MADE IN U.K
楽しみにしていたコートが届いた。
レショップの名作と言っても過言ではないLEのバルカラーコートを、そのままLAVENHAMの生産背景によって製作していただいたキルティングバルカラーコート。
昨年BARBOURとの共作によってリリースしたオイルドコットンのバルカラーコートも記憶に新しい。
同じようなアプローチからなる今作だが、仕上がりは全くの別物。
バルカラーコートという共通項はあれど、スタイルも見え方も、使い道すらも異なる洋服に仕上がった。
企画の発端は、これまでにリリースしていたLEのコットン/ポリエステルのバルカラーコートでは冬を越すのが難しいという声を多くいただいていたことから始まった。
レショップスタッフは重ね着を楽しみたいが故に、真冬でも本格的な防寒アウターを着ることが少なく、あの手この手でレイヤードを駆使しながら冬を越す。
そんな我々の感覚からすると、LEのバルカラーコートは十分に冬を越せる防寒アウターに分類されるのですが、単体での防寒性能は真冬向けのアウターには達しないのが事実。
それならば防寒アウターの代表格のひとつでもある、LAVENHAMのキルティングを使ってバルカラーコートを作ったらどうか?という思いつきから企画は進み、幾度かのテストサンプルの作成を繰り返し、今作は発売に至った。
そもそもLEのバルカラーコートも、元を辿ればコンセプター 金子の私物である英国トラディショナルを代表するブランド「Burberry」(金子の私物はフランス製)のコートをリファレンスとしており、同じく英国のブランドであるLAVENHAMとの組み合わせというのは相性が良いに決まっている。
実際に袖を通すとまず軽さに驚く。
それに加えナイロンキルティングは滑りが良いので、重ね着をしたときにも他の服地との摩擦がほぼ皆無。
ジャケットやニットなどと干渉することなく、ノンストレスで羽織ることができる。
肝心の防寒性も充分。
もちろんダウンやメルトンアウターなどのいわゆる厳冬期用アウターと比較すれば劣るのはもちろんですが、普段あの手この手でレイヤードを駆使して冬を越す我々からすると、もはやこれは厳冬期用アウターだ。
8月の海外仕入れ出張に際して、本場英国で撮影を敢行した。
撮影した写真から感じるのは、現地の風景/空気感にあまりにもよく馴染むということ。
まるで本国の洋品店で買ったものをそのまま現地で着ているかのような本物感がある。
日本のマーケットに合わせて編集することで、失ってしまいがちな本物の「味」が、損なわれることなく洋服に現れている証拠だ。
自分はいつもそうですが、そんないつもに増して今季は俄然トラディショナルな気分。
本物のMADE IN U.K。
是非店頭でお確かめください。
青山店 田口
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