教えたくなる紫外線対策の秘密 #新井ミホさんに聞く
教えたくなる紫外線対策の秘密
#新井ミホさんに聞く | vol.1
UVケア
紫外線は1年通してあるので基本毎朝のスキンケアの延長にUVケアをすること。特に紫外線量が増えるこの5月からはより念入りにケアを。
意外と皆さんが気にしてないのが室内でのケア。紫外線は窓から室内にもはいってきていて、家にいるから大丈夫ということでないので、朝からUVケアというのは大切です。肌にUVクリームなどを塗って守ることもそうですが、私はインナーケアも大事にしています。朝起きたら体内吸収効果の良いビタミンCを摂取するなど紫外線によるダメージを朝から行うことを習慣づけています。
外出する際には日傘や帽子なども紫外線が強い春夏には使用することもおすすめします。いまはデザイン性の高いものもたくさんあるのでファッションとして楽しみながらUVケアをすると苦になりません。
UVケアと同時に、紫外線をあびてしまった後のダメージ修復をすることも心がけていきたいです。紫外線をあびすぎたときには沈静効果のある抗炎症作用のあるものなどチョイス。同時に夏こそ乾燥(インナードライ)するので要注意。保湿もしっかり行いましょう。
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保湿ケア
秋冬は空気が乾燥しますので自然と肌の乾燥がきになり、保湿ケアを積極的にする方が多いはず。しかし暑くなる季節、夏こそ保湿はとても必要です。紫外線ダメージを受け、室内ではエアコンの冷気を浴びて、肌表面は皮脂や汗で潤いっているような気がしますが実は皮膚の奥は乾燥している場合も多くあります。
私は暑くなる季節こそ、保湿を徹底しています。洗顔後はすぐに化粧水などで保水をすること、オイル美容が注目されブースターオイルもたくさん選べるようになりましたが、必ずオイルを使用する際には保水も行うこと(表面だけオイルで潤っている気がしてしますので内側の水分が足りてないことに気がつかない)。
夜のスキンケアもクリームまで使用することをおすすめします。夏は蒸し蒸しするのでベタつきの少ないサラリと使えるクリームを使ってみるといいです。
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また、週末などゆっくりできる時間があるときは、集中パックなどもおすすめです。肌を乾燥させず、栄養をしっかり与えること。
最後に、
与えるだけではなくいらない汚れを肌に溜めないように洗顔や泥(クレイ)などをつかって肌をいつも清潔にたもつことも重要です。皮脂の分泌も増える夏は毛穴のつまりなどもきになります、泥(クレイ)パックなどで汚れをしっかりオフしてミネラルなどの栄養を肌にたっぷり与えてバリア機能を高めておくとよいでしょう。
ただし、洗いすぎたり、擦りすぎたりしないように。肌はとてもデリケート。やさしく触ってあげてください、そして自分の肌の常在菌(美肌菌)取りすぎないように菌が喜ぶ状態にしてあげてください(菌が肌の健康をまもってくれます)。菌の話また今度。
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肌質別ケア
気にした方がいいことの共通は上記に書いた内容です。
普通肌の方は、無理になにか突飛なことをせずに毎日洗顔とスキンケアをバランスよく行うこと。
乾燥肌の方は、肌を乾燥させないように洗顔もクリームタイプなどにして洗顔時から保湿を心がけると良いでしょう。ブースターオイルや朝もクリームまで使用することもおすすめ。
敏感肌の方は、肌に極度なダメージを与えないようにバリア機能を高める(肌免疫を高める)工夫を。クレイパックなどを定期的にと入れたり(ミネラル補充でバリア機能アップ)抗炎症作用のあるアイテムを常備して肌の揺らぎを防ぐ、紫外線予防も徹底したほうがいいです、UVアイテムはナチュラルなものをチョイス。できるだけ刺激を避ける。
混合肌、脂性肌の方は、夏は皮脂や汗が気になり洗顔はしっかりするけど、盲点なのは保湿が足りなくなること。表面ばかりきにしていると内側が乾燥していてさらに皮脂分泌が高まり悪循環に。しっかり保湿のスキンケアを心がけること。
クレンジングはオイルベースのものを使用してもいいかもしれませんが、皮脂も汚れもしっかりオフして肌が乾燥するので保水、保湿を忘れずに。化粧水をたっぷり含ませたコットンパックなどもおすすめ。
新井ミホ
(株式会社ラ キャルプ代表/ビューティーディレクター/植物療法士)
IT関連企業の広報を経験後、30歳で美容業界に転身。
2012年にナチュラル&オーガニックライフ専門のPR会社ラキャルプを設立し、
世界中のオーガニックコスメやフードのブランディングやPRコンサルティング業務に携わる。
フィトテラピーや薬膳食などにも造詣が深く、人にも環境にも優しいナチュラル&オーガニックライフの提案を行う。