ÉDIFICEが再定義するドレスウェア "Rue de seine ÉDIFICE"
2022FWシーズン、改めてEDIFICEの再定義をするべく提案を強化しているドレスカテゴリー。
その中でフォーカスしたのは"m's braque"を手がけていることで知られている、デザイナー松下貴宏氏と協業していた「Rue de seine EDIFICE」の再提案。
以前は完全なクロージングラインとして主にスーツをリリース。
復活した新たな「Rue de seine EDIFICE」は時代感を反映したドレスカテゴリーとして、遊び心のあるジャケットをご提案します。
そして今季、再始動した「Rue de seine EDIFICE」ラインについて、デザイナー松下氏にお話しを伺うことが出来た。
Q: 今回、EDIFICEのドレスカテゴリーとしては70年代のフレンチクロージングをテーマに企画をしています。EDIFICEとしては、所縁もあり信頼が置ける松下⽒に”今回のドレスカテゴリーにおいての遊びの利いたジャケット”の企画をオファーさせていただきました。今回のオファーを受けてどう思われましたか?
ー 松下氏: m's braqueとしても大事にしているアイテムでもあるので、改めてファッションアイテムとしてフォーカスして頂き光栄な事と思っています。
Q: 今回の3型のモデルの特徴や背景などがあれば教えていただけますか?
ー 松下氏: 今回の3型は過去のアーカイブモデルをEDIFICEさん側との取り組みによってリモデルしたものですが、元となる3型に対しては特に背景(古着など)を参考にした物は無く、全てオリジナルデザイン、オリジナルの手引きパターンです。
ベーシックなジャケットの工程よりも、色々な部分でこだわりの一仕事が入っています。
分かりやすい所では、ダブルのジャケットは後ろ身頃から前身頃が繋がった仕様になっており、前後違う柄の見え方になっています。
また、特徴的な前⾝頃ポケット⼝のカーブも直線始末より⼿間が掛かっています。
他のメーカーさんのカッティングと被るライン取りはないと思います。
また、サイズ感を現代的なバランスに修正しています。
Q: 今回EDIFICEのドレスカテゴリーでは70'sをソースにしたセミフレアのトラウザーズにヒールシューズ、抜け感のあるストールなど、らしいスタイルを提案しています。その中でRue de seineはスタイルとして少しカジュアルなタートルニット、セミフレアのトラウザーズにコンバースなど、よりドレスダウンしたスタイルをイメージしています。松下さんのおススメのスタイリングイメージなどはありますでしょうか?
ー 松下氏: ご提案いただいたスタイリング、とても良いと思います。最近ではドレスドレスしたようなスタイリングはリアリティーがないと感じています。若い人にも着て欲しいので、その他のスタイルイメージで言えばダメージデニムにロンT、スウェットで合わせて貰う位が今の感じかなと思います。"大人の~"とかは、個人的には今の気分ではないですね。
Q: 今後この"Rue de seine"で取り組んでみたいことなどがあれば教えてください。
ー 松下氏 : スタイリングを先に立てての企画(コーディネート、シチュエーションなど)も分かりやすくて面白いかと思います。
松下さん、貴重なインタビュー内容、誠にありがとうございました。
昔からEDIFICEをご愛顧いただいているお客様には「Rue de seine EDIFICE」のカッチリしたイメージもあるかと思いますが、現代のドレスカジュアルを表現したラインにアップデートされた同ラインはぜひ袖を通して”今の気分”を感じていただければと思います。
2023年春夏も「Rue de seine EDIFICE」は継続していきますので、来年も楽しみにしていてください。