【THANK YOU】コンセプター崎浜と振り返る、FRAMeWORKの20年間
FRAMeWORKは20周年を迎え、8月から10月にかけて特別なイベントを開催してきました。
その締めくくりとして、コンセプター崎浜にインタビュー!
20年間を振り返ってもらいました。
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INDEX
①FRAMeWORKを立ち上げたきっかけ
②20年間変わらない想いと思い出のアイテムたち
③これからに向けた想いとお客様へのメッセージ
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①FRAMeWORKを立ち上げたきっかけ
当時30歳。
Spick & Span のカジュアル担当のバイヤーをしていたとき、上司から「新しいブランドを考えごらん!」とお声がけいただき1年くらいかけてコンセプトを考えました。
ほぼ毎日のように仕事帰りに書店に立ち寄り、立ち読みをしている女性の興味がどこに向いているのかをリサーチ。
洋服だけではないライフスタイルの一部としてのファッションに興味が向いていることに気付きました。
自身もトレンドを思い切り追いかけてきた20代からファッションへの考え方が変わってきました。
トレンド物を買っても結局クローゼットに残るものは変わっていないこと、
当時のセレクトショップに多かったON/OFFのカテゴリの考え方への違和感。
もっと自由に自分の時間とファッションを楽しめないかな…。
それらをまとめたのがFRAMeWORKのコンセプトのきっかけの一つとなりました。
②20年間変わらない想いと思い出のアイテムたち
何年経っても買ったことに後悔しないもの。
買わなかったことに後悔するもの。
そんなものへの出会いを提供したい。
20年間変わらない想いです。
こちらは立ち上げ当初、オープニングレセプションでスタッフに着用してもらったスタイリング。
別注したINDIVIDUALIZED SHIRTSのメンズサイズのリネンシャツにアメリカ軍のデッドストックのカーゴパンツ。ヴィンテージで仕入れたコンチョベルトでウエストマークして足元はピンヒール。
ピンヒールはレディーなシューズブランドではなく、ハンドメイドのしっかりとした作りのZINTALAに別注依頼して作っていただきました。
皮のなめしから1点1点こだわりぬいて職人がハンドで仕上げてくれるシューズの魅力にぐっと来て、永遠の憧れとも呼べるピンヒールとウエスタンブーツを作っていただきました。今でも大切に持っています。
このスタイリングはまったく古さを感じず、今でもこの先もずっと好きなスタイルなんだと思います。
この他にも特に思い入れが強いわがまま別注アイテムを...
一番右はINDIVIDUALIZED SHIRTSに別注したもの。
カジュアルなスタイルにも合う良い扇子が欲しくて探していたのですがなかなか出会えず、無茶なリクエストをしてみました。
マドラスとストライプを使って日本の職人さんに作っていただいたのですが、思った以上にかわいくどんなカジュアルなスタイリングにもバッチリはまる他にない1点に。
アランニットで有名なJohn molloyのもの。
ニットの作りこみでアイルランドにいった際、工場のおばさんが使っていたひざ掛けに一目惚れ。
商品として販売はしていなかったのですがあまりにもかわいかったのでストールを別注して作っていただきました。あまりに興奮しすぎて目的のニットを作り忘れたという大きなミスも思い出のひとつに。笑
バイカーたちのアイテムとして有名なVANSON。「この無骨でハードなレザーなら、ガシガシ使えるレザーの真っ白いBAGがつくれるかも!」と別注依頼。
汚れも気にせず本当にハードな使用に耐えられる「機能美とはこれだ!」の名品となりました。
Spick & Spanのバイヤーをしていた時、別のブランドの営業をしていたmariaと出会いました。そのときつけていたブレスレットがかわいくて質問攻め。そしてこっそりと見せてくれたのがmaria rudmanのコレクション。
そこからお取り扱いが始まり、数年経ったころ「いつも持っているLEICAのカメラにぴったりのポーチを作ってくれる!」と言って作ってこれたのがこちら。中がデッドストックの生地になっていてなんとも温かみのあるものに。今ではこれを作れる職人さんもおらず大切な宝物になりました。
③これからに向けた想いとお客様へのメッセージ
改めまして、20年間本当にありがとうございます。
私自身、好きなものに囲まれていることは本当に幸せです。これからも皆様にとっての好きなものを少しずつ増やしていくお手伝いができますように、と願っています。
またこれからFRAMeWORKを知っていただく方にも"HELLO"の気持ちをこめて、この20周年イベントでは長く愛用できる代表的なアイテムをスタッフみんなで考えました。楽しんでいただけていたら嬉しいです。
▼20周年特設サイトはこちら