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"REBIRTH" Gym Floor

解体された体育館の床材を廃棄から守り、新たなプロダクトへ生まれ変わらせて想いを繋ぐプロジェクト。

  • 2018年。アジア最古の歴史を持つ国際学校「サンモール・インターナショナルスクール」にて取り壊しが進められていた体育館の床材を素材に、同校の卒業生であるBLUE ON BLUEとタッグを組んで製作したカスタムプロダクトの展示会を自由が丘店にて開催した。

    職人の手仕事により、卒業生の想いが新たな魅力として形となったプロジェクトは多方面から評価を頂いた。

    2022年。場所をACME Furniture目黒通り店に移し、新たな形として、この度開催する運びとなった。

  • 「REBIRTH = 再生」というテーマの元、新たな価値を生み出すプロダクトについて、プロジェクトリーダーを務めた田中健一郎氏(ACME Furniture)と、デザインを手掛けた ジーリン・シュー氏(BLUE ON BLUE)に話を聞いた。

  • ― 今回製作されたプロダクトは、前回と比較して少しデザインに変化が感じられますが、今回はどのようなイメージを持ってデザインをされたのですか?

    ジーリン:前回は鉄素材を多用したデザインでビビットなカラーリングが特徴的でしたが、今回は木素材を多用して柔らかい雰囲気のペールカラーで塗装色をまとめました。また、ACMEさんの顧客様を想像して、リビング空間での使いやすさや機能性も意識した仕様にしています。

  • ―カスタムプロダクトの製造には難しさもあると思います苦労した点はありましたか。

    田中 : 体育館の床板は元々、何層にも重ねられた厚い下地材の板に対して無数のクギが打ち込まれて表面のチェリー材が貼られている状態でした。下地材やクギを綺麗に切断して、表面のチェリー材を化粧板の状態にするまでの工程がかなり大変です。

  • ―なかなかタフな作業ですね。その工程を経ての姿と知ると受け取り方も変わります。では、ジーリンさんに伺います。素材である体育館の床材の魅力について教えて下さい。

    ジーリン:私も含め、何世代にも渡って多くの人が同じ床の上でスポーツをして過ごした思い出がこもっていることです。長年多くの人を支えてきた木材の耐久性としなやかさは身体に記憶として残っています。経年によって飴色に変わったチェリー材の表情も魅力に感じています。カットした断面から現れる地肌もすごく綺麗なんですよ。とても個性あふれる木材なので、これからも家具としてずっと使い続けて頂きたいです。

  • エコロジー活動の枠組みを超えた ACME Furniture × BLUE ON BLUE スペシャリティプロダクトを展示販売致します。
    4/27(水)より目黒通り店で開催です。

    次回のブログでは、今回登場した田中氏がラインナップをご紹介致します。




    "REBIRTH" Gym Floor 

    4/27 wed 11:00 Start  at ACME Furniture目黒通り店
    03-5720-1071