《director's column》生地を一から作ったスペシャルスウェット
カリフォルニアの日差しが燦々と降り注ぐロングビーチ。
そんなロングビーチでは月に一回フリーマッケットが開催されています。
ローズボールのフリマよりゆるい雰囲気がするロングビーチのフリマおすすめです。
僕も出張中、タイミングが合えば必ず立ち寄るようにしています。
もう何年も前にこのフリマで出会ったディスカスのスエットがあります。
今日はこのディスカスのスエットについて綴りたいと思います。
80年代のアメリカ製のコットンポリエステルの独特のグレーが好きなのですが、
色もカタチも完璧な一枚に出会ったのでした。
とにかくこの色がとても良くて万能でスタイリングしやすいのに、
今ではなかなかお目にかかれない。
柔らかくて洗ってもすぐ乾くコットンポリエステルの素材は日常の使い勝手が最高です。
このオンス(厚さ)のスエットは本当に重宝して、夏の冷房対策にも最適だし、
もちろん冬にもちゃんとあたたかい裏起毛でワードローブには欠かせない一枚です。
いつか、この古着のスエットを再現して作りたいなと考えていました。
そんないつかが叶う日がやってきました。
ディスカスとアウトドアプロダクツ ユージュアルシングスとの
コラボレーションで実現することになりました。
この「独特なグレー」にこだわりたかったので、
生地を一から作ることから始まりました。
スエットそのものもさることながら、
パッケージやネームタグも80年代のものを復刻して
アウトドアプロダクツとのWネームになっています。
スエットのシルエットは、たっぷりとした身幅とアームホールで着心地に
とても良いものになっています。
脇にハギのないデザインにしたかったので、
あえてセンターバックにハギを入れるデザイン。
ワンピースの上から着ても良いし、もちろんデニムによく合います。
古着で探してもなかなか見つからない
この特別なグレーのスエットをぜひ手に入れてください。
追伸
今回はメンズも着られるサイスを作っているのもお見逃しなく!
OUTDOOR PRODUCTS Usual Things
クリエイティブディレクター 染谷真太郎
▼director's column 〈Levi's〉