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STORY MFG / Slow Made

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    ご無沙汰しております。

    堀江店畠中です。


    早速ですが
    大好きなブランドのご紹介を


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    STORY MFG ( STORY manufacturing )


    イギリス・ブライトンを拠点とし、夫婦であるKatyとBobbin 2人によって立ち上げられたブランド。

    デザインの作成から在庫管理などに関してもほぼ全て2人だけで行われている。


    昨今

    よく問題視されているファッション業界におけるサスティナブル問題。

    環境や製作者の労働環境など、今となっては業界ではよく耳にするこの問題もいち早く取り上げファッションと社会の課題に配慮していた。

    洋服を製作する上で環境への負荷を極力排除するゼロ・インパクト・プロダクト(コストが限りなくゼロに近づく未来を目指したプロジェクト)を心掛け、オーガニックな素材、天然染料による染色、生産を行うインドを始めとしたパートナーとの公平な利益分配を実施。


    それぞれの製品を制作してきた人々の努力と技術に向き合い、材料が作られたすべての場所を訪問し、品質をチェックし、現地の人々と触れ合うよう心掛けている。

    ブランドが大きくなればなるだけ難しくなる話だが、ケイティーとボビンは今も変わらず現地に訪れ、素材と製作者と向き合っている。



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    スロー・メイド(Slow Made)”を掲げ、多くの高度技術、感情、および時間を有する生産過程を重視。自然色素に焦点を当て、栄養豊富な肥料が副産物となる地球に優しい植物染料を可能な限り使用している。


    スローメイドをよりわかりやすく言うのならば、

    効率を重視するよりも、素材にストレスをかけず、その結果として風合いがよくなり、着心地がよくなるようなこと。
    例えばシャトル機などの低速機を使い、手染めし、天日干しをした生地で、先述した職人達が手間暇をかけてじっくりと作ったものを、消費者である私達は長く時間をかけて着込んでいく。


    ブランド名の由来は名の通り、製品一つ一つの製作工程、すなわちストーリーをより大事にすることによって価値のあるモノにするということ。


    僕たち消費者側としてはこれだけモノやブランドがありふれてきた今、自分のワードローブにある洋服たちをどれだけ大事にしてやれていたか。
    改めて再確認させてもらった。


    これだけの生産過程が見えるといつも以上に長く大事に着ようと思えた。






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    ちなみにBehind scene的なアカウントやTikTokアカウントで生産の裏側をチェック出来る。


    どちらも更新頻度は
    極めて少ないが、よくわからないYouTuberの動画を見ているよりよっぽど面白いし参考になる。


    長くなったがコレクション
    どうぞ


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  • - The Plough Follows The Rain -

    直訳すると「鋤(すき)に雨は続く」。
    西部開拓時代のアメリカに信じられた科学理論で、わかりやすく言えば「耕せば、雨が降る」

    不毛地帯であっても耕し、穀物が実るように準備して願っていれば雨が降るようになり、緑豊かな大地となる。


    資産も経験もない彼らがここまでブランドを成長させるために、ゆっくりと10 年もの時間を費やしてきたように、これからも時間をかけて、業界への挑戦を続けていくことによって自分達の体現したいものがより現実的になっていくということを示しているのかもしれない。

  • 【 POLITE PULLOVER 】

    Size L / ¥79,200(taxin)

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  • ハイキングウェアから構想を得たフロントにクロシェが施された定番のプルオーバー。

    シーズンによって使われる素材やカラーが異なっている。
    今シーズンはオーガニックコットン100%のベルベット素材。目の引く柄が多いPOLITE PULLOVERだか、その中でも一際気になった柄だったから一択でピックアップ。


    フロントの刺繍も上に掲載の写真のように全てハンドメイドで。

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  • SOT JACKET

    Size M,L / ¥55,000(taxin)

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  • ブランド初期から大事にしているSOT JACKET。
    ボックス型のリラックスシルエット。フロントのボタンは1920年代に主に使われていたコロゾナッツボタンを採用。

    コロゾナッツとは南アメリカを原産としたナッツであり、ナッツは、熟すと地面に落ち、それを収穫する為、枝から実を取る方法を必要としない。

    それでいて染色もしやすく一般的なプラスチックより硬いので傷もつきにくい特徴を持っている。


    全面に施された刺繍やプリントも勿論ハンド。

    スクリーンプリントではなくスタンプの様に丁寧に捺されている。


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  • 【 FORAGER PANTS 】

    Size S,M / ¥68,200(taxin)


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  • 昨今サイジングの気分がよりジャスト目になっている人が多く感じるしトレンド的にもそーなのかもしれない。


    今シーズンからサイズスペックが一新されたようだがそれでもForager Pants は対象的に超ワイドテーパード。
    しかし股上はそれほど深くないのが個人的には嬉しい。


    狩猟用のパンツからインスピレーションを得たディティール。

    素材は綿素材で、通年履き込んで経年変化を楽しむ。
    ECRUカラーを手に入れた自分も汚れなんか気にせずバシバシ履き込んでいこうと思う。


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    STASH BAG - (Olive Snail)

    ¥33,000(taxin)

    STASH BAG - (Forest)

    ¥31,900(taxin)

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    ブランド定番のサコッシュ。

    STASHと言うネーミングがイイ。


    オーガニックコットン100%,手編みのクロシェ,天然染料使用。


    自分もかれこれ2年は愛用している。

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    サイドの縫い目がほつれても修理して使う。

    イイものを長く大切に。


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    Piece Scarf Slim - (Olive)

    ¥42,900(taxin)

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  • ブランドのアイコンとなるスカーフは幅が細くなりよりデイリーに使いやすくなった新型。

    天然植物染料のみを使用し手染めで時間をかけて作られたオーガニックコットン糸。

    それらを使ってインドの職人が手編みして生産されている。


    どのアイテムにも言えることではあるが、ブランドのやっていることを120%で感じられるそんなアイテム。

    僕は、せっかく高いお金を出して買うなら生産背景や生産者の顔が見えて上で納得して着たい。

    古着を買う際でも同様。買い付けている人の性格やセンスが第一であって、これは学生時代から今も変わらずずっと心の中にある。


    だからこそ彼らのやっていることはリスペクトしているしこれからも消費者としてサポートしていきたい。



    ブランドのHPに掲載している10個のマニフェストをチェックして欲しい。


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    最後に、STORY MFGと並行して活動しているGENTLE FULLNESSというブランドがある。


    ケイティーとボビンに加え、彼らの友人であるDaniel Pacittiを加えた新プロジェクト。

    STORYとは違った新鮮な視点をもたらし、新たな切り口で表現しているが、あくまでStory mfg.の一部でもあるという。


    SSコレクションで既にかなり旅立っていったが堀江店にて少しだけご用意。

    ↓BLOGにて

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    STORY MFGは WISM堀江店とONLINE STOREのみの展開。

    ONLINEもいいけれど、OFFLINEな店舗で着て見て触れて感じて欲しい。





    WISM堀江店

    大阪府大阪市西区南堀江 1-9-7
    TEL : 06-4390-4050
    Instagram : @wism_horie



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