最高級の生地や仕立てにこだわった服もいいけれど、粗野で荒々しい無骨な服は日常着に最適。古臭くて味気のない物を新鮮で革命的な物へと導いたアメリカのカウンターカルチャー。特に60年代はファッションという文化の基盤ができ、スエットやデニム、ワークパンツがライフスタイルウェアとして世に認知された。そこから派生した多様なムーブメントは、さらに枝分かれをして、合理的なものを生み出した。JOURNAL STANDARDが発信するアメリカンカジュアルを紐解くライン「STEAD」はファッションの原始を巧みに切り取っている。アメリカンカジュアルの本質とはどういったものなのか。素朴でわかりやすい美学を今季も様々な角度から紐解いていく。

Photo_Syuya Aoki
Styling_Toru Nagao、Ryu Kamiya
Hair&Make-up_Taro Yoshida【W】
Model_Erik
Edit_Ryotaro Miyazaki