【ETS.MATÉRIAUX】 - 2022SS 2nd delivery -
こんにちは。
ETS.MATERIAUXの小島です。
あっという間に年が明け、明けたと思ったら一段と寒くなりますよね。
なぜか分かりませんが、毎年この時期は少し足が重い感じがしてしまいます。
正月ボケが抜けないって言うのが真っ先に浮かびますが、単純に冬が苦手なのかも、、
年始は山梨のほったらかし温泉に行き、湯舟に浸かりながら富士山と山梨の自然な風景を堪能してきました。温泉から出た後は、鉄板のコーヒー牛乳とほったらかし名物"揚げ卵"を嗜み、最高な休日を過ごしました
日々都会の情報量に疲れた方には是非おすすめです。
実は年末辺りに2022SSが立ち上がり、バタバタでご紹介が出来ておりませんでした。
今回は2nd Deliveryが入荷したので、淡々と綴るられせていただければと思います。
では。
古着好きなら一度は憧れるフランス軍のモーターサイクルコート。
各国で様々な型があるけれど、Aライン、オーバーコートというフランス軍に惹かれ軍仕様のモノを僕らのスタイルに羽織るアイテムとして捉え見直してみた。
軍物らしい見た目の迫力は残るように素材にはリネンオックスに後染めを施しハードな迫力とは対象的にリネンならではのとろみと重量感を出してみた。
襟は小ぶりに調整し袖はやや前振りに、スラッシュ仕様のポケットは袋布を付けて普段の着用で着やすいように修正した。
古着好きだけに留まらず誰もが魅了されるアイテムとなった。
迫力のある見た目から憧れる人も多いフランス軍のモーターサイクルパンツ。
そのままだと着にくいビンテージの代表格と言っても良いパンツを穿きやすい様に見直してみた。
M38コート同様リネンオックスに後染めを施し、ビンテージさながらの雰囲気とシルエットはリラックス感のあるドカンストレートに。
貫通式のポケットはスラントポケットに変更し、フラップ付きのバックポケットを付け利便性を高めた。
裾には風の侵入を防ぐ為のストラップは残し実物同様の機能美を備えた。
憧れのアイテムから思わず気軽に穿いてしまうアイテムへと変わった。
ヨーロッパ古着に興味を持ち始めた当時、なで肩にも綺麗に落ちる肩の傾斜、ややウエストのシェープが効いた立体的なシルエットから、何かと羽織っていたテーラード由来ともいえるブリティッシュワークジャケット。
ヴィンテージのモノも今でも着用する事はあるが、色々なアイテムと着回して来たからこそ、こうであったら欲しいという願望もあったので僕らのフィルターを通して製作してみた。
ナス紺のようなアソートな色味も良いのだが、シルエットが秀逸なので"フレンチと言えば"の一癖ある目付の重いヘビーリネンを用いることでどのシーズンでも羽織れるようにしてみた。
今時期は同じイギリス繋がりである、王室御用達のニットブランドのアイテムなんかと合わせてみるのも粋かと。
様々なミリタリーベストを見てきたが、その中でもどことなく愛嬌を感じさせてくれるモノがあった。
後ろ身頃に施されたニードル付きの尾錠に関しては、絞ってもシルエットは差ほど変わらず、尾錠が垂れる姿も面白い。
裾にかけて緩くなる前立てのラウンドは、
座った時に引っかかりを無くす用途があったとされているが、決してこの独特なカーブである必要があったのか。
当時の情景や国柄から色々と憶測もさせてくれる。
利便なモノがある中でやっぱりこの類の変わり種は好きだ。
ヨーロッパ古着の中でも代表的な立ち位置にあるフレンチカバーオール。
ヨーロッパの広大な平地や鉱山、炭鉱等様々な環境の中でもタフに着てこられた。
汚れから身を守るために考えられたやや長めの着丈や、前面にあしらわれたパッチポケットは、今となってはワークのイメージが強いがどことなくモダンな印象も感じられる。
時代を跨いでも、洗練されたアイテムだからこそ今一度僕らのフィルターを通して、丁寧に作ってみた。
オーガニックコットンとリネンを高密度に織り上げたチノクロス素材を使用し、敢えてコットンを裏使いする事でドライタッチで肌当りの良い着心地にした。
理想としているクラシック過ぎず、モダン過ぎないちょうど良い塩梅になっており勿論育て甲斐のある生地だ。
いつの時代にも手に取りたくなるモノとはこう言ったものだ。
今迄何本履きつぶしてきたか分からないM52。
少しドレス寄りのアイテムを身に纏っていた時に武骨ながら膨らみのあるシルエットと、
しっかり目が詰まったツイル素材が相まって外しのアイテムとして幾度となく装いの支えになってきた。
今シーズンはあの懐かしい感覚を思い出したく、再現してみた。
何といってもワタリ、インタックのバランス感が醍醐味なので丁寧にパターンメーキングを行い、抑えるところは抑えてみた。
これからの時期に外しの素材としても使えるように、コットンリネンのネップ感のあるモノを使用している。
この機に応じて久しぶりにテーラードジャケットに袖を通してみようかと。
今シーズンはモーターサイクルパンツを2型用意してみた。
その中でもコンフォータブルに履きまわせる様に、ディティールの配置や仕様を利便的に考え、各国のミリタリーパンツのシルエットをベースに適度なゆとりを持たせた事でリラックス感のある雰囲気にモダナイズした。
コットン、ヘンプの糸を混紡したウェザークロスを使用し初めから製品洗いを強くかけることで、より生地に表情を出した。デイリーに履き回し出来るように整えた分、履いて水を通していくことで長い期間をかけて楽しめる仕上がりになっ
肉厚な素材感と多くの収納性がありどこか無骨な雰囲気のミリタリーバック。
軍物ゆえに高い収納力は備えているが、日常的に使用するアイテムとしては何処か違和感を覚え僕らのフィルターを通して見直してみた。
素材には実物の無骨な雰囲気は残しつつも、様々なスタイルに馴染みながら経年変化を楽しめるオリジナルのデニムヘリンボーン素材を使用した。
フラップの仕様は利便性を踏まえオリジナルの釦で開閉する簡易な仕様にしてみた。
使用していく事で魅力が増す僕ららしいバックに仕上がった。
今季も過去の名作に敬意を払い、新たな価値を加えて提案した、マテリオらしいラインナップでは無いでしょうか。
何事に対しても世界観というのはあるかと思います。僕らのフィルターを加えた所で、過去の名作の良さというのはあくまで消さずにモデファイを行っています。
元のデザインが強過ぎて、少し苦手意識を持たれてる方には正直提案が難しいと思いますが、歴史や当時の背景を理解した上でモノを見てみると何処か変わった見え方が出来るかもです。
ETS.MATERIAUX 小島
ETS.MATERIAUX 新宿店
東京都新宿区新宿3-31-9 EDIFICE新宿店 2階
03-5369-6428
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【ETS.MATERIAUX】22春夏の新着アイテムでコーディネート