- 6人のクリエイターがLASKAダウンと過ごす冬JOURNAL STANDARDが提案する冬の定番アウター「LASKAダウン」がアップデート。スタイリッシュでありながらも、機能性を更に進化させた「LASKA GRAPHENE」をリリースします。そんな本作を、東京を中心に様々なフィールドで活躍する6人のクリエイターが着用。彼らの自然体な姿を参考に、あなたもこの冬の着こなしを想像してみてください。Photo_Yuko Yasukawa
Hair&Make-up_Rika Sagawa(Mana Takase)、
Naruho Maruyama(Eisuke Shimizu&Shogo)
Text_Sota Nagashima
Edit_Ryotaro MiyazakiPROFILE馬場一馬2023年の6月に駒沢大学駅に自身のヘアサロン「STILL LIGHTS」をオープン。美容師としてだけでなく、ストリートカルチャーを感じるそのファッションスタイルも支持される。現在は2児の父親としての顔も持つ。Instagram:@babakazumaDown Jacket:LASKA GRAPHENE
Hoodie:DESCENDANT
Pants:COMME des GARCONS HOMME
Shoes:CONVERSE
Eyewear:kearny―まだオープンして間もないかと思いますが、自身の新しいサロンの場所を駒沢エリアにしたのはなぜですか?元々駒沢公園やこの周辺の環境がすごく好きだったんです。自分も近所に住んでいるので、子どもたちに父として仕事している姿も見せたいなとも思っていました。―これまで働かれていた青山や原宿のサロンとはまた全然違った雰囲気でしょうか?そうですね。近所のお店をやっている人たちやファミリー層も来ていただき、地域に密着していくというのはこういうことなんだなと思いました。店内の雰囲気に関しても、いままで20代や30代の頃はもうちょっとパキッとしたものが好きだったのですが、木を入れたりして柔らかい要素を加えたかった。駒沢は都会だけど自然もあって、この街にフィットしていくということも意識してお店作りを行いました。―お子さんができて、ライフスタイルは変わりましたか?180度変わりましたね。子どもたち中心とした生活になったのはもちろんですが、考え方や感覚も変わったなと思います。かっこいいなと思う男性像もちょっと違ったフェーズにいったような。―違うフェーズというと?例えばファッションでいえば、昔はボロボロのVANSであったり、所謂ストリートなものがかっこいいと思っていた。いまも根本は変わらないけど、もうちょっと綺麗にしたいというか、父親として模範になろうとする意識みたいなのができたのかもしれないです。知り合いのブランドの服を中心に、デザイナーズの服なども買うようになりました。昔は考えがすごく凝り固まっていたときもありましたが、もう少し柔軟に洋服を選ぶようになりましたね。―今日着たLASKAはいかがでしたか?このダウンも、自分が最近着ているような少し綺麗めなデザイナーズの服などにも合いそうですね。あと、このコットンっぽいけど、ナイロン特有のザラッとした表面の生地感が最近の気分に合ってます。あと、年々カーキが好きになっていて、この素材だからこそこのカラーが映えるのかなと思います。子どもの送り迎えやクルマに乗る際など、スウェットパンツの上にサラッと羽織っても良さそうですね。PROFILE高瀬真奈モデルとして雑誌や広告を中心に幅広く活躍。兼ねてから地元である山梨県甲府市の魅力を発信していたことがきっかけで、2022年4月より山梨県甲府大使に就任。近年は新聞やTV出演なども増え、その活躍の場を広げている。Instagram:@manatakase_―普段から様々な洋服を着る機会が多いかと思いますが、プライベートではどんな洋服を選ぶことが多いですか?モデルとして撮影するときは、女性らしい洋服を着させていただくことが多くて。その反動か、プライベートではメンズ寄りなアイテムを選んで、そのギャップを楽しんでいます。