【直接取材】大人が着たい、これでいいと思えるブランド「マーモットインフューズ」に込められた思い。
今秋から、登山家から絶大な信頼を得る本格派のアウトドアブランド『Marmot(マーモット)』より、『Marmot Infuse(マーモット インフューズ)』という新たなコレクションがスタートした。
プレスリリースに掲げられていた「アウトドアシーンのオン・オフに快適なマウンテンウェア「Marmot Infuse」誕生。」というキーワード。歴史あるアウトドアブランドが、いったいどんな思いでこのブランドを立ち上げたのか?
気になった我々は作られた方々に直接話を伺いに向かった。
今回お話を伺ったのは、HOMESTEAD LIMITED 代表:入江氏(左)、デサントジャパン株式会社 チーフデザイナー佐藤氏(右)。
大人に似合うマーモットを探して、たどり着いた「オフマウンテン」というキーワード
入江氏:デサントさんから新しい商品を開発したいというお話を頂いて、どんなものをつくろうかとリサーチしている中で、かつてあったマーモットのレーベルのタグにあった「オフマウンテン」というキーワードにビビットきたんですよね。ダウンと言えば「山でも着られるようなハイスペック=オンマウンテン」が良しとされていますが、そうではなくて「オフマウンテン=山を降りて着られる」ようなちょうどいいスペックやデザインがいいよねと。ここがアイディアの元となって、今回のInfuseがつくられていきました。
タグにもあるhonor the past, protect the futureは、「過去をリスペクトしながら守っていきたい」というMarmot Infuseというブランドに込められた思いを形にした一文である。
ルックス中古車、スペック最新車
入江氏:例えば、このThe Picket Pin Parka/ザ・ピケット・ピン・パーカは、1975年に出された初のゴアテックスダウンなんです。そこに1000フィルパワーでdown DEFENDERという特殊なはっ水加工をほどこしたダウンを使用し、さらにそういった以外にも手袋なども引っかかる心配がない最新のベルクロテープ「スティッキーファブリック」やワンタッチで外せるクイックバーストファスナー機構のフードを採用しています。クラシックなモデルに現行で用いることが出来る技術をふんだんに盛り込んでいる、だからこそシンプルな見た目で街でこそ普通に着られる。つまり「ルックス中古車、スペック最新車」なんです。
復刻というよりイノベーション
入江氏:今回のMarmot Infuseというブランド全体に言えることなんですが、見た目は結構地味というか出来るだけシンプルなものにしているんです。1975年のモデルとほとんど変わらないクラシックなものに。もちろん、今着たいサイズ感には調整していますが。やっぱり、ある程度の年齢を重ねてくるとロゴが目立つような華美なものやビビットな配色よりも、気負いせず着られるものを選びますよね。しかし、気になるのは見た目だけじゃなくて、クオリティや機能性、着心地なんかも気になる。だからこそ、スペックは最新のものを取り入れています。つまり「復刻でなく、イノベーション」なんです。
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