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「リネンのドレスを手に入れると、夏気分がぱっと盛り上がりますよね。こちらは胸元＆袖口のフリルギャザーが甘口ながら、コットンリネンのさらっとドライな風合いで大人っぽく着られるのが気に入って。何より、ベージュの色出しが秀逸。今年注目の、ちょっぴりカーキがかった辛口ベージュは、大人の肌をぼんやりさせず、ピリッとトーンアップさせてくれる効果があるんです。ロング丈のベージュドレスを大人仕様に見せるワザ、さすがPlageはわかってくれてるなぁと、にんまり」

「Plageファンのかたなら、こちら見覚えがあるはず！　昨年大人気を博したフォルムスキッパーシャツが今季もリバイバル。ぱっと見にはベーシックな形ですが、背面の腰上に入った切り替えと大きなタックが、カーヴィなフォルムを演出します。自然なシワ感とハリがあるコットン素材と相まって、実際に着るとすごーくこなれたムードが出るんです。まろやかなベージュも立体的なフォルムで印象的に」

「今季はシアー素材が空前のブームですね。このブラウスは、リネンのナチュラルな風合いとスラブ織りの表情で、透け感がトゥーマッチにならないのが魅力。ふんわり広がるギャザーシルエットは肌に張りつかず、あいだに空気をはさんだようなゆったり感。大人が品よく着られる一枚です。シアートップスなら、やっぱり私はベージュをセレクト。肌なじみのいい着慣れた色味でさりげなく、がトレンドと上手につきあうコツだと思います」

「黒の中でもリネンの黒は、特有の光沢が夏の日射しを反射して、大人の肌を沈んで見せないおすすめの素材。真っ黒ではない墨黒のトーンも涼しげです。ティアードが広がるマキシ丈のドレスも、リネンの黒だからこそ軽やかで、こなれたニュアンスに。スカート部分は裏地が短めで、裾がほのかに透ける感じもドラマティック！」

「いわゆる〝普通のTシャツ〟だとカジュアルすぎて、年々苦手意識が…という方に、ぜひおすすめしたいのがこちら。前後差のあるドルマンシルエットで、サイドから後ろ裾にかけてコクーン風にすぼまる形。生地をバイヤスで使っているのでしょうか、着ると自然にアシンメトリーなドレープが出て、こなれたムードが簡単に出せるんです。前出のベージュシャツと同じく、Plageは立体的なフォルムでさりげないおしゃれ感を出すのが、本当に上手。実はものすごく計算されているはずなのに、計算していなように見せる、って、いちばん難しい、でも私たちが求めているこなれバランスですよね。軽く、膨らみ感のあるコットンの肌触りも心地いいポイントです」

「お利口になりがちなプリーツスカートも、黒のリネンならシックで程よい抜け感が。ほかにないバランスに惹かれて手に取ったら、意外にも【オニール オブ ダブリン】のものでした。聞けば、素材からシルエット、着丈まで、Plageの完全別注だそう。アイルランドの名門ブランドはチェック柄のキルトスカートが有名ですが、プリーツの品のいい佇まいを残しながら、Plageらしい心地よさと今どきの洗練を加えたこちらの一枚。ウエスト全周がゴムなのも、【オニール オブ ダブリン】では珍しいのではないでしょうか。伝統と革新が共存する、素敵なコラボレーションだなぁと感激しました」