今日のパンツもメンズのものを穿いています。―ダウンジャケットもよく着ますか?寒がりなので、冬はよく着ますね。寒くてダウンの前を閉めて着たりするとスタイリングがシンプルになりがちなので、足元は今日みたいな柄のある靴やカラフルなスニーカーなどを積極的に選んでいるかもしれないですね。―このLASKAダウンはいかがでしたか?生地の質感がカジュアルでも、綺麗なコーディネートにも合いそうですし。ダウンってお決まりのスタイルになりがちですけど、このダウンならスタイリングに色々な幅を持たせそう。個人的には今日のように少し大きめで着るのが好きかもしれないです。ドローコードが付いていて、ウエストを少し絞れたりシルエットが調整できるのもすごく嬉しいポイントですね。―最近はモデル業以外にも、甲府大使としても活動されていますよね。そうですね。元々地元がすごく好きで、東京で活動しながらも甲府に帰ることも多くて。自主的に甲府の好きなことや好きな場所をSNSなどを使っておすすめしていたら、なんと大使のお話をいただきました。モデルとは全然違う仕事で、地元の高校で授業をしたり特殊なお仕事が多いです。―そこまで甲府という場所に魅了される魅力は何ですか?いい意味でちょうど良いんです。東京と隣り合わせなのに、しっかり田舎の部分もあるというか。山に囲まれているコミュニティをすごく大事にしている人たちが多くて、「よく帰ってきたねー!」と言ってくれるような暖かさもある。ハイキングなどを楽しめる場所にもクルマですぐ行けるし、街にはコーヒーショップやクラフトビール屋などの個人店がどんどん増えていって、わたしと同世代ぐらいの移住組が頑張って作っている文化もある。その両方を楽しめるのが、すごくちょうど良いですね。PROFILE清水エイスケストレートかつエモーショナルなバンドサウンドで聴く人の心を揺らす奈良発の3人組ロックバンド、Age Factoryのヴォーカル&ギター。現在ワンマンツアー、Age Factory presents "twilight 2023"を全国6箇所で絶賛開催中。Instagram:@agefactoryDown Jacket:LASKA GRAPHENE
T-Shirt:adidas Originals
Pants:RIPVANWINKLE
Necklace:Age Factory
Chain:Our Legacy―バンドを始めた当時からファッションはお好きでしたか?自分が高校生ぐらいの頃のバンドマンって、ヒップホップなどと比べてファッションを重要視してない人が多かったんですけど、自分たちは違うなと思い始めました。ちょうどその頃、大陸(DAIRIKUのデザイナーである岡本大陸さん)やHEAVENというクルーをやっているRY0N4がなどと出会ったりして、その周りで音楽や映画などカルチャーについても話すことも増えてましたね。―好きなアイテムとかはありますか?やっぱりバンドTシャツが好きです。サラッとインナーに着てるけど、気付いてくれる人がたまにいたりするとめっちゃ嬉しい。古着屋やヤフオクを探して、渋いのを見つけたらデカい小さい関係なく買うようにしてますね。Finch、The Flaming Lips、The Jesus Lizard、Green Riverとか、色々なバンドのものを持ってます。―ダウンジャケットは着ますか?これまで結構薄めのインナーダウンに近いようなものを着ることが多かったのですが、最近自分や周り的にも好みが落ち着いていく印象があったので、こういう大人っぽいダウンをサラッと着れるようになりたいなと思ってました。こういうシンプルなダウンを、今日みたいにチェーンを付けたりして自分らしさを出して着たいですね。―今日選ばれたLASKAのカラーもブルーでしたが、Age Factoryの曲名や歌詞などにも度々ブルーという色が出てきますよね。ブルーは、バンドとしては儚さを象徴するようなものとして捉えているんです。トワイライトというか、移り変わる瞬間に発生する色なので儚さを感じるんです。