【ÉDIFICE Le 6 Decembre 2021】
《毎週月曜日更新!!》
エディフィスがものづくりをする上で大切にしてること、届けたいことを毎週月曜日に投稿する”ÉDIFICE LETTER”。
モノの良さだけでなく、作り手の想いを込めたエピソードをお便りに載せて皆様にお届けします。
ナバルウォッチへの今季の別注は 海より深いネイビーブルーです!
いきなりですが、今日は大人の時計について腹を割って話しましょう。
世の中にはたくさんの時計があって、ため息の出るような高級品から安価なグッドデザインまで、その選択肢はまさに星の数ほど。
手頃でそれなりに見せることもできるはずなのに、多くの人が、何十万円もするモデルを欲するのはなぜでしょうか? 理由はひとつじゃないでしょう。
でも、その最たるところに“わかってるヤツだとアピールしたい!”
という男の下心があることに、もはや疑う余地はありません。
「このブランドのヒストリーが面白くて」。
「ムーブメントの精巧さが他社とは違うよね」。
高級時計を清水買いした途端、そんなことを口走る人がいてもおかしくない、と言うか、多分めちゃくちゃいるでしょう(笑)。
もちろん、多くの高級時計には値段相応の質の高さや、希少性があります。でも、高いお金を払わないと良い時計選びはできないのでしょうか?
エディフィスは、これに面と向かってノーと言わせてもらいます。
時計に対する深い知識と、センスの良さを持ってる人たちが納得できるものだったら、どれだけリーズナブルでも価値があるはず。
そんな視点で生まれたのが、このナバルウォッチの限定版です。
国産時計メーカーとともに名作ウォッチを開発してきたヒットメーカー、梶原由景さん。彼が率いるロウワーケースが手がけた、スイスがルーツのミリタリーウォッチブランドです。
カジュアルダウンに最適なクォーツと、本格的な機械式の2種類がありますが、特に後者が3万円代というのには、時計に詳しい人ほど驚くことでしょう。
自身がロレックスの熱心な愛好家でもある梶原さんが、そうした名作時計を着ける中で得た経験を反映させているから、うるさ型のウォッチフリークも納得せざるを得ない、説得力があるわけです。
性能や構造など、細かい話をし出したらキリがありませんが、見た目のフォルムと質感の美しさからでもその一端がわかると思います。
エディフィス別注の第2弾となる本作では、その文字盤に極限まで暗くしたネイビーを採用しました。
ほぼ黒というくらいのダークトーンで、蓄光仕様のインデックスはヴィンテージ感たっぷりの色合いです。ベルトもそれに合わせた、ネイビーのNATOタイプのみ。
ビギナーでもしっかりこなれて見えるのはもちろんですが、すでに時計をたくさん持ってる人も新鮮な気持ちで楽しめると思います。
“わかってるヤツに見える時計”だから。選ぶ理由はそれで十分。
きっと着けているうちに、時計の面白さがわかってもらえるはずだから。