再入荷|別注リーバイス501(R)完売サイズを見逃すな|RELUME
今年150周年を迎えたジーンズの原点501(R)。
前回の別注の興奮冷めやらぬ中、さらなる拘りをカタチにした501(R)が誕生しました。
そのこだわりのポイントは全部で7つ。
一つずつじっくりと見ていこうと思います。
LEATHER PATCH
リーバイスともなるとパッチ1つとっても
「革パッチか紙パッチか~」や「何年代までは革でそれ以降は~」等、語りどころがたくさん出てきます。
今回の別注では、再び革パッチを採用。
ちなみに革から紙への移行は1950年代頃のようで、
理由は生産量の増加によるコスト増と、性能の良い洗濯機や乾燥機の普及によって
革パッチが縮んで生地が引きつれを起こしてしまう事例が増えたからとか。
SELVAGE
今回の別注ではセルビッジデニムを使用しています。
デニムの裾を折り返してもらえればそのアイコニックな赤耳が見えるはず。
ちなみに「セルビッジデニム」が良いと言われ理由ですが、
単に赤耳なだけではありません。
赤耳は結果であって、真の価値はデニム生地の織られ方にあります。
一般的な量産デニムは高速織機で規則正しく、
均一な細い糸で織られるため平面的なデニム生地になります。
しかし、セルビッジデニムを織るための力織機は、
職人がスピードをコントロールしながら糸に合わせてゆっくりと織ります。
そのため綿糸がもつ本来の凹凸が残り良い意味でムラが生まれます。
またゆっくりと織るので目が詰まらず、
はいていくことで体に馴染んでいくのです。
そもそものデニム生地の質が異なるため、
セルビッジデニムは愛好家から高い評価を受けているのです。
THE BACK OF THE COIN POKCKET IS SELVAGE
今回はコインポケットの中にもセルビッジが出るような仕様となっています。
この仕様ですが、本来は生地の取り方によって出る出ないと個体差があり、
同時期のデニムでもあるものないものがヴィンテージ界隈でもあるようです。
ちなみにこのコインポケットですが、
腕時計が普及する以前の19世紀では懐中時計を入れるウオッチポケットだったそうです。
RAINBOW STITCH
501の顔とも言えるアーキュエイトステッチ。
アーキュエイトを日本語に訳すと、「弓型の~」という意味になります。
確かにあのアーチ、弓の形に見えますよね。
当時は裏地の補強のために入れられたそうですが、
その後は他社のデニムとの差別化や
ブランドアイデンティティとして商標登録をして現在に至るとの事。
今回の別注では、ヴィンテージ界隈で人気の
異なる2色の糸で縫われてるレインボーステッチ仕様に。
WHITE BAR TACK
このバータック(かんぬき)ですが、
501の誕生から1960年代頃までは存在していませんでした。
当時はバータックではなく、隠しリベットによって補強がなされていました。
そんなバータックですが、今回も色を特別に変更させていただいています。
V STITCH & SINGLE STITCH
こちらも現行の平行ステッチからVステッチに変更。
このトップボタンの脇に施されたV字のステッチは、
ミシンに返し縫い機能がなかった1960年代頃まで見られたヴィンテージデニム特有の縫製仕様とのこと。
またウエスト裏がシングルステッチというのも、同様にヴィンテージデニム特有の縫製仕様です。
ちなみにこのシングルステッチと対になるのがチェーンステッチ。
本別注もウエスト裏の上部はシングルステッチ、
下部はチェーンステッチとなっています。
この違いは諸説ありますが、
当時の事を考えると強度の違いによって使い分けていたのではないかと思われます。
このシングルステッチとチェーンステッチでは、
シングルステッチの方が2本の糸で縫い合わせるため強度が上です。
そのため摩擦の多いウエスト上部はシングルステッチだったのかもしれません。
それが現在ではどちらもチェーンステッチなのは、
強度よりもチェーンステッチ特有のパッカリングから生まれるアタリ(見た目)が重視されているからではないでしょうか。
150TH ANNIVERSARY SLEEK STAMP
リーバイスの150周年を祝う限定のスレキスタンプ。
かつては物資節約のため、さまざまな簡略化が余儀なくされ、
スレキにはシャツやミリタリーウェアなどの生地で代用されたこともあったそうです。
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