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1点物の古いシグネットリング

vintage signet ring gold silver stone

  • こんにちはWORLDLY-WISE安藤です。
    今回は僭越ながらヴィンテージシグネットリングについて。

  • WORLDLY-WISE

    VINTAGE UK SIGNET シグネットリング / 9K GOLD BLODD STONE RING

    ¥71,500

  • WORLDLY-WISE

    VINTAGE UK RING 英国製 / K9 GOLD BUCKLE RING

    ¥88,000

  • WORLDLY-WISE

    VINTAGE US SIGNET シグネットリング / HEMATITE SOLDIER RING

    ¥104,500

  • WORLDLY-WISE

    VINTAGE SIGNET シグネット / 14K LAPIS LAZLI GOLD RING

    ¥165,000

  • WORLDLY-WISE

    VINTAGE UK SIGNET シグネットリング / 1976`s HEMATITE GOLD RING

    ¥104,500

  • Vintage Signet Ring
    古小物に関心がある方なら誰しも、自分の価値観に合ったヴィンテージシグネットリングとの出会いを願うに違いない。
    なんて気軽に言ってはみたが、少し考えたところでシグネットリングという呼び名の幅の広さに気が付いた。なんせこの名は飯で言うところの丼ぶり系ぐらいの規模感を持っていて、国/時代/用途にはじまり、様々な生産背景をもつ製品がこれに当てはまる。
    なのでもしかしたら、シグネットリングという大枠で区切るとほんのちょこっとだけややこしくなるのかもしれない。
    しかし一方でその幅の広さは可能性の幅の広さでもあり、その広さはきっと自分の価値観に合うリングを見つけた時のガッツポーズの大きさとも比例するはずだろうとも思うので、あえてこのままの総称でご提案させて頂きたい。

  • 1点物〜
    日常的に同一製品の所有者同士がすれ違い合う現代において、1点物という響きに魅力を感じ無い方が難しいのかもしれない。もちろんそれだけが良いということではないんだけれど。そして、伝統的なシグネットリングは個人の印として特別に作られた物が多いから、基本的には1点物だ。

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    点物を手に入れる方法として1番に思いつくのは、もしかしたら"新しく自分で作る"という方法なのかもしれない。そのルートももちろん素敵なのだが、"古物の中から探し出す"という方法もきっと凄く素敵だ。
    そして今回は古物ルートの提案ということで、あえてそちらの良い所に焦点をあてさせて頂きたい。

    もし新しく製作するルートを選んだ場合、自分自身を十分に納得させる事が出来る製品を作り出す為には、広い情報と上質な創造センスが必要になるだろう。だがしかし個人でインプットできる情報には限界があるだろうし、自身の創造センスに満足していると言い切れる人間はそう多くは無いだろう。と思う。

    対して古物ルートは、歴史を好きなだけ振り返って、物好きの諸先輩たちが創造した膨大な数の1点物サンプル達の中から贅沢にも選ぶ事が出来る。これは大きなメリットだ。なんせ全部見て触って試してから選ぶことが出来るし、いつしかのどこかの誰かが自分勝手にオーダーしたのであろうジャンルレスな1点物リング群の中から自分の価値観にあった個体を探し当てる、なんて想像するだけでもまるで宝探しみたいでわくわくするじゃないか。

  • 〜左手の小指〜
    どの指を選ぶべきなのか。この話題は全世界のヴィンテージシグネットリング取扱店で頻発している事だろう。そしてきっと正解は無いんじゃないだろうか。

    指輪が伝統的であるほどに何かしらの"しきたり"が存在する事は確かだが、それらを理解しつつも支配されずに自分の好きな指を選ぶ。あえて図々しく正解を語るのであれば、こんな感じになる気がする。

    何故なら、あくまで現代でファッションとして楽しむ以上どこかの誰かの価値観をコピーする必要なんて無いと思うし、どこか特定の指に付けなきゃいけないなんて縛りを設けてしまうと、自分で自分の価値観を狭めて楽しみが減るだけだからだ。
     
    しかしもちろん、伝統的な気分を噛みしめながら着用するのも最高だと思う。その場合に選ぶべき指は、きっと左手の小指だろう。

    だって、実用性のない宝飾品を嫌うアンダーステイトメントな英国貴族たちは結婚指輪さえも控え目に小指を選んでいたというし、カナダやアメリカ北部の職人たちは高い技術の証である指輪を作業の邪魔にならない小指に付けていたみたいだし、映画に出てくるマフィアだって自分の葬儀費に充てる高価な指輪を1番ゴージャスに見える小指に付けていたじゃないか。
     
    伝統に浸るも良し浸らぬも良し。なのかもしれない。
    最後まで読んで頂きありがとうございました。