フランス軍への納入経験や高級メゾンの生産にも携わってきた、100年以上の歴史を持つフランス発の老舗シューズメーカーの”マルボー（Marbot）”。
ブランド自体は途絶えていたものの、シューズデザイナーの竹ヶ原敏之介氏のもと新たなブランドとして始動している。

過去のオリジナルモデルに加えてフレンチミリタリーやトレーニングシューズなどをモチーフに、再構築されたモデルがラインナップ。
古き良き時代のテイストを残しつつ、現代へと結びつける新たな展開が魅力のコレクションとなっている。

フランス軍で使用されていたトレーニングシューズをソースに作られたモデルの”HOLECUT SNEAKERS”（左）と”OXFORD SNEAKERS”（右）。

内羽根タイプとホールカットのアッパーデザインで、どちらも足馴染みのよいトゥデザインとクラシカルな当時のデザインを踏襲したソールも特徴的だ。当時使われていた無駄のないデザインが、現代では新鮮に感じられる。

・HOLECUT SNEAKERS & OXFORD SNEAKERS／¥28,600 (in tax)

フランス軍の正装用として支給された靴をベースに独自のアレンジを加えた”FRENCH SERVICEMAN”（左）。欧米のものと比べ小さめに設計された羽根と、よりドレスシューズに近いフォルムに変更。ソールは同ブランドがフランス軍に納入していたミリタリーブーツのデザインを元に再構築されている。

軍物に見られるサイドゴアのパターンをスリムなドレスラストに落とし込んだ“NAVAL-SIDEGORE”（右）。こちらも同様に、フランス軍に納入していたミリタリーブーツのデザインを元に再構築されており、無骨なイメージとは裏腹なフォルムが特徴的だ。

・FRENCH SERVICEMAN／¥37,400 (in tax)
・NAVAL-SIDEGORE／¥39,600 (in tax)
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宿舎で履かれた簡易シューズをモチーフに製作された”BELT SHOES”。アッパーには耐久性・撥水性を備えたCORDURA®を採用し、甲部に配したベルトのゴムがフィッティングを高めてくれる。また屈曲性とグリップ力に優れたVibram®社製ソールを使用しているため、使い勝手も良さそうだ。

・BELT SHOES／¥30,800 (in tax)


古着屋でも良く目にすることができ、どこか上品な佇まいをみせるシューズ達は魅力的だったが、比較的手に入りやすいアイテムではあったもののなんとなく手にしてこなかった。

単純に、『過去にあったモデルだから、いま新鮮に見える』というだけではない。

初めて知る人も勿論、過去に履いたことのある人でも、古き良きデザインや背景を踏襲した現代のデザインを楽しめるシューズだと思う。

現代からみた過去を思わせてくれるデザイナーのエッセンスも含蓄した、モダンな空気感が一番の特徴であり魅力なのかも知れない。

単純にいいなと思える一足に出会ってください。


ご紹介したラインナップの全ては、9/3～9/11で限定開催されるPOP UPでご覧頂けます。
是非店頭にて、ご覧下さい。


L'ECHOPPE 青山店　松崎


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