザインの“妙”で大人が着られる形に仕上げていただきたいと思い提案しました。(このアイテムに関してエディフィスでは取り扱いはありません)
―このリクエストについて、どのように思われましたか。
鈴木大器(以下、鈴木):すごくいいアイディアだと思いました。アイテムそれぞれの方向性についてもなるほどと納得しましたし、梶原さんらしいですよね。ど定番なんだけど、ちょっと違う発想を盛り込むのは。
梶原:これまで手掛けたアイテムより、だいぶふざけた発想だったと思います。これは笑い話ですが、ENGINEERED GARMENTSが某アパレルメーカーとコラボレーションした時に、大器さんがシャツのワンポイントとして馬とペンギンとワニがついているものを提案したという話を聞いて(笑)。
梶原:そういったユーモアの感覚がアリならば、思い切った遊び心があるディテールのアイテムが一緒に作れるのではないかと感じて、恐る恐る相談してみました(笑)。
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―アイディアをデザインに落とし込む上で、難しかった点はありましたか。
鈴木:作る上で難しいことはありませんでしたが、プルオーバーのディテールでフルオープンのシャツを作るのは初めてのことでしたね。物として売っているのも見たことがないかな。プルオーバーは個人的にも好きなデザインなので、楽しんで取り組みましたよ。僕たちの世代は好きな人が多いんじゃないかな。
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梶原:プルオーバーは、時としてかわいくなりすぎちゃうのを解消したかったんです。ジャケットを着ても、どうしてもお腹あたりのデザインが全くない状態になる。何かしらあったほうがスタイリング自体は決まると思うんですよ。でもどうしても剣先のディテールは残したくて。双方の見た目のいいとこ取りをしたということです。
―今回のコレクションは、EDIFICEとその他限定された店舗での展開と伺っています。
梶原:これまでの「自分が着たいと思う服」シリーズを置いてくれているショップです。先程のフェイクプルオーバーシャツの長袖はEDIFICEのみのエクスクルーシブ。半袖は他のセレクトショップでも展開します。
鈴木:ネームも、ENGINEERED GARMENTSとLOWERCASEの名前が並んだものが付くんですよね。
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梶原:はい、特別に作っていただいたネームが付きます。今後、このコレクションは、一部定番化をして色の展開を増やしていきたいと考えています。今回はイエローが出るのですが、ピンクの展開をしたいと思っているのでお楽しみに。
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梶原由景/LOWERCASE代表
アパレルから通信まで幅広い業界にクライアントをもつクリエイティブ・コンサルティングファーム、LOWERCASE代表。
ファッション、デジタルに精通するほか、美食家としても有名。鈴木大器/NEPENTHES AMERICA INC.代表
「ENGINEERED GARMENTS」デザイナー。1962年生まれ。
89年渡米、ボストン-NY-サンフランシスコを経て、97年より再びNYにオフィスを構える。08年CFDAベストニューメンズウェアデザイナー賞受賞。日本人初のCFDA正式メンバーとしてエントリーされている。※今回の対談記事はRing of Colour様の記事より転載形式にて公開した後編となっております。
前半の記事に関しては、コラボレーションの経緯と2人が魅了される街、NYについての対談となっていますのでそちらも是非御覧ください。
前半の記事はこちら。