BUYER'S VOICE ここだけの話…【Barbour/GRAMICCI編】
人気企画の【BUYER'S VOICE】。
バイヤーの関根さんに別注のポイントなど詳しく解説してもらいました。
今回ご紹介する別注アイテムは417ではお馴染みのGRAMICCIのパンツとBarbourのアウター。
一体どんな拘りが隠されているのでしょうか。
是非最後までご覧ください。
まずは本日発売の別注Barbourのご紹介です。
関根:今までの別注は襟の形だったりポケットの仕様を代えているものが多かったのですが、今回の一番のポイントは生地を変えているところで、CORDURA®(コーデュラ)のコンバットウールという混紡の素材を表地に使っています。
表地を思い切って変えた分、ベースモデルはBarbourの中でも定番を現代的なリラックスフィットに改良した【オーバーサイズビデイル】を選びました。
関根:今はスーツにも使われるような上質な生地としての認識の方が多いと思うのですが、元々は米軍の戦闘服に使用していた生地をウール混に変えて、米軍の制服用に開発されたという背景をもっていて。
なので耐久性や撥水性にも優れていて、こんな背景もBarbourの歴史やパブリックイメージにリンクするところがあるとな思ったのでこの生地を選びました。
関根:また起毛感のあるウール生地に対してシルバーのボタンやジップをつけることで上品な印象に仕上げました。
さらに細かいところで言うと、襟も通常のオーバーサイズビデイルだと少し大ぶりで野暮ったい印象に見えたので、コンバットウールの生地に合うように小さく調整しています。
他にもBarbourといえば裏地がハウスタータンのような柄になっているものが一般的ですが、表地にチョークストライプを使っているので、裏地は同色の無地にして全体のバランスを整えています。
関根:全体的に起毛感のあるほっこりした印象のアイテムなので、ナイロンパンツやジャージー素材みたいなつるっとした生地のアイテムと合わせると今年っぽいスタイリングになって良いかなと思います。
あとはデニムやチノパンなど綿素材のハリのあるものと合わせると、アウターとの凹凸感が生まれてバランス良く着れるのでおすすめですね。
続いてはGRAMICCIについてお伺いしたいと思います。
関根:このシリーズは幅広いお客様に穿いてもらいたいアイテムなので綺麗めな印象に仕上げました。
今回は【LANATEC/ ラナテック】という洗えてシワにもなりにくい機能素材を使用していて、生地も微起毛なので秋らしい見栄えになっています。
もちろんグラミチなので生地にはストレッチが効いていて穿きやすいですし、ほんの少しですが今までの別注よりもゆとりをもたせているので、今のトレンド的にも馴染みの良いバランスになっているかなと思います。
関根:定番ベースではあるのですが、色や柄のバリエーションの豊富さは魅力じゃないですかね。
いろんなブランドから別注が出ている中で意外とチェック柄っていうのはあまり見かけないですし、無地の方もベーシックカラーに加えてブルーやベージュみたいなシーズン感のあるものもあってお好みの一着を見つけてもらえるんじゃないかなと思います。
関根:基本的に何にでも合わせやすいものではあるのですが、実は丈感にはすごく拘っていてインラインのものよりも少し短めに設定しています。
シューズに少し掛かるか掛からないかくらいの丁度いいバランスにしているので、ブラックやグレーであればレザーシューズでビジネスカジュアルとして穿いてもらっても良いですし、トレンド的に言うとadidasのSAMBAやSPEZIALなどのコートシューズみたいなものと合わせてるのも良いかなと思います。
いかがでしたか?
一目見ただけでは伝わらない別注の魅力が伝わったのではないでしょうか。
気になった方は是非秋冬のコーディネートに取り入れてみてください。
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