BUYER'S VOICE ここだけの話…【2024AW EXCLUSIVE Vol.1】
8月も後半に入り、皆さんの気分も秋ものに変わりつつあるのではないでしょうか。
中でもこの時期注目したいのは、やはり別注アイテム。
今回バイヤーの関根さんに間もなく入荷予定の別注アイテムについて詳しく解説してもらいました。
バイヤーが語る、「ここだけの話」。
是非最後までご覧ください。
まずは昨今の市場でもよく目にする【UMBRO】の別注についてお伺いします。
関根:このトラックジャケットとパンツのセットアップは、90年代〜2000年代くらいのデザインを色々見てそれを参考にしながら作りました。
当時のスポーツウェアだともう少しディテールが多かったり、派手なカラーのものが多かったりするのですがその辺は今のファッションシーンに合わせて、ディテールを少しなくしたり、配色もネイビー×ブルーのようなトーナルカラーに変更してたりします。
あとロゴも90年代に使われていた大文字のロゴを使ってます。
今のものは小文字なんですけど、自分が小さい頃に着てたものや昔のかっこいいものは大文字の方を使ってたりするので、今回もこっちを選びました。
関根:サイズ感はジャケットは身幅広めのゆったり目にシルエットにして、パンツも今っぽく履けるワイドストレートにしました。
どっちも裾が絞れるようにドローコードを付けているので、オーバーサイズで着てボックスシルエットにしたり、ボリューム感のあるスニーカーと合わせたりいろんなバランスで着てもらえたらと思っています。
また裏地は総裏のメッシュ地になっているので、普段遣いでは適度な保温性もありますし、ちょっとした運動とかでも着てもらってもいいですね。
関根:そうですね。これは出張でフランスに行った時に見つけた古着のスウェットをベースに作りました。
カラーはジャージに合わせたグレー、ネイビーに加えて、挿し色でサックスブルーの3色展開にしてます。
スウェットもサイズ感はゆったり目なんですけど、袖と裾のリブのテンションを少しきつくしているのでオーバーサイズで着てもいい具合に溜まりができてバランス良く着てもらえると思います。
関根:実は一番拘ったのがこの刺繍のロゴなんですよ。
ワッペンみたいな風合いが独特で、今の洋服ではなかなか見ないディテールが良いなと思ってそのまま再現してもらいました。
やっぱりここが結構難しかったみたいで、サンプルも何回か作り直してもらって当時のデザインに近づけることができました。
続いてはLe Sans Pareil (ル サン パレイユ)についてお伺いしたいと思います。
関根:ル サン パレイユは、元々ワークウェアのブランドなんですけど、今回はジャーマントレーナーで別注を作りました。
スローブイエナとの共同別注になっていて色出しなんかも、スローブのバイヤーと色の濃淡など細かいところまで話し合いながら選んでます。
スローブではブルーも展開しているんですけど、417ではメンズのスタイリングとか履きやすさとかも加味してホワイトとブラウンに絞って展開しています。
関根:そうですね。ベーシックな無地の平紐と、アウトドアの衣料品とかに使われてる織込みが入ったのチップ付きのシューレースの2本付けてみました。
気分で変えてもらっても良いんですけど、これみたいに2本使った遊びのある通し方もおすすめです。
ジャーマントレーナーって永遠の定番みたいなイメージがあって今までもいろんなブランドでもやったんですけど、今回は少し遊びも効かせた分、価格帯も手に取りやすくしているので履いたことのない人にも是非試してほしいですね。
レディースサイズはSLOBE IENAでご覧いただけます。
最後はChampionについてお伺いしたいと思います。
関根:ディテールはスポーツタイプで見られる、V字のガゼットの仕様にして、2000年代でよく使われていたスクリプトロゴっていうこの横の筆記体のタイプを使っています。
今はあまり使われていないんですけど、Y2Kファッションの流れなんかも考えながらこのロゴを選びました。
ただ大人っぽくも着れるようにロゴとボディーは同色に変更で馴染むようにしています。
関根:生地はフレンチテリーっていう柔らかくて少し落ち感のあるものを使っているんですけど、普通のスウェット生地だとどうしてもスポーティ感が強くなってしまうので、この生地を使うことで少しきれいな見え方なるようにしています。
合わせてリブも少し細めにしているので、スポーツウェアというよりかは普段使いしやすくなっているかなと思います。
このツルッとした生地感と色ものの相性も良いっていうのでカラバリも結構多くしているんですけど、価格帯も抑えることができた分、普段あまりカラーものも着ないっていう方にも是非手にとってほしいですね。
いかがでしたか?
一目見ただけでは伝わらない別注の魅力が伝わったのではないでしょうか。
気になった方は是非秋冬のコーディネートに取り入れてみてください。
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