洋服に関しても小学校ぐらいのときから、例えば黄色と黒と青の服があった場合は青を選んでいて、今回もそのノリのまま青を選びました。―先日リリースした新曲のタイトルも「Blood in blue」ですね。自分たちがいま歌っていることを大切にしたいという気持ちをリスナーと共有したくて。次のアルバムの中を常に巡っている血液みたいな曲にしたいという思いがありました。―なるほど。2023年も残りわずかですが、今年はどんな年でしたか?人生で一番曲を書いた年だったかもしれないです。これからリリース予定のアルバムを生み出すための年だったなとしみじみ思いますね。PROFILEShogo自身もモデルとして活動しながら、モデル事務所「VELBED.」を設立し代表を務める。その他にも、山梨に畑にて農業も精力的に行いながら、畑オタクのためのブランド「KEIMEN」を立ち上げ、プロダクト製作も精力的に行う。Instagram:@shogo_velbedDown Jacket:LASKA GRAPHENE
Shirt:KEIMEN
Pants:KEIMEN × JOURNAL STANDARD
Shoes:New Balance
Eyewear:kearny―最初はモデルとしてキャリアをスタートされているかと思いますが、モデル事務所をご自身で立ち上げた経緯は?モデルの仕事って、スポーツ選手などと一緒で寿命が比較的短いんです。いざ仕事がなくなった時に、何もないですという状況がすごく辛かった経験があって。だから、他の子にはそうなって欲しくなくて、モデルにとって一番いい環境や理想の形を見つけるために、いまもチャレンジしながらやっている感じです。―素晴らしいですね。Shogoさんといえば、農業も精力的にやっていると思いますが、そのきっかけは?最初は5年前、事務所を立ち上げてすぐくらいです。趣味は釣りや登山といったアウトドアが多かったのですが、子どもが産まれてからあまり行けなくなったタイミングで、畑をやるきっかけがあり、そこからどっぷりハマっていきました。―「KEIMEN」としての活動もその延長で始められたと。そうですね。畑仕事をするときにどういう服やギアがあったらいいなと考えるようになって、始めました。あと、畑への入り口を広げたかったんです。やっぱり農家さんはプロなのでスポーツウェアを着ていることが多いんですけど、例えば畑作業してその服のまま商談に行けたり、貸し農園に行く人がそのまま電車で帰れたり、畑でも街でも着ることができる服があればコスト的にも買う価値になるので、そういうプロダクトを作りたいと思ったんです。―畑作業の際にダウンジャケットを着ることはありますか?冬の畑作業のときは、本当に寒いのでよく着ています。このLASKAは、ガシガシ着ても大丈夫そうなタフさや、ネックが高く首まで暖かくなっていたり、スタンダードだけどちょっと気の利いたスペックが付いているところが嬉しいですね。「KEIMEN」でも機能性をすごく考えているので、そういう機能として意味があるデザインやディテールは気にします。素材もナイロンのような光沢のある質感ではないので、畑のある田舎で着ていても馴染みそうな良さがありますね。PROFILE高橋政智NYスタイルのピザで人気を博す「PIZZA SLICE」にて長年勤め腕を磨き、昨年台東区の田原町に自身のお店である「Maple Pizza」をオープン。浅草や蔵前からも近いこの街のホットスポットとして話題を呼んでいる。愛称はBEN。Instagram:@ben_fpb,@maplepizza_―最初にピザ屋をやろうと思い立ったきっかけは?元々アパレルブランドでアルバイトをしていたのですが、旅行でLAへ遊びに行ったときにスケートボードとピザを絡めたようなお店へ遊びに行って、それがすごくカッコ良くて。帰ったらこれをやろうとそのとき決めて、前職の「PIZZA SLICE」で働き始めたのがきっかけです。―「Maple Pizza」の店名の由来を教えていただけますか?自分がまだ小さい頃、父親が家の前の土地で「Maple」という名前のピザ屋を少しだけやっていたんです。