「TINYシリーズ」座談会。キッズバイヤー目線で選ぶ10代の下着とは? | EMILY WEEK
ティーン世代の体と心の変化に寄り添う下着「TINY(タイニー)シリーズ」第二弾発売。
不定期で開催される EMILY WEEK の座談会をチラリと覗き見。
今回は、ティーン(11〜17歳くらいを対象)に向けた「TINY(タイニー)シリーズ」第二弾の発売を記念し、ベイクルーズのメンバーに集まっていただきました。
ゲストは、IENAのキッズライン「IENA ENFANT(イエナアンファン)」で商品開発とバイイングを務める松下、EMILY WEEK からはプレス 小林、デザイナー 杉田、司会でマネージャー 森が参加。女の子の親として下着選びで気になるポイントや、キッズウェアのバイヤー目線で選ぶ下着について、新発売の商品のご紹介を交えてお話します。
<「TINYシリーズ」座談会、スタート。>
ENA ENFANT 松下(右奥):キッズバイヤー歴4年、男の子の母
プレス 小林(右前):小学校低学年の女の子の母
マネージャー 森(左奥):高校生の女の子の母
企画 杉田(左前):中学生の女の子の母
▶︎ 女の子のインナーで購入時に気にすることは?
森:みなさん、女の子のインナーを購入する時に、気にすることってありますか?
杉田:子供の下着は、私がいつも選んで買っているんですけど、やっぱり肌当たりが気持ちよさそうな綿素材を選んでいますね。そんなに本人にこだわりがないので、なんでも履いてくれるんですけど、どうやらリボンとか柄物は好きじゃないみたいで、なるべくシンプルで天然素材のものを選んでます。
小林:うちも綿素材で選んでますね。白ベースの他に、薄いグレーとかピンクとか水色のカラーが比較的手に入りやすくて買っています。あと、うちの子は何故かキャミソールを嫌がるんですよ、なのでトップスは全部タンクトップ。
森:へー、キャミソールは肩紐が嫌なんですかね?
小林:まだ低学年なので、ちょっとお姉さんぽい感じが恥ずかしいのかもしれないです。
▶︎ 「TINYシリーズ」販売への想い
森:「TINYシリーズ」の第一弾はティーン向けの吸水サニタリーショーツだったのですが、大人用を購入された方が「自分の子供にも履かせたい」という声が多かったからなんです。生地はエミリーウィークで一番人気の「RESETシリーズ」と同じ、「bioRe COTTON(ビオリコットン)」という柔らかなオーガニックコットン生地を使用しているのですが、親御さんが自分で良さを分かっているものを、お子さんにも与えたいニーズがあるのかな、と思って"自分が好きなものを子供に贈れる"という下着の親子セットの着眼点で「TINYシリーズ」を開発しました。直接肌に当たるものなので、お子さんの大事な時期に使ってもらって、その成長を大切に見守るというか。そういう想いの強い商品です。
小林:小学校3年生くらいになると、早い子だと生理も始まるし、ちょっとステージが変わってくるなという意識があります。親としては心の準備が必要だなと思っていて、その時に身に着けるものでデザインが素敵だったり、肌当たりが心地良かったりすることで、嬉しい気持ちや安心感を子供が感じてくれたら良いですよね。
杉田:親としても子供と同じ素材を着られたらいいなっていう、ちょっと楽しい、ワクワクするような気持ちを、この「TINYシリーズ」に込めたいなと思って企画しました。
▶︎ 商品デザインやポイント
杉田:今回「TINYシリーズ」の第二弾として発売するのは、吸水サニタリーショーツとカップ付きキャミソールです。キャミソールは取り外し可能な差し込み式のパッドなので、体の成長の違いも調整できるようになっています。サイズは150cmと160cmの2サイズ展開で、160cmは大人の36サイズと同等のサイズ感です。生地は大人用の「RESETシリーズ」と同様なのですが、デザインのディテールにちょっとだけ子供らしい可愛らしさを入れています。シリーズは違いますが、基本的には同じ素材のものを親子で着ていただけるように「RESETシリーズ」と「TINYシリーズ」をつくっています。
カップ付きキャミソールは、胸の膨らみについて本人も気になり出したり、周りのお友達と成長の違いもあって、恥ずかしいという感情もあると思うので、なるべく胸を主張しないように柔らかく高さのないパッドを選びました。あとは、アジャスターを自分で調整しやすいように前に付けていたり、肩紐がずれにくいようストラップの配置に配慮していたり、シーム(縫い目)がフラットになっていたり、親から見ても安心できるデザインにしています。
吸水サニタリーショーツは、小学校の高学年くらいからを対象としています。学校で事前に生理の授業があっても、いつ生理がくるか分からなくて不安を感じるお子さんが多いと思うので、そんな時に使っていただきたいアイテムですね。全体にオーガニックコットン生地を使用していて肌当たりが良いのが特徴です。体の変化を気持ちよく迎えられる、お守り的なものにしたいなと思っています。
うちの子にエミリーウィークの吸水サニタリーショーツをプレゼントしたら「いいね、これで心配なくなるね。」と会話が生まれて、自分の体の事を親と話すきっかけにもなるなと思いました。そういう面でもいい商品だなと思います。
小林:確かに。実際に自分が使っているもので信頼があると、子供にも安心して勧められますよね。私は肌が弱めで、子供も強いタイプではないので、今も柔らかい下着を選んでいるつもりだけど、実際着た感じがどうなのかは私には分からないし(笑)。その頃の記憶って自分でも忘れちゃってるから、どんな気持ちだったかとかも分からないですもんね。
杉田:そうですねよね(笑)。「着た感じどう?」とか、子供と気軽に体について話せるような関係性になれると良いなと思います。
▶︎ キッズバイヤー目線で選ぶインナーは?
