Parisian Chic.
HUSBANDSのニコラ氏は、いつもジャケットを着ている。
子供と公園で遊ぶ時も、長時間のフライトの時もそのスタイルは一貫してブレないそうだ。
特段着飾っている風でもなく、当たり前のようにジャケットを着ているその様がとてもエレガントで、彼の掲げる「Parisian Chic」とはこうゆうものかと、言葉ではなくそのたたずまいで納得させられる。
彼のように日常的で、さりげなく、Chicにジャケットを着たいという憧れだけで仕入れてみました。
彼のクリエーションは昔の映画や俳優、アーティストなどの着こなしから着想を得ている。
今季は60年代のアメリカの若い俳優のスタイルに、70年代のパリのエスプリを混ぜ合わせたコレクション。
わかる人なら、それぞれのアイテムを見るだけで映画のワンシーンが浮かぶはず。
HUSBANDSの公式インスタグラムの過去の投稿には、インスピレーションソースを惜しげもなく公開しており一見の価値ありです。
春夏なのにコーデュロイ。
ヨーロッパのブランドでは珍しいことではないが、改めて何か意図があるのか聞いてみたくなった。
聞くと、「パリでは春夏でもコーデュロイ着るよ」と当たり前のように一言で返信がきた。
なんとなく彼らの当たり前に挑戦してみたくなり、春夏なのにコーデュロイジャケットを。
素材はイタリア製のカシミア混コーデュロイ。高温多湿な日本の夏にどこまで通用するかわからないが、Tシャツやリネンパンツと合わせていけるところまでいってみようと思う。
古典的な清涼機能素材であるシアサッカーはずっと好きで、今までにも何度となく着てきた。
なかでもポピュラーなブルー×ホワイトではなく、自分にはグレー×ホワイトのシアサッカーがエレガントに映る。
ごく個人的な理由で外せない1着。
以前勤務していたブランドで何度かHUSBANDSのスーツを買おうとトライしたが、当時のラインナップはストイックなスリムテーパードばかり。
自分の脚には細すぎて泣く泣く断念した経験がある。
いつか履けるものを、と思っていたらあった。
パット・ド・エレファンのバギーシルエット。対となるジャケットは、ワイドピークドラペルのシングルスタイル。
70sのムードが漂うこんなスーツは、現代に他では買えない。
気負わず、ただ着るだけ。
「Parisian Chic」を体現する一歩目は、そんな単純なことかもしれない。L'ECHOPPE 青山店 田口
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