【ACME style】My Hawaiian Room
いつか見たオールド・ハワイアンハウスへの憧憬。
初夏の訪れを感じ始めるゴールデンウィーク。
目黒通り店に、南国ハワイの風を吹かせます。
今回のハワイアン・スタイリングは店舗企画から実現したもの。
本ブログでは発案した店舗スタッフに意図したことと経緯を聞いています。
ACME Furnitureが解釈したハワイを感じてみてください。
----------------------------------------------------------------------------------------------
── ハワイ企画のアイデア、きっかけから教えてください。
以前からハワイアンバーククロスが気になっていました。
フリマサイトなどでクッションカバーを探してハンドメイドで作っている方にオーダーしたりして少しずつ集めたりしていて。
気になったきっかけは、2016年のACMEが某ブランドとコラボして家具やクッションを作っていたのを見たこと。
その時の衝撃がずっと忘れられなかったです。
単純にかわいい、華やかな女性らしいボタニカル柄とは違って、生地の織りや柄、色使いの大胆さがかっこよく感じました。
── インパクトありましたよね!
あれ?その時はまだ入社前ですか?
そうですね(笑) それから数年後ACMEに入社して、あんな商品をまたやりたいなー、と漠然と思っていたんです。
月日が経ってたまたま今年の頭に、とあるルートで偶然バーククロスのデッドストックが手に入れられることになって。
店舗のみんなに提案して反応がよかったので、事業部に企画を持っていきました。
── 生地を見せてもらった時は、一同「キタっ!」感ありましたよ。
ワクワクしましたね!
── 先ほどから聞き慣れない単語が出てきているのですが、バーククロスとは何ですか?
もともとはウガンダで600年以上前からつくられている樹皮製の生地だとか。バークとは樹皮の意味です。
それがハワイに伝わって、今ではコットン製のものが主流になりハワイアンバーククロスやコットンバーククロス、
また通の方はKapa(カパ)と呼ぶそうです。
普通のコットン生地と比べると糸が太く、独特の織り目が特徴です。
── この魅力のある生地を使った、プロダクトの話を伺っていきます。
今回はリビングとダイニング、各シーンを想定して製作したんですよね?
そうですね、リビングからご紹介すると
メインのソファはCARDIFF SOFAがいいなというのがはじめからあって。
ウッドフレームは張り込みソファより抜け感がでるので柄物との相性もいいし、なによりフレームデザインが秀逸なので。
CARDIFF SOFA
── 最初からイメージを持っていて、快調な滑り出しですね(笑)
そこからが大変で(笑)
数種類のバーククロスを仕入れていたので、どれをメインのCARDIFF SOFAにもってくるかは悩みましたね。
あと、部分的にバイカラーにしたかったので、どの生地と合わせるかを店舗メンバーと何度も組合せを検討しました。
── きれいな自然光が差す午前中に、たくさん試しましたね。
いい組み合わせが多くてなかなか決められない、、、
試行錯誤の結果、デザイナーの推薦もあったアイボリーベースの生地に決めて。
バイカラーで合わす色は、柄にあるワイン系統からバーガンディーを選びました。
生地はモケットのようなレトロ感があるものにして、色が持つシックな感じもありバランスがいいですね。
やってよかったなと個人的に大満足な組み合わせです。
── こだわった甲斐がありましたね。
CARDIFF SOFAはクッションが背も座も両面使用が特徴です。
2つの生地を使用していることで、気分や季節でスタイリング楽しんでいただけるかなと思います。
── リビングのメイン家具が決まって、コーディネート軸ではどう固めていったんですか。
メインに対してサブの位置付けになるWICKER LOUNGE CHAIRのカバーを控えめな配色で2パターン用意しました。
こちらもバイカラーですが、同色でまとめて落ち着いたテイストにしています。
── あと、バーククロスから離れますがラグが気になります。
ラグは面積を取るので視覚的にも重要な要素です。
今回は印象的な、ミッドセンチュリーテイストのダイヤ柄を合わせています。
サイズは絨毯のように見せたかったので大きいサイズで作りました。
色は、ACMEのVC(ヴィジュアル・コーディネーター)に相談してイエローに。
シックで暗めなグレーとかの案もありましたが、結果、明るくてレトロな雰囲気ができたのでとてもよかったです。
【 ACME ORDER RUG 】 SIZE ORDER
2patterns / 5colors
── 続いて、ダイニングはどうですか?
TRESTLES CHAIRが思った通り、とってもかわいいです。
きれいなフォルムのチェアをバーククロスで張り替えて。それで十分です(笑)
スタイリングも素直にBROOKS DINING TABLEに合わせるくらいがいいと思います。
── 全体感が見えてきましたが、今回のテーマがあれば伺いたいです。
古いものを大切に使っている、祖父母のインテリアを受け継いだお孫さんのお部屋というイメージで
”My Hawaiian Room” です。
── そうそう、家具だけでなく雑貨アイテムもありますよね。
はい、クッションカバーは必須でした。
家具はハードルが高くても、バーククロスをクッションから採り入れて楽しんでいただけたら、と。
それと、グラスです。
ハワイアンヴィンテージの洋書に載っていたグラスがかわいくて、VCに依頼してオリジナルでデザインを起こして貰いました。
このグラスで、ぜひオレンジジュースを飲んで欲しいです!
── 最後に、この企画を通しての提案はありますか?
ACMEはずっと変わらずミッドセンチュリーのインテリアスタイルを提案しています。
ヴィンテージこそ昨今の状況で仕入れが難しくなっていますが、オリジナル家具でも十分ミッドセンチュリーのDNAを感じることができると思います。
今回の私たちのアイデアを気に入って楽しんでいただけましたら嬉しいです。
“ My Hawaiian Room ”
4/29 sat start
at ACME Furniture 目黒通り店
ACME Furniture 目黒通り店
東京都目黒区目黒3-9-7
03-5720-1071
12:00 - 20:00