1. HOME
  2. 特集
  3. SENSUAL SUMMER スタイリスト竹村はま子さんが提案。涼やかで上品な夏コーデの最適解
  • スタイリスト竹村はま子さんが提案

    涼やかで上品な夏コーデの最適解

    この夏のムードは、ほんのりと肌が透けた
    センシュアルな質感や抜け感のあるスタイリング。
    品良くヘルシーに肌を見せることで、
    装いの感度が高まります。

    重要なのはそのさじ加減。
    「大人の肌見せはどの部分を見せるか、
    スポットを絞ることが重要」
    と教えてくれたのは、
    人気スタイリスト竹村はま子さん。
    大人にこそ似合う、
    素敵な夏コーディネートをアドバイスとともにお届けします

    甘さだけでなくこなれ感も漂うカーキ×ホワイトのキレイめフェミニン。ハンサムなカーキジャケットにはデコルテを美しく演出するチューブトップをインして抜け感を。「1枚でも着られるカップ付きインナーは、見えてもOKなシンプルかつヘルシーなデザインを持っているとかなり着回せて便利です」。ジャケットのボタンに合わせたゴールドのアクセサリーで、リュクスに仕上げて

    いつもならレイヤードありきで考えるベストを、潔く1枚で着こなせるのが夏の醍醐味。今年らしくサマになるボクシーなシルエットは、ワイドシルエットのリネンパンツと好相性。「ノースリーブで思い切り肌見せを楽しむコーデですが、特にスポットを当てたのは首元のVゾーン。コインネックレスを重ね付けして華やかに。一方で腕まわりは華奢なバングルのみで、スッキリとヘルシーに見えるよう引き算しました」。

    レイヤードが控えめになる夏にぴったりなのがメッシュTシャツ。手持ちのトップスに重ねるだけで旬を盛り付けられて、いつものコーデが新鮮に。「粗めのメッシュからうっすらとのぞくTシャツのロゴが可愛いです」。合わせたのは、ヴィンテージライクな花柄が馴染みの良いパンツ。「古着っぽいパンツに合うレトロ感あるグリーンのシャツを間に挟むことで、こなれた雰囲気にまとめました」。

    マニッシュなサロペットの上に無造作に羽織ったシアーシャツがふわりと風を通し、女性らしい柔らかなニュアンスを足し算。「シアーアイテムが大豊作の今季は、かっちりしたイメージのシャツやジャケットをあえて透けさせることで鮮度が高まります」。メッシュサンダルが、カタすぎないムードを足元からも後押し。深めに開いたVネックにネックレスをレイヤードすることで、より女性らしい印象に。

    重なるシフォンフリルが華やかな甘ブラウスに、ボーイッシュなワイドデニムやバケットハットをつないだ甘辛MIXスタイル。シルバーのトングサンダルが、気負わず女らしいエッセンスに。「ブラウスのフリルやネックレスのようなハットキーパーが顔まわりのアクセントとしてかなり効いているので、アクセサリーはつけないくらいがちょうどいい。深めのレッドリップ程度にとどめて」。

    リネンワンピースはオフショルダーでも着られるデザインで、加減をわきまえた肌見せが叶う一着。トラックパンツをちらりと見せることで、都会的な印象を引き寄せて。「リラクシーな前開きドレスをガウンのようにばさっと着る感じが可愛いです。フェミニン×スポーティーといった違和感MIXが洒落るコツ。トラックパンツはシャツやジャケット、ワンピースなどと合わせれば大人っぽく着こなせますよ」

    竹村はま子

    STYLIST

    1974年生まれ。慶応義塾大学在学中に、雑誌『ヴァンテーヌ』の門をたたいたのがきっかけでスタイリスト・平田さゆり氏のアシスタントとなる。 定番アイテムをベースとしながら、それでいて程よくトレンドアイテムを取り入れる鮮度のあるスタイリングが大人の女性から絶大な信頼を得ている。 現在は雑誌『VERY』『STORY』を中心に活躍、154cmという小柄な身長を生かした自身のコーディネート企画も誌面では注目の的。プライベートでは3人の男子の母という意外な一面を持つ人気スタイリスト。

    Model_Mayuka Otsuka
    Styling_Hamako Takemura
    Photo_Keiichi Suto
    Hair & Make-up_Mami Numata
    Text_Chikako Ichinoi