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2024イノウエバッジ店
キャラバン( 2024 )
イノウエバッジ店キャラバンイベントの開催が今年も決定!北は札幌、南は福岡まで11店舗にて開催します。メインとなるバッジに加えて雑貨や文具、さらに今年はレリューム別注アイテムもご用意しました。また、今回は特別にイノウエバッジ店の企画と製造の一部を行う紙の製造工場、福永紙工の工場見学が実現。普段はなかなか見ることができない工場の様子を、アイテムラインナップと合わせてご紹介します。
ポップアップスケジュール
ご好評につき期間の延長、
開催店舗の拡大が決定!8月7日~
8月18日8月14日~
8月25日8月14日~
9月上旬8月21日~
9月1日まずはじめに、今回の別注アイテムをご紹介。オーセンティックなネイビーカラーのコットンキャップに、着心地の良いパイル素材のTシャツ。タオルのボディには吸水、速乾、軽量が魅力の今治産タオルMOKUを採用し、日本の暑い夏を楽しめるアクティブなラインナップでご用意しました。
続いてこちらが文具、雑貨系のラインナップ。ポストカードやノート、経年変化が楽しめる蝋引きのペーパーファイルなどバリエーション豊かに展開します。
こちらがメインアイテムのバッジ。花道バッジやメッセージバッジなど、井上雄彦氏の書き下ろしのイラストがなんともチャーミング。お気に入りのバッグやポーチに付けるのはもちろん、コレクションして楽しむのも良いかもしれません。
そしてここからは、イノウエバッジ店の企画と製造の一部を行っている東京都立川市の紙器製造工場、福永紙工の工場見学の様子をお届けします。今回はレリューム随一の紙好きとして知られる(?)自由が丘店スタッフ村田が工場へ伺い、印刷を行った後の紙の加工工程をご案内いただきました。
福永紙工
1963年、東京都立川市錦町にて創業。立川エリアのお菓子屋のパッケージなど、主に小規模〜中規模ロットをメインに地域に根ざした紙製品の製造を行う。2006年にスタートした外部クリエイターとの協業プロジェクト「かみの工作所」を皮切りに、紙のエキスパートとしての製造技術や構造設計のノウハウを活かしたオリジナリティあふれるものづくりを発信し続けている。断裁
印刷を行った後の加工工程の最初は「断裁」。こちらの大きな機械が断裁機。
機械上部のパネルで数値を入力することで、紙のサイズと裁断後のサイズを機械が認識し自動でカッティングを行う。
数値を入力したら、紙をセット。1メートル以上の刃渡がある大きなカッターで正確に紙をカットしていく。
1枚だと軽く感じる紙も、100枚200枚となると人の手では簡単には動かせないほどの重量に。裁断台に規則正しく並べられた玉が収められた溝からはエアーが出ており、重たい紙の束をスムーズに移動することが可能。
型抜き
断裁に続いて、型抜きの工程へ。型抜きには手差し式と自動式の2種類の機械があり、こちらの緑の機械が手差し式。福永紙工では、細かいデザインやクオリティを求められるものはこちらの手差し式の機械を使用しているそう。
型抜きにおいては、捨てる部分(余白)をいかに少なくするかが重要。少しデザインを変えるだけで1枚の紙から2枚型抜きできることもあるという。
機械の内部に取り付けられているこちらのボードが「抜き型」。硬さの違うスポンジやコルク、刃がセットされており、このボードに紙を押し当てることで、型抜きと同時に細かなデザインのカットや折り目付けを行っている。
こちらが自動式の型抜き機械。サイズが大きいもの、枚数が多いものはこちらの機械で行うことが多いという。
紙が流れてスピーディーに紙が流れていく様子は圧巻。
細かく配置された無数のローラーで紙をスライドさせ、型抜きの台に繰り出していく。手差し式の機械と比べるとやはりかなり速いスピードだ。
箔押し・レーザーカット
続いては箔押しの工程へ。イノウエバッジ店のペーパーファイルの箔押しを見せてもらうことに。
こちらのペーパーファイルのような蝋引きの紙への箔押しは、温度調節や圧着時間の調整が難しく、工場によっては断るところも多い高難度の技術。福永紙工では熟練の職人の手作業により、さまざまな種類の紙への綺麗な箔押しが可能。
工箔押しの機械の向かいには、模型などの細かなカッティングを行うレーザーカッターが2台。
レーザーカッターにデータを入力することで、機械が自動で動いて細かなデザインをカッティングしていく。
構造設計
最後に訪れたのが、構造設計のアトリエ。こちらが福永紙工の構造設計部門の宮田さん。このアトリエで、クリエイターやクライアントからの要望をプロダクトとして成立させるための試行錯誤が日々行われている。構造の考案や強度チェック、コストを抑えるためのデザインの調整など、製品化に至るまでの重要な工程だ。
こちらは紙のみで作られたロック式の収納ボックス。同じく紙で作られたキーを差し込まないと開かない作りになっている。
そのほかにもデスク上にはさまざまなプロダクトが。製品だけでなく展示用の一点ものはこちらのアトリエで製作しているそう。どれも全て紙のみで作られているというのが驚きだ。
アトリエでは実際にこちらの機械でプロトタイプを製作し、強度、コスト含めトライ&エラーを繰り返しながら基準をクリアしたものが製品としてリリースされる。
SUPER PAPER MARKET
今年の3月に、福永紙工の直営店「SUPER PAPER MARKET」が工場横に移転。イノウエバッジ店のアイテムをはじめ、紙を使ったプロダクトを手に取って購入できる体験型ショップだ。
SUPER PAPER MARKET
住所:東京都立川市錦町6-10-4
営業日:月〜金(土日祝は不定期)
営業時間:11:00〜17:00ショップ内には「SUPER PRINT CLUB 1.0.0」という謎の機械が。実はこちら、紙で作られた“プリクラ”。写真を撮影して、ポストカードとしてその場でプリントアウトしてくれる。NEW Creators Clubの坂本氏がデザインしたアートワークがなんともモダン。