【冬の着こなしお悩み解決vol①】ミリタリーアウター編
冬の着こなしのリアルなお悩みを解決!
今回はミリタリーアウターにありがちなお悩みにフォーカスしました!
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
渋谷店の湯原です。
知ってて当たり前っぽいこととか、今更聞けないよな〜ということって結構ありますよね。
自分としては当然知らなくて当たり前なのですが、周りの人はわりとみんな知っている、というような。
これって洋服の場面に置き換えてもそういうことがある人って沢山いるんじゃないかと思います。
僕らは曲がりなりにも洋服屋なのでそうじゃない人に比べると知っていますが、それでも知らないことってまだまだあります。(奥が深いです、、、。)
実際にお店に立っているといろいろお客様から質問をいただくことがあります。
「〜〜ってなんですか?」「〜〜ってどんなブランドですか?」「〜〜ってどう合わせればいいですか?」
などなど。
なかには聞くことが恥ずかしいのに聞いてくださっている人もいるんじゃないかと思います。
ありがとうございます。それは全然恥ずかしいことじゃありません。
音楽とか食事とかと同じで、その中身や背景を知ると楽しいのは洋服も同じです。
ですので着こなしの方法やディテールひとつにしても知ることができればあなたの洋服人生はちょっとでも楽しくなるはずです。
今日はそんなお悩みに答える回にしたいと思います。
テーマはミリタリー。
417にあるミリタリーアウターを使って書いていきますので是非参考になればと思います。
こちらは「M-65」というモデル。
僕なんかはこの時点で「でたでた、、、」と、M-65とは一体なんぞやと思うわけです。
ただでさえミリタリーのアイテムはモデル名が多く覚えづらい印象があります。
まずはM-65についてそのあたりも説明していきます。
そもそも一口にミリタリーアイテムと言っても空軍と陸軍で用途は変わるのでそれぞれあります。M-65は陸軍の野戦用です。
その名の通り1965年に正式採用された為M-65という名前で原型となるM-51を踏襲したモデルになっています。(長くなってしまうのでM-51の説明は割愛します。)
さらにさらにM-65のなかにも2種類あり「M-65フィールドジャケット」と「M-65パーカ」があります。
なので厳密にいうとこちらはM-65パーカの形になります。
色々説明しましたが、ざっくりとまとめて「モッズコート」という認識で大丈夫です。
あのいわゆる「モッズコート」というやつがこちらです。
そんなM-65ですがミリタリーとは言ってもかなり市民権を得ているアイテムだと思いますし、着たことある人も多いのでは。
お店でも1番頂くお声は
「ミリタリーのアイテムはどう着たらいいかわからない」
です。
「アメカジっぽく着ないといけないのかな、、?」や
「綺麗めと合わせたらおかしいのかな?」
など、そういった事も言われます。
ですが、全くそんな事はありません!!
今回はいわゆるアメカジっぽいカジュアルなスタイリングと綺麗めに合わせたスタイリングをご紹介です。
こちらはアメカジ系のスタイリングです。
デニムとカレッジスウェットという王道なスタイリングはもちろん◎
お手持ちの洋服でも意外と簡単にチャレンジできそうなスタイリングです。
着脱可能なフード、大きめのポケット、ウエスト部分のドローコードなど、もとのディテールはしっかりと踏襲したデザインに。
逆にこちらは綺麗めでスタイリング。
417にいらっしゃるお客様は比較的綺麗めな洋服を好きな人が多いと思います。
黒のモックネックにシルエットの細いパンツ、ローファーを合わせてもハマるのがM-65です。
首のあるニットやシャツなどに合わせてもM-65がちょうどいいバランスのカジュアルダウンになります。
着こなしがわからないという方もいらっしゃると思いますが、難しいことは考えずとも着てみるとバランス良くまとまる万能さがあります。
ですのね、いわゆるカジュアルスタイリングに合わせるよりもこういった、綺麗め×ミリタリーに合わせていくのが個人的なオススメのスタイリングです。
先程も触れましたがフードの脱着で雰囲気を変えたり、ライナーの付け外しで春秋冬と3シーズンいけるという点も嬉しいポイントです。
是非おもいおもいのスタイリングで楽しんでいただきたいです。
お次はECWCSのブルゾンです。
ECWCSとは「ExtendedColdWeatherClothingSystem」の略称で、日本語に直訳すると拡張式寒冷地被服システムということになります。
米軍御用達の戦闘服システムとして一躍有名になったものです。
このコールドウェザーパーカは1985年に登場したもので、厳密にいうと素材やディテールなどには違いがあるのですが、形はこのようなフード一体型や前立てなどが特徴です。
このようなアウターを試着されるときに皆さんからお聞きするのが
「パンツのシルエットを考えてしまう」
ということです。
確かに丈が短いブルゾン故にハッキリとパンツのシルエットが出ますのでどんなシルエットが良いかは迷ってしまいますよね。
ということで「細い」「太い」で単純にシルエットを分けてご紹介します。
こちらは細めのシルエットのスウェットパンツ。
ミリタリーのアイテムを使ったアクティブな、全体的にスポーティーなスタイリングをイメージしました。
細めのパンツなので全体的にすらっとした綺麗な印象を与えてくれます。
ブルゾンがゆとりがあるシルエットなので
いまのファッションシーンの中では1番多い、スタンダードなシルエットかと思います。
大きな失敗はまず無いと思うので普通くらいのシルエット〜細身のシルエットは必ず合うはずです。
反対に好みが分かれるのが太いシルエットのパンツ。
こちらはゆとりのあるシルエットのスラックスを合わせたスタイリングです。
ネイビー×グレーの合わせで色味はまとめながら足元とインナーは少し色味を入れました。
先程のすらっとしたシルエットと比べるとルーズなリラックス感のあるシルエットになるのが特徴なので、普段との違いを作りたいときには太めのパンツも良いです。
トレンド感の強い太いパンツは是非取り入れてみたいところです。
個人的にはトップスやアウターもゆったりしたものに合わせて頂くのがオススメです。
ミリタリーのアイテムを軸にリアルに聞かれる部分にお答えしました。
店頭でもなんでも答えさせていただきますのでいつでもスタッフにお気軽にお問合せください。