同じ雑誌でスタイリングを担当し、プライベートでは一緒に旅するほど仲のいい同世代スタイリストの樋口さんと岩田さん。これからの季節にダウンを欠かさないふたりが、昨年大好評で今季さらにバージョンアップした撥水ダウンコートについて語り合い、オススメの装い方を紹介。大充実の内容は必見です!
discussion「大人のダウンは難しくない!」
仲良しスタイリストふたりの試着&座談会樋口さん:どんなに暖冬だとしても結局毎年ダウンは着ているよね。仕事柄、冬の早朝ロケはダウンに頼ることになるし。中途半端なウールコートよりもいっそダウンを着ちゃう。だからこそ、軽さと動きやすさは選ぶ上で重要なポイントかも。
岩田さん:同感!このダウンはしっかりボリュームがあるのに軽いよね。あと、生地感もいい。テカテカツルツルしていないから、ニットでもジャケットでもどんな素材に合わせても浮かない。フードの立ちがよくて後ろ姿もかわいいのも好き。
樋口さん:ダウン特有の横の切り替えがないシンプルなデザインも、私たちがもともと好きなメンズっぽいアイテムとコーディネートしやすいよね。だけど、裾が絞れたり袖の内側がリブ仕様だったり、細部にこだわりがちゃんとある。まっきー、ひとつ選ぶならどの色?
岩田さん:うーん、カーキも白もかわいいし⋯このベージュもいい色だよね!サイズ展開も多いし、丈も2パターンあるし、迷うね。
樋口さん:私もまっきーを見て白いいなって思ったよ。実際に着てみてこそ、フォルムのかわいさがわかるダウンだよね!
hooded down coathalf
DOWN / Spick & Span / ¥35,200BUYサイズ/ 34.36.38カラー/ ホワイト.カーキ.ブラック.ベージュマットなポリエステル素材と中のダウンを強調する横の切り替えがないシームレスなデザインがスマート。ダウン90%・フェザー10%で真冬でもしっかり対応可能な暖かさが安心。今季はより気軽に羽織れるハーフ丈が新たに登場。ヒップが隠れるくらいの丈感でロングスカートやワイドパンツとの相性も◎。
halfKAORI’S STYLEsize 36whitehalfMAKIKO’S STYLEsize 34BLACKmakiko’S COMMENT黒ダウンをメインにしたいので、インナーはベージュで揃えて、シャツとパンツのラフなセットアップ風に。全体的に太めのストレートラインも、ダウンの裾を絞ってフォルムをつくると簡単にメリハリがうまれます。ゴールドアクセサリーやかぎ針編みのイエローソックスでさりげないアクセントを。
halfKAORI’S STYLEsize 38kahkiKAORI’S COMMENTメンズっぽい濃い色味のカーキなので、よりメンズに近いコーデを意識してスウェットのセットアップを。パンツのストレートフレアな美しいシルエットをしっかり見せたいので、ダウンの裾を絞って長さを調整。カーキ×グレーの配色がぼやけないよう、首元と足元を黒で締めるとすっきりします。
hooded down coatlong
DOWN / Spick & Span / ¥37,400BUYサイズ/ 34.36.38カラー/ ホワイト.カーキ.ブラック.ベージュ昨年大好評だったロング丈に34サイズ、ブラック以外の3色が今季追加。しっかりダウンが入っていつつ、スポーティすぎないフラットな見た目が特徴。表面の撥水加工で雨や雪の日も安心。裾にむかって緩やかに広がるシルエットに対し、裾やフードの内側に通しているので自在にフォルムを調整可。様々なスタイルにマッチ。
longMAKIKO’S STYLEsize 36kahkimakiko’S COMMENTカーキのロング丈は、ジャケット✕パンツであの人気ドラマの刑事をイメージしてかっこよく着こなしたい。とはいえ、フォルムがしっかりとしたダウンなので、どこかきれいめに落ち着きます。前を開けてTシャツのロゴで縦のラインを強調。パンプス合わせでスマートに。
longkaori’S STYLEsize 38beigeKAORI’S COMMENT細身ボトムと合わせたい人は、ボリュームをより楽しめるロング丈がオススメ。今回はトレンカですっきりと。個人的にあまり着ないブルーシャツ✕ニットの“ちゃんとした”コーデもラフなダウンとならしたくなる。ボタンを上から下まですべて留めて、ワンピース感覚で着られるのもロング丈ならではです。
longmakiko’S STYLEsize 36whitemakiko’S COMMENTダウンとデニムのコーデはカジュアルのど定番だから、冬の白や甘い白など、いろんな白を重ねて盛り上げたい気分。ロング丈コートなので、中のシャツをラフに結んで重心を上に。ウールではなくダウンの白なら甘さ控えめだし、いろんな素材をうまくまとめてくれます。
- KAORI HIGUCHI
『GISELe』をはじめ、数々の雑誌等を担当。ベーシックをベースに上品な抜け感を演出したスタイリングに定評あり。2024年春、Spick & Spanとコラボしたチノパンは、追加分も含め即完売。身長165cm。
- MAKIKO IWATA
『GISELe』など多くの雑誌等を担当。カジュアルとモードのミックスが得意で、トレンドからヴィンテージまで幅広くキャッチする感度の高さ。親しみやすい人柄で撮影現場はいつも和やかな雰囲気に。身長159cm。
- Stiyling & Modelkaori Higuchi (KIND) / Makiko Iwata
- Hair & Make-upNobuyuki Shiozawa (mod’s hair)
- Edit & TEXTAya Kobayashi
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白ダウン自体が新鮮なので、着こなしはごくシンプルに。一枚だと照れるような透け感のあるロンTも、カジュアルさに頼ると着やすいので、そういう意味でも実はダウンは便利。上半身に合わせてパンツも太めを選ぶとサマになります。赤茶ブーツでやわらかいトーンに。