古着のようなお土産Tシャツ
古着が高騰しているという話をしばしば耳にする。
時が経てば古いものはどんどん古くなるし、状態のいいものは少なくなってゆく。
ディテールや素材など今は再現できない魅力がそこにあって、その価値は高まっていく一方だ。もちろん古着を探すのは楽しい。
だけど、別の選択肢があってもいいんじゃないかと考えた。
バイイングの過程で、あるお土産Tシャツのブランドと出会った。
映画・ララランドで有名なLAのワッツ・タワーズをはじめ、アインシュタインやブラックホールの数式、ニコラ・テスラに青少年科学館など古着で見たことがあるような、ないような、抜群に魅力的な絵柄のTシャツが並ぶ。
80年代から変わらないデザインで、ボディブランドのTシャツにシルクスクリーンプリントをして今もなお販売しているという。
これを風合いが出た状態で身につけたいとバイヤー・中村は考えた。
正式にオファーをして、バイオウォッシュ加工を施して販売することの許可を得た。
プリントの技法もアメリカらしいコットンのボディも、加工との相性は抜群で、古着らしい独特の褪せ方にこだわった。
少しだけ手を加えることで、ありふれた服が身につけたいものに変わる。
今年はプリントTが着たいと感じている方は、ぜひお試しください。
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