“TIME BE ALONE”
Edition 1
決して田舎ではないが、かといって都会でもない。
生活の匂いが隅々まで充満し、
人々の暮らしと自然が調和する港街でFOLLのワードローブ身に纏う4名の男女、
それぞれの一人の時間の物語。何か特別なものがあるわけでもないが、
何度も訪れたくなる街がある。男にとってこの街がそう。
何をするでもなく、忙しない日常から距離を取り
ただゆっくりと過ごすだけ。
柔らかでありながらしっかりと素材の芯を感じられる
手織りのカディコットンを使ったトップスとボトムスは、
朝起きて真っ先に手に取りたくなるような着心地の良さと
安心感が魅力。ジャケットではなくカバーオール型、
パンツがウエストコード付きのイージータイプと、
デザインもカジュアルに仕上げた
FOLLのアティチュードを表すセットアップ。この春から都心への就職が決まった彼女。
朝起きて港へ行くことが増えたのは生まれ育ったこの街との
別れが近づいているからか。
デイリーシャツと名付けたこちらはFOLLの定番アイテムで
今季はラミー100%。
リネンと比べるとやや硬さのある素材だが、
着やすさを考慮して強度は残しつつも柔らかく仕上げている。
パンツは柔らかさとハリを兼ね備えたブラックリネン素材。
ウエストコードにワイドシルエットという
リラクシーな仕様に加えて、利便性の高いカーゴポケットにより
ワードローブとしての完成度を高めた意欲作。大学の卒業を来年に控え人生の岐路に立つ青年は、
やりたい仕事や夢をぼんやりと考えながら日々街を歩く。
最近港でよく見かける彼女は歳が1つ、2つ上だろうか。
自分とは違う凛とした佇まいの彼女が、
彼の目には
魅力的に写っている。シルエットはゆったり、
フードは大きめで身体を包み込んでくれるフーディは夜空を
イメージしたネイビーとブラックのグラデーションカラー。
着心地の良さはもちろん、
見た目にもざわついた気持ちを
落ち着けてくれるリラクシーな一着。都会に住む彼女にとって、多忙な日々の合間を縫うように
ショートトリップに出るのが息抜きであり、ライフワーク。
日本ではアカミノキと呼ばれるログウッドという木材を使って
染色したデニムセットアップは彼女の旅のユニフォーム。
自然素材で染めあげた服に身を包み、
街と自然に自分を溶け込ませるように歩を進めていく。
旅にピッタリな中型サイズのスウェードショルダーバッグには
最低限の着替えと一冊の文庫本、
そしてコンパクトカメラを忍ばせて。喫茶店には白シャツがよく合う。
ポケットや肩元にパッカリングが綺麗に現れたこちらは
ワークシャツ感覚でラフに羽織れ、
フォーマルな白シャツとは
違った抜けのあるムードを楽しめるワードローブ向きの一着。大容量のボストンバッグはリアルスウェード仕様で、
柔らかく身体に馴染んで使いやすい。
表面に現れるスウェードならではの陰影もなんとも上品。
フェード加工が施されたワークパンツは雨の日に外を一人で
歩いた際の水たまりからの跳ね返りを表現した、
今季のテーマ「TIME BE ALONE」を象徴する一本。ここ数年春夏シーズンの定番となっている
コットン100%のボーダーカットソーは太すぎず細すぎずの
絶妙なボーダー幅とソフトな着心地が魅力。
今季の新色はベージュ×ブラウン。
コートは裏地含めて
コットン100%なので
洗濯機でも洗えるタフな一着。
とことん着込んで風合いの変化を楽しみながら
身体に馴染ませてほしい。Edition 2
PAGETOPPhoto_Kentaro Otsuka
Movie_Toma Uchida
Styling_Shogo Iwayu
Hair_tenju
Make-up_Kana Ohira
Model_Edition Ⅰ : Kentaro Sawano,Sena,Sora,Yuzuha / Edition Ⅱ : Igor,Alissa
Book design_Masachika Miyagi
Edit_Sho Iwata