Le Minor 別注 バスクシャツ |選ぶなら歴史あるフランス製のものを。
定番ともいえるバスクシャツは春から夏にかけて特に欠かせない1着ではないでしょうか。せっかくならフランス製の本格的なものを選びたい。
老若男女問わず、ベーシックなワードローブのひとつとなっているバスクシャツ。
起源は16世紀まで遡り、フランスとスペインにまたがるバスク地方の船乗りが着ていたものとされています。パブロ・ピカソやアーネスト・ヘミングウェイ、ジャン・ポール=ゴルチェなど歴史に名を連ねる著名人が愛用していたことも有名です。
中でも現在3大バスクシャツブランドと呼ばれるのが、SAINT JAMES、Le Minor、ORCIVALの3社。
L’ECHOPPEでもクローゼットに残り続けるような、誰もが納得できる本場のバスクシャツを作りたいと思っていた折、ご縁がありLe Minorと別注のバスクシャツを制作することが叶いました。
やはり歴史ある洋服は、歴史ある背景のものが良い。
形はLe Minorが1970-80年代にフランス海軍に供給していたバスクシャツをリファレンスにしています。
特徴的な深いサイドスリットの他、シングルステッチや襟回りのカーブ。裾のカンヌキ、現行のものよりも少し強い肩傾斜など、細かい仕様も当時のものを再現しています。
シルエットはオーバーサイズとは違った少しゆったりした形。
昔の物は現行の物よりも細身でサイズも(縮みもあり)小さい物が多いですが、その中でもXXLに相当する大きさの珍しい個体をベースにしています。それでもかなり細身だったため、ワンサイズ分だけ身幅を広げて着やすいバランスに整えました。
一見シンプルなようですが、着てみると個性を感じることができる他にはない雰囲気。
Le Minorは生地も魅力的で、今回使用しているのはブランド定番の20ゲージの天竺素材は厚すぎず薄すぎず絶妙な肉感。
私もこの生地をとても気に入っていて、個人的な感想ですが、他の一般的な長袖のバスクシャツと比べてもやや軽いです。春や秋にインナーに入れてもごわつきずらく、夏に袖を捲って着ても良さそうなさらっとした清涼感が特徴。
色は敢えてボーダーではなく白とネイビーの2色を選びました。
少し削ぎ落されたような2色。街に溶け込みます。ボーダーが苦手という方でも着ていただきやすいと思います。
本場フランス製のオーセンティックな1枚を是非。