美しい立体的な編み模様アランニット。
最近コートやジャケットなどアウターの話ばかりだったので、今日はニット。
美しく立体的なデザインが特徴のアランニット。
フィッシャーマンニットとも呼ばれ、発祥はアイルランド西岸のアラン諸島がルーツ。
アイルランドは日本と同じ島国で、その中でもアラン諸島は漁業が盛ん。
盛んであっても大西洋に囲まれ、強風が年中吹き荒れる環境は漁師たちにとっても厳しい。
そんな環境下のもとで、漁師を寒さや濡れから守る為に漁師の妻達によって編まれたアランニット。
そんな歴史のあるアイテムをB.C STOCKでは、カーディガンとクルーネックの2型で展開。
防寒はわかるけど濡れ対策でニット?と思った人も多いはず。
その理由はウールにある。
油分を含んだウールは撥水性に富み、太い厚みのあるケーブル編みにすることで防寒性も実現したハイブリッドな一着。
そしてアランニットの独特の編み模様は、編む人によって異なり、家紋のように扱われてきた。
漁に出る夫の無事と豊漁を願う女性たちの祈りの意味が込められたロマンあるデザインは「ケーブル」「ハニカム」「トリニティスティッチ」「ダイヤモンド」とあり、それぞれに意味が込められている。
ケーブル・・・命綱という意味や安全祈願が込められたデザイン
ハニカム・・・蜂の巣に似ていることから働き蜂のような勤勉さという意味
トリニティスティッチ・・・石垣を表現し、漁師達を守る願いが込められたデザイン
ダイヤモンド・・・籠の中身がいっぱいになるようにと成功や大漁を願う意味
ザックリたっぷりとリラックス感を演出してくれるアランニットは今のスタイリングにもってこい。
トレンドを抑えた一着は、男女問わずユニセックスで着て欲しい仕上がりに。
この冬のスタイリングに是非。