NEAT BLACK|シンプルでありながら、スタンダードではない、、独特の色気を放つ別注が完成した。
■NEAT - ニート
デザイナーである西野 大士氏により2015年よりスタートしたパンツ専門ブランド。
NEATとは英語で“きちんとした” “行儀の良い”という意味から、「トップスはTシャツ、足下はスニーカー、でもパンツだけはきちんとしたものを履く。それだけで上品なスタイルになるから。」という思いを込めてと名づけられました。
完売したLEのエブリデイスラックスを製作する過程で、ある一つの生地に出会った。
ポリエステル100パーセントのそれは、日本のファッション史をつくったとあるブランドでも使用されていたもので、いわゆる日本の「モード」と呼ばれるような空気を湛えていた。
金子はその生地を用いたニートを作りたいと思ったという。
ニートの特徴である深いプリーツやワイドシルエットに高級感のあるブラックのポリエステルを合わせることで、90年代の日本のモードの雰囲気を持ったものになり得る。
そんな目論見を西野氏に持ちかけると、彼はちょうどカール・ラガーフェルドが手掛けてきた錚々たるメゾンブランドのアーカイブに注目していたそう。
そこで普段のニートと異なる、ウィメンズのドレスウェアの縫製工場で生産することが決まった。
・ややワイドなシルエット
・フロントのツーインプリーツ
・ヒップにはダーツを二つ採用
・腰回りはミニマムなフィット
・ベルトループを廃してサイドアジャスターで調整
色気と実用が交差する、「NEAT BLACK」が形になった。
同素材でジャケットも製作。
普遍的な2つボタンのシングルで、最も様々な用途に使用できるよう、味付けは最小限に。エレガントながらラフに扱えるジャケットが完成した。
極めてシンプルでありながら、いわゆるスタンダードではない。
独特の色気は、ファッションの楽しさを大きく拡張してくれる。
▼その他のブログはこちら