若い頃、誰もが一度は袖を通したことがあるLEVI’S(R)。
でも、あのときはまだ、その魅力を“なんとなく”で選んでいた気がする。

今ならわかる。
語らずとも伝わる一着には、理由があることを。

今回登場する別注のTYPE1 TRUCKER JACKETと501(R)は、
ヴィンテージに詳しくなくても、着た瞬間に「なんか違う」と感じられる。
それが、“通っぽさ”ではなく、“本物らしさ”の正体だ。

まず袖を通して感じるのは、その佇まいの説得力。
現行モデルでは見られない、肩ヨークの横使い仕様や、剥き出しの袖リベットが、全体の雰囲気を自然と引き締めてくれる。

そして、リジッド（未洗い）デニムという選択。
洗濯するたびに少しずつ体に馴染み、色落ちやステッチの変化が“自分だけの一着”になっていく。

特に注目したいのが、XXL・XXXLのみの「Tバック」仕様。
背中がT字に分かれるこのデザインは、当時のヴィンテージでもごく一部のサイズにしか存在しなかった希少なディテール。
説明しなくても、“何か違う”が伝わるのは、こうした作りの積み重ねだ。

ジーンズの原点「501(R)」をベースにしたこのモデルも、リジッド仕様。
でも、ただの復刻ではない。別注ならではの“今穿けるヴィンテージ感”がきちんと息づいている。

たとえば、通常より長く設計されたロング・サイドステッチ（約20cm）。
ほんのわずかな差なのに、不思議とシルエットが引き締まって見える。
また、見えない部分にまでこだわったコインポケット裏のセルビッチ（赤耳）や、ウエストのVステッチも、
穿き込むほどに“選んでよかった”と思わせてくれるディテールだ。

もちろんこちらも、オールイエローステッチで統一。
洗うごとに、色の変化・アタリが現れ、無機質だった新品の一本が自分だけのジーンズへと変わっていく。

どちらもリジッド仕様のため、最初の洗濯で縮みが生じます。
だからこそ、「育てる楽しみ」がある。

ジャケットは1サイズアップ、ジーンズは1〜2サイズアップを推奨。
サイズガイドも参考にしながら、“今の自分に合うLEVI’S(R)”を選んでみてください。

別注だからといって、知識が必要なわけではありません。
むしろ、「なんか雰囲気いいな」で選べるほうが、今の自分らしいと思う。

TYPE1 TRUCKER JACKETも、501(R)も、
語らずとも伝わる。
その空気をまとうだけで、スタイルに説得力が宿る。

これは、知識ではなく“感覚で選ぶ”大人のための、LEVI’S(R)です。