洗練された大人の豊かな日常に溶け込むランジェリーブランド、L'ANGELIQUEでクリエイティブディレクターを務める有馬智子さんと、EVERYDAY I LIKE.デザイナー小原に今回の別注アイテムができるまでの経緯と商品に込めた想いについて語ってもらった。    

小原：元々普段着でも着られるパジャマが欲しいと思っていて、有馬さんにご相談したのが始まりです。

有馬：たまたまご相談を受けた時、ランジェリークで展開していたパジャマを私服で着用していたんですよね。

小原：そうです。そこから、'こんな着方があるんだ'と話が膨らんで。その型をベースに１から素材選びが始まって、約1年掛かりでやっと完成しました。

有馬：１番は素材ですね。ランジェリークでもシルク素材でパジャマを作ったことがなかったので、今回は初めての取り組みでした。シルクは見た目にも、機能面でも艶やかな潤いを与えてくれます。

小原：生きている素材だな、といつも感じます。

有馬：そうなんです。寒い時には保温性を感じ、暑い時にはさらりとした質感が際立ってくるような特別な素材です。極上の滑らかさで、体を動かすと、思わず撫でられているような感覚になります。

小原：分かります。寝ている時に身につけていると、睡眠の質も上がる気がします。着ていて心地良いのはもちろんですが、内面的にも整う、というか。

有馬：日本の女性は世界の中でも睡眠時間が短いと言われているので、睡眠の質は大事だと思っています。私は部屋着と寝巻きを分けたり、ピローミストを使ったり、'寝るスイッチ'を入れるようにしています。リラックスする時間は準備も楽しんで、自分を洗脳してしまうのも大事かなと。

小原：確かに、それはいいですね。こんな時代だからこそ、健康には特に気を遣いたいですよね。

小原：パイピングの色と質感に、特にこだわりました。ネイビーのパジャマは白やベージュのパイピングが多いですが、敢えてシックな雰囲気で着られる黒を選んでいます。

小原：有馬さんからせっかくなのでWネームのタグにしましょう、とご提案をいただいて、今回はEVERYDAY I LIKE.×L'ANGELIQUEのスペシャルタグになっています。

有馬：時代の変化を汲みながらお互いのムードにあったものを作ることを心掛けました。市場に出るまでに、どれだけの人が商品に納得できるかで、共感していただける可能性が生まれると思うので、そこは大事にしています。ぜひ出来上がった商品に触れて、着てみて、その思いに共感してもらえたら嬉しいです。

小原：そうですね。今回のコラボレーションをきっかけに私たちの思いが伝わったら嬉しいです。

有馬：私の場合は'食'ですね。最も自分をクリエイティブにしてくれるものだと思っています。

小原：実は、私は食には疎くて…。

有馬：良質な素材を使って豊かに思考を巡らせた食事に出会うと不思議と感覚の変化を感じたり、ポジティブなエネルギーが育まれる気がします。食育という言葉があるように、食べることはとても大事で、舌からの刺激が脳に一番影響するとも言われているんです。

小原：ええ、そうなんですね！食べることを後回しにしがちなので、これから気にしてみようと思います。なんだか、有馬さんはお会いする度に新しい発見をくださるので、毎回とても感銘を受けます。それが有馬さんの魅力であり、有馬さんの作られるものに惹かれる理由な気がします。

最後に、有馬さんから今回のコラボレーションアイテムを使ったオススメのスタイリングをご紹介いただきました。

Tシャツ/SHOES　その他私物

※店舗2/18発売予定・ベイクルーズストア今後発売予定

Tシャツ/SHOES　その他私物

Tシャツ/スカーフ/SHOES　その他私物

L'ANGELIQUEクリエイティブディレクター
有馬智子
ファッションブランドのデザイナー、パタンナーを経験後、2008年に「ランジェリーク・アンジェリーク」の立ち上げに参画。 2010年に 同ブランドの名称が「ランジェリーク」に変更されると同時にディレクターに就任。