【refomed for JOINT WORKS】Capsule Collection 24SS
JOINT WORKS一同、愛してやまないブランド「refomed/リフォメッド」より至極の3ピース別注が発売開始。
新店オープンが決まって真っ先にご連絡し、構想に1年を費やしてやっと店頭に並べることができた、スペシャルなアイテムたちをご紹介。
相変わらず、きっと誰もに届くわけじゃない、ある意味偏愛に近い、ただ少数でも、わかる人、好きな人に届けばいい。
そんなある意味斜に構えた心持で書き記すブログです。
バイヤーが心から本当に好きなブランドを語るときなんて、このぐらいの内容がちょうどいい。
お付き合いいただける”物好き”の皆様にとっては、きっと耳寄りな内容になっていること間違いなし。
以前のブログでも綴ったように、refomedのデニムは僕にとって”相棒”と呼ぶのに相応しいアイテムです。
そしてブランドの顔とも呼べる”RIGHT HAND DENIM”は今回のカプセルコレクションを依頼するにあたって、真っ先にお願いしたのは言わずもがな。
特殊な製品加工を加えて、経年変化後の風合い、色合いに仕上げたデニムパンツはとにかく着用時の破壊力が凄まじい。
素材はジンバブエコットンを使用した13ozデニムを使用。太番手のムラ糸で縦ムラのある素材感が特徴的です。
元々インラインで使用されていた生地ですが、異常なまでに気に入ってしまったため、今回の”RIGHT HAND DENIM”に落とし込んでいただきました。
念のためにご説明させていただくと、”RIGHT HAND DENIM”とは左手に材料を乗せ、右手で作業をする左官職人をイメージし、制作されたデニムパンツ。
しゃがみながら作業をする姿勢で、脛の外側に擦れや汚れが付きやすい事から着想を得てパッチが付けられています。
ワレワレ一般人の日常生活では必ずしも必要とは言えないこのパッチが、デニムの顔になっているからたまらない。
ややゆとりのあるストレートシルエットで、少し長めに設定された丈感は溜まりを持って履くも良し、折り返して耳を見せるも良し。
もちろんボタンは鉄製で表面にメッキをしておらず、時間が経つことで錆びていく経過を楽しむことができます。
2つ目は着古した様な風合いを表現するため、加工過程を繰り返し繰り返し行ったノースリーブスウェット。
こちらはインラインで制作されていたスウェットアイテムをベースに制作しました。
インラインではラグランスリーブが特徴的ですが、カットオフをより表現するためにセットイン仕様に変更。
ソースはデザイナーの安藤さんが行きつけの古着屋さんで見つけたスウェット。
袖がセルフカットされていて、その雰囲気に惚れ込んだことからこちらのアイテムを制作しました。
シルエット、特に肩のラインはミリ単位で細かく修正を繰り返した、今回一番の難産なアイテム。
その分着用した際の魅力と愛おしさは倍増です。
refomedらしい、ゆったりとした身幅とややテンションをきつめに設定したリブから生まれるボックスシルエット。
アームもかなり広めにとっており、ブルゾンの上から羽織るも良し、写真の様にスウェットの上から羽織るも良し。
軽装になっていくこれからの季節に、オシャレを楽しませてくれる最高の一着です。
現場仕事で壁を塗る際には、トップスは裏返しで着用し、仕上げの際は表で着る事で、 壁に余計な汚れやムラがつかない様に配慮しているそうな。
その環境で着用されていたであろうヴィンテージ品をイメージし、 表裏それぞれに異なる加工を施しています。
素材は低速で編み上げふっくらとした風合いに仕上げた裏毛を使用。
これによって着心地が良く、長い時期着用できるアイテムになっております。
最後に、究極のTシャツを作ろう!と目論んで、鼻息を荒く作ったGIANT Tシャツ。
無地だと面白みがないけれど、プリントっていうのもrefomedらしくない。
話し合いを重ねた結果、僕たちが大好きな”リバーシブル”仕様をTシャツに採用しました。
あまり聞かない、リバーシブルのTシャツ。それだけでわくわくします。
先ほどのスウェット同様に、現場仕事で壁を塗る際、裏返しで着用し、仕上げの際は表で着る環境で着用されていたであろうTシャツをイメージして制作しました。
A面はシームアウトによる立体的なデザインが特徴的。
バックにはrefomedの特徴でもあるギャザーを採用し、無地ながら存在感たっぷりの仕上がりに。
裏面にはデザイナーの安藤さん直々に1点ずつハンドペイント。
どーんと大きなペイントでなく非常に細かで繊細なハンドペイントが魅力的。
その結果世にも珍しい、リバーシブルで着用できる究極のTシャツができあがりました。
たっぷりと取られ、ゆったりとした身幅にやや短めのボックスシルエットはrefomedならではの仕様。
本別注の為に作成したパッケージに封入されています。
最後に価格にも拘りが。
ありがたいことにJOINT WORKSにrefomedを求めてご来店下さるお客様は年々増えております。
何着も何着も買ってくださる”コアなファン”の方が非常に多いブランドである一方で、ドメスティックブランドの価格帯になかなか手が出せず、いつか買いたいな~と憧れられていることもまた事実。
決して安くは無いのかもしれないけれど、生産背景や諸々、努力に努力を重ね、最後には安藤さん自らハンドでデザインして頂く事で、利益度外視、限界まで手に取りやすい価格で販売することが出来ました。
コアなrefomedファンの皆様はもちろん、毎シーズンのイカしたLOOKを見て気になっていた方、まだrefomedを手に取られたことが無い方にもぜひおすすめしたい”究極のTシャツ”です。
小話ではございますが、3/1(金)にオープンしたJOINT WORKS初のメンズオンリーフラッグシップ”JOINT WORKS 下北沢”では店内最奥部のレジ周りの大壁を、安藤さん御一行に左官アートを行っていただきました。
巾着やコテ、ギャザーや、もちろんRIGHT HAND DENIMなど、今のrefomedを作り上げている数々のデザインやバックボーンを実際に拝見させていただける非常に貴重な体験でした。
ほんとに脛の外側汚れるやん…みたいな発見も多々あり。笑
まさに”職人な技”から成された圧倒的存在感の壁に仕上がっておりますので、ぜひお近くにお越しの際は覗きに来てみてください。