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  3. 最愛の3大ベーシックをブラッシュアップ!エディター三尋木奈保が指南 秋を始める「ニット・シャツ・パンツ」
  • 気候が落ち着いてくる秋は、
    ベーシックなおしゃれに立ち返りたくなるもの。
    プラージュの基本アイテムといえる
    「ニット・シャツ・パンツ」、
    今年はどう着こなす?
    人気エディター・三尋木奈保さんの
    私的プランを公開します。

    三尋木奈保

    雑誌やWEB、広告等で活動中のファッションエディター。きれいめベーシックなスタイル提案に大人の女性からの厚い支持が。ブランドとのコラボ商品開発も多数。

    Recommend 01

    Light Fur Midi Cardigan

    「プラージュの秋冬展示会でいち早くチェックしていたカーディガン。まろやかなカスタードベージュと、ふんわりしたファーニットがなんともかわいくて♡ 従来のファーニットはオーバーサイズのものが主流でしたが、こちらは身幅がすっきりしているのが新鮮。編み地自体は薄手なので、着ぶくれや、暖房の室内で暑くなる、なんてこととも無縁です」

    「すっきりした身幅と長めの着丈、深いV開きで、ファーニットもこんなに大人っぽく。優しい印象を引き立てたくて、サテンのナローフレアスカートを合わせてみました。ふわふわのファー×ツヤのあるサテン、素材感のコントラストをつけると、ワントーンでもメリハリよく見えますね。中に着ているのは同素材のベアトップ。カーディガンの上に重ねる着方も、今年らしくておすすめです」

    Recommend 02

    Memory Taffeta Dolman Shirt

    「秋になるとシャツを買いたくなるのは、私だけではないはず。手持ちにはないタイプとしておすすめしたいのがこちら。形はシンプルなドルマンタイプですが、シワ加工入りのタフタ素材で、辛口な女っぽさとリッチなニュアンスが。コットンシャツとはまったく異なる印象で、クローゼットに一枚あると着こなしが確実に変わります。私的には、ブラウンがかったカーキもほかにない色味でグッときたポイント」

    「シャツの上にニットベストを重ねるのは、この秋トライしたい着こなしのひとつ。ツヤ感のあるタフタシャツなら硬い印象にならず、女っぽいムードを演出できます。もちろん、レイヤードせずに一枚で着ても、素材の奥行き感があるので着映え力抜群! ドロップした肩とボリュームスリーブ、長めのカフスがドラマティックな表情を演出します」

    Recommend 03

    Fine Gauge Crew Knit

    「ごくシンプルなクルーネックのプルオーバーは、ヒップラインをカバーするゆったりしたサイジング。こういうアイテムが、普段のおしゃれにいちばん活躍しますよね。素材は毛羽立ちを抑えたなめらかなウール100%で、やや薄手なのがデイリー使いにちょうどいい。なにげないベーシックデザインだけれど、素材がよくて、フォルムが洒落ている……プラージュはこの手のアイテムを毎シーズン継続してくれるところに、絶大な信頼を置いています」

    「たとえば、仕事帰りに友人とディナーへ。そんな日はこのニットにサテンのマキシスカートを合わせて、シルバーアクセサリーを多めに効かせて。気張ってないのにさりげなくシックなドレスアップが叶います。ニットでもカジュアルにならないのは、なめらかで薄手なウールのおかげ。スリーブのゆったり感も、リッチな印象を後押しします(そして着心地ラクちんで、着やせして見えるのも最高!)。休日なら、もちろんデニム合わせも。うん、やっぱりこのニットは使えます。着るものに悩む朝の救世主になることを保証します(笑)」

    Recommend 04

    Cashe Coeur Midi Cardigan

    「昨年あたりから、大人のファッションは再びシンプルな方向に回帰していますよね。でも、単なるベーシックならそれでいい、ということではなくて、ベーシックアイテムをいかに自分らしく着こなすか……アレンジの仕方、着こなし方に、おしゃれの力量が見える気がするのです。そんなことを考えているときに出合ったのがこのカーディガン。ごくオーソドックスな形ながら、カシュクール風にもアレンジ可能で、まさに大人のベーシックセンスを磨くのに最適な一枚。その日の気分でどう着ようか、きっとワクワクするはず!」

    「きちんと感のあるブルーシャツと爽やかな白のギャザースカート。優等生的な上下に、カーディガンをカシュクール風にして〝くずして着る〟。アイテムはどれもベーシックなものですが、着方で新しいニュアンスを目ざしてみました。カーディガンは地厚ながら、もっちりなめらかな質感なので、きれいなドレープが出るのも大人向き。普通のカーディガンとして前を開けて着ても、リッチな存在感を発揮します」

    Recommend 05

    TW High Rise Pants

    「ここのところゆったりしたタックパンツが流行っていましたが、ベーシック回帰の気分で新鮮に映ったのが、こちらのセンタープレスパンツ。ヒップ周りはすっきりタイト、膝から裾に向けてわずかに広がるフレアシルエット。ちょっとレトロでクラシカルで、端正な秋のムードにぴったりです。ウール混できちんと感がありつつ、地厚でなめらか、ほんのりストレッチ性もあり、ストレスのない着心地も魅力です」

    「このパンツのレトロなムードを生かすべく、ポロニットをセレクト。クラシカルでちょっとスポーティで……、こういう雰囲気、私が高校生のころに憧れていた大人のコンサバを思い出して、キュンとします♡ パンツのまろやかなベージュの色味だったり、ポロニットの絶妙なゆったり感だったり。どちらもさりげない女っぽさがあるので、真面目になりすぎないのが魅力。シンプルなワンツーコーデでも、懐かしくて新しい、目を引く着こなしに」

    Photographer / Keiichi Suto
    Hair & Make-up / Harumi Kambe
    Writer & Model / Naho Mihirogi