その名前を借りて名付けました。―外観や内観も素敵ですね。この場所は建物自体が全部ピンクで、こういう可愛らしい外観の中にコミカルな自分がいたらおもしろいかなと思い決めました。メニューボードなどもアメリカのものを持ってきて、田舎にありそうなピザ屋をイメージしています。―どんなピザが人気ですか?ピザは全部スライスで売っているのですが、やっぱり定番のペパロニは人気です。あと、ハワイアンというベーコンとパイナップルのピザは、この街のおじいちゃんやおばあちゃんたちから好評です。先日、隅田川の花火大会が数年ぶりに開催されたのですが、ピザを持っていきたいとたくさん予約をいただいたのが、すごく嬉しかったです。お店が街に浸透していっているなという実感がありました。―今日のファッションのポイントも教えていただけますか?普段からDickiesのワークパンツに同じカラーのワークジャケットをでセットアップのように着ることが多くて、今日もダウンジャケットのブラウンと同じトーンのパンツを合わせています。仕事へ行くときは、本当に今日のようにユニフォームのシャツを家から来てくるのですが、その上に重ね着せずダウンをガバッと着れるので、冬は便利でいいですね。あと、今度行けてなかった新婚旅行でメキシコとNYへ行くのですが、このダウンは軽くて旅行にも最適そうですし、寒いと思うので是非持っていきたいですね。PROFILE脇田あすか東京藝術大学デザイン科大学院卒業後、デザイン事務所「コズフィッシュ」を経て、現在はフリーランスのアートディレクター、グラフィックデザイナーとして活動する。書籍のデザインを中心に、幅広く活動する。Instagram:@wakidaasuka―東京藝術大学へ進学を決める以前の幼い頃から、アートなどにずっと興味があったのでしょうか?前に中学生の頃に作ったタイムカプセルを開けたら、手紙にスタイリストになりたいと書かれていて、「あー、そうだった!」と思い出しました。ちょうどオシャレに目覚めたぐらいの頃で、ファッションを好きになったのですが、自分で作るのは絶対無理だと何故か思い込んでいて。作らずに既存の物を組み合わせたりすることだったら想像しやすいと思って、それでスタイリストになりたいと思っていたんです。―中学生にしてはかなり現実的な考え方ですね(笑)。かなりリアリストですよね。でも、高校に入ってから、洋服だけじゃなく絵や様々なカルチャーを好きになっていて、美大に入ることを目標にしました。大学ではデザイン科専攻だったのですが、実際将来何をやりたいのかあまり決まってなくて。その頃アートブックフェアに出展する機会があって、大学卒業後もこういったアートブックに携われることをしたいと思うようになったのが大きなきっかけでした。次回開催されるアートブックフェアでも、いま話したような自分の14歳から30歳までのことを書いたエッセイと写真とドローイングをまとめた「十四→三十」という本を出す予定です。―現在は書籍や紙物のデザインに限らず幅広く活動されていますよね。そうですね。自分が様々なことに興味関心があるので、色々なものに携わりたいという気持ちが根底にあるのかもしれないです。―ファッションに関しては、どのようなものがお好きですか?着ていて楽で、手入れをしやすい洋服をつい手に取りがちで、買うのもそういうアイテムが多いかもしれないです。昔はちょっと着古された洋服とかもゆるっとして可愛いかなと思っていたのですが、年齢と共にそれが着崩しではなく、だらしなく感じるというか…。なんか似合わなくなってきた気がしたので、本当に気に入って良いと思ったものを買うようにしています。―そういう点でもこのLASKAは楽に着ることができて、手入れも簡単なアイテムだと思います。そうですよね。こういう落ち着いたカラーのダウンを持っていなくて、形も綺麗なので様々なシーンで活躍してくれそうなブラックをチョイスさせてもらいました。ダウンはいつも自転車で通勤しているときに着ているので、今日以外でもパンツに合わせて着たいです。派手な色のインナーなどを合わせたら、より可愛くなりそうですね。