Fashion aspect
アロハシャツの起源は1935年に、日本からハワイへ渡った日系移民が着物を仕立て直してシャツにしたものが起源とされているそう。文様の意味を損なうことなく自由闊達に布地に描かれた和柄もあれば、南国らしいトロピカルな柄も日本でデザインされていた。戦後のアメリカでは空前のハワイブームが起こるようになると、その後本土では様々なメーカーがアロハシャツを作るようになり、次第に世界的にファッションウェアとしても受け入れられるようになった。最盛期に作られていたパイナップルとヤシの木をメインモチーフにしたヴィンテージピースを今季、SUN SURFとJOURNAL STANDARDで忠実に復刻を実現した。色の濃淡とグラデーションを版の使い分けにより表現し、柄に奥行きの感じられるデザインに仕上がっている。無骨なイメージもあるアロハシャツを"モード"という解釈で表現した今回のビジュアル。エレガントながらもどことなく力強さも感じられる精悍なアロハシャツを纏う夏の正装とは。Photo_Yuto Kudo
Styling_Ayumi Hamamoto
Hair&Make-up_Yuka Toyama
Edit_Ryotaro Miyazaki