森:私も自分の子供用に綿素材の下着を探すんですけど、この生地厚くらい丁度良いものって意外とないんですよね。心許ない厚さのものが多くて、、。あとは生地はしっかりしてるんだけど、なんか大味感のあるものとかどっちかな感じ。
松下:そうそう、ちょうど良いのがないんですよね。唯一、親子で一緒の下着っていう打ち出しをされているのはエミリーウィークでも取扱いのある「PETIT BATEAU(プチバトー)」くらいかな。子供用のインナーを提案するのって結構デリケートで、難しいジャンルなんですよね。それこそファストファッションなどでファッションと同じテンションの可愛い色展開とかはされているんですけど、薄手だったり耐久性の部分で心許ないものが多い印象です。逆に森さんが「大味感」ておっしゃってたような物は、ショーツとして打ち出しはできないけど、外でも着られるようなインナーとして作られていて、厚みがあって柄が入っているような感じ。その間の差がすごくて、中間的な位置付けのものはあまりない気がしますね。今までの展示会でもほとんど出てきていないです。展示会にインナーのコーナー自体がまずないですし。
森:エミリーウィークのものは子供用にしては高級品だけれども、生地選びからこだわっていて、その価値を分かっていただけたら嬉しいなと思っています。
松下:子供目線だと統計上、女の子は目視的に可愛ければちょっと着づらくても着ちゃうっていう傾向はあるんですが、"着心地が良いこと"に関しては男女関係なく共通で気に入るポイントなんです。親目線だと、いつまでも乳児期の肌着を選ぶような感覚があるのかなって思います。乳児期ってデリケートだから、綿で質の良いものを着せたい、という想いが親には少なからずあると思うんですが、そういうマインドを持っているお客さまが、成長していく子供に着せたい下着があまりない、という話は結構よく聞きます。
「TINYシリーズ」のお話を聞いた時、そういった需要自体はあるけど、他でやりきれていないところをエミリーウィークでやるっていうのは、価値があるなと思いました。体の変化などはデリケートな話だし、子供もお母さんに話しにくい話題ではある。商品を軸に、すごく会話も弾みそうだし、且つノンストレスで履けるっていう下着は本当に他にはないです。
森:想像以上に期待が膨らみました(笑)。ありがとうございます。
松下:こうゆう単色でシンプルなデザインもなかなかないですよね、なんかちょっと入ってるんですよ、リボンとか。
小林:これが真っ白だと子供も年頃的には嫌がりそうだけど、それが色の効果でファッション的にもお洒落に仕上がっていますよね。
森:すごい貴重な物に思えてきた(笑)、バイヤーの目線ってやっぱり凄いですね。
▶︎ 女性の体の変化、母目線で気になること
小林:大人と同じ160cmくらいの子でも、大人用を着せると微妙に気になることってないですか?パターンが違うのかな?
松下:胸元のダーツだったりくびれの部分とかが、まだ成長し切っていない体に合わせると違うところが強調されちゃうっていうことはありますよね。小林さんのお子さんが「キャミソールが大人に見える」っていうのも凄く良くわかる。
小林:今回のキャミソールも着せてみたんですけど、対象年齢的にはうちの子にはまだ少し早くて、背やサイズが極端に大きいわけではないんだけど、なんかちょっと違う(笑)。
(着用写真を全員に見せる)
森、杉田、松下:ホントだ〜(笑)!可愛い〜。
杉田:身長とか体重が大人と同じになっても、子供の体格ってやっぱり違いますよね。胸囲とか肉付きとか。レディースのものってちょっとくって(削って)あったりするからデザイン的にも違和感が生まれるのかも。
小林:だからみんな「子供に着せるものがない」って言うんだなあ(笑)。
森:「TINYシリーズ」、活用いただけたら嬉しいです(笑)。今日は皆様ありがとうございました!
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文・編集:EMILY WEEK 柿沼
<発売中の「TINYシリーズ」はこちら>
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