F.LLI Giacometti |MONK SLIPON & SINGLE MONK
スタイルを形作る上で重要な靴。
おしゃれは足元からなんてよく言われるけど、本当にそう思います。
トップスとボトムスのコーディネートを踏まえて、
自分がやりたいスタイルはどこに着地させるべきか。
カジュアルダウンなのか、ドレスアップなのか。
リラックスなのか、緊張感があるのか。
朝家を出た時に靴を間違えたな…と思うときは一日気分がのらない(ちゃんと仕事はしてます笑)。
今回ご紹介するF.LLI Giacomettiは、レショップのスタッフでも愛用者が多く、つい手に取ってしまうほど、高いクオリティとファッション性を兼ねそろえた稀有な革靴です。
過去数シーズン継続して展開しているレショップの定番ともなったシングルモンクに加え、新型のモンクスリッポンが入荷しました。
完全新作の「MONK SLIPPON」。
フランスANNONAY社のVOCALOUレザーを使用。
70’sのヨーロッパのスタイルに多く見られたワンストラップのスリッポンタイプ。
華奢なストラップは甲をしっかり留めるといった役割以上に装飾的な意味合いが強いです。
FUXIAという木型で低めの甲からすらっとノーズが伸びたすっきりしたシルエット。
ややスクエア気味で薄いトゥはエレガンスでクラシックな印象。
F.LLI Giacomettiの秀逸なところは、これでドレスらし過ぎず、キザになり過ぎない落としどころ。
茶色の配色はクラシックなムードの中にも、モダンさを感じることができます。
きっと色気のある70'sのスタイルに合わせても古臭くならないし、
普通にリーバイスの501や軍パンみたいなベーシックなものに合わせても少しキャラが立ってカッコいい。
今まさに気分の一足です。
冒頭でお伝えした「SINGLE MONK」も入荷しました。
毎シーズン人気が高いモデルです。
昔に修道士=モンクが履いていた靴が由来で、1940年代のアメリカで冠婚葬祭などでも履かれるようになった経緯から、紐靴以外で履けるフォーマルウェアのシューズとして発展した歴史があります。
80年代には日本でもフレンチアイビースタイルが流行したときに、足元の定番として人気がありました。(フレンチアイビーは黒のスエードのシングルモンクとされている)
F.LLI GiacomettiのシングルモンクではSuper Buckという毛足が短く均一で、キメの細かいスエードを使用しているため、スエード特有のほっこり感もあまりなく、表革のシングルモンクほどギラッと感も出ない丁度良い塩梅。
カジュアルアップ、ドレスダウンともに取り入れやすく、お勧めのシューズです。
良い靴を履いて、スタイルがハマった日は一日中気分が良い。
どの服にどの靴を合わせるのか。最適はどれなのか。
きっと自分の靴の棚に選択肢が多いほど、気分の良い日は増える。
今日もGiacomettiの靴を履いてそう思います。