遊び心のある大人はただの大人よりも大人なのかもしれない
この頃、お昼ご飯を大盛りでおかわりしてしまう食べ盛り育ち盛りの26歳イシグロが実は大好きなブランドがこっそり入荷しておりました。
STAYHUNGRY、ベルリンのブランドです。
スティーブ・ジョブズが残した「stay hungry, stay foolish」という言葉がありますが、もちろんお腹ペコペコのHUNGRYではありません。
STAYHUNGRYはBMXのプロライダーとして世界中を転戦し、RedbullのサポートライダーでもあったMatti Roseが2015年に始めたカジュアルブランドで、「大人になっても楽でカジュアルな服を着続けたい、しかし大人なのだから少し上質なアイテムを身に着けたい」といった想いを具現化したライダーの彼らしいラインナップになっています。
いわゆる大人カジュアルのようなブランドは世の中にいくつでも存在する中で、STAYHUNGRYはそことは少し離れたポジションで成立しています。
BMX関連のファッションは、その歴史から考えても、アメリカ発信のアイテムが多いのですが、STAYHUNGRY のアイテムでアメリカ生産されているものは、ほとんどありません。品質的にチープなものが多いという認識に立って、全てのアイテムの生産をヨーロッパ地域のみで行うことにこだわっています。もちろんヨーロッパ生産にこだわっているブランドは山ほどありますが、それらともまた異なるアプローチ。STAYHUNGRYのもつ好感度しかないこのギャップは好きになるしか選択肢はありませんでした。
遊び心のあるビジュアルに反した高いクオリティ。真面目にふざけるそのクリエーションの姿勢が、ステイハングリーの魅力です。
こちらは毎シーズン色違い等で登場するハーフジップのプルオーバー。
かわいいルックスでもちもちで滑らかな肌触り。まさにブランドの真髄を感じられるアイテムです。
タートルネックにスラックスにスニーカーなんて大人な外しはいかがでしょうか。
お次はTシャツ。
新しいベースボールTシャツと言ってもいいかもしれません。
左下に添えられたタグ。
野球部時代こんなアンダーシャツ着てました。
ただのお茶目Tシャツと見るならば少し高く感じる価格設定ですが、着心地を感じて頂ければ頷いてしまうはず。
キャップは毎シーズン気付いた時には無くなっているので油断禁物です。
ロゴにはYOUNG MEN GROWING UPの文字。成長に応じて若い頃とは着る服の質も変わる。
大人になったらジャケット、シャツ、トラウザーズ、革靴などもいいけれど、若い時代を思い出すようなラフな格好、申し分のないクオリティ。そんなテンションも無しではないはず。
遊び心を忘れない大人の皆さま、たまには気を抜ける上等な服も着てみてはいかがでしょうか。