【ETS.MATERIAUX】 - 2021AW 5th Delivery -
こんにちはETS.MATERIAUX PRESSの小島です。
本日は僕達が提案している上で外せないあのアイテム達が新型を含めて入荷して来ました。
フレンチワークやミリタリーウェアを現代的な解釈を得てアイテムに落とし込むマテリオでは、元来残っているアーカイブとは異なった面持ちもする。
だが、ディレクター金子/blurhms 村上氏/outil宇多氏
数々のモノやヴィンテージ等を見てきた御三方がモディファイするアイテム達は数年十数年経てば、アーカイブとして加わる可能性を感じさせてくれる。
前置きは長くなりましたが、本日は直営店限定のモールスキンのご紹介です。
納品され、ダンボールを開けた瞬間からモノの力に引き込まれました。
では。
■フレンチワーク ダブルカバーオール
ヴィンテージのものだと、その個体の少なさからあまり見かけることのないダブル合わせのフレンチカバーオール。
今回はその中でも、特に見かけることが少ない立ち襟のタイプを採用して新たに提案する。使用する生地はもちろん、僕たちのアイコンともいえるモールスキン素材のものを。
前回同様、ボタン合わせの配列のバランスはしっかりと見直しているから、ヴィンテージのような見た目の歪さみたいなものは無くなっている。
シルエットに関しても腕周りや身幅の部分を程よくゆったりさせているから、今の時期なんかはローゲージのセーターをインナーにして着るのも良さそうだ。
立ち襟のすっきりしたフォルムは、ダブル合わせの重厚な感じが苦手だった人でも「これなら着られるかも」と思ってくれそうな仕上がりになっている。
■フレンチワーク オーバーオール
ファッションが好きな人たちにとっては、一定の周期でなぜだかまた気になってしまうのがオーバーオールというアイテムだと思う。
このジャンルにおいてはアメリカのイメージがどうしても強いから、ヨーロッパのものは影が薄い印象だけど、ちゃんと格好良いデザインのものはいくつか存在している。
今回デザインソースとして採用した50年代のフレンチワークのモノもその一つだ。
フロントの部分に大胆に付けられたポケットや、後身頃が高めに取られているハイバックのスタイルが特徴的だ。ステッチも過度に主張しないから、アメリカものとはまた違ってスタイリッシュな印象だ。
あくまでワークウェアとして作られているからこそ華美な装飾が無くて、そこに機能美みたいなものを感じさせるデザイン。
無骨なワークウェアというジャンルの中でも、その削ぎ落とされたデザインゆえにどこかシックな印象で着こなせるのがフレンチワークの魅力だと思う。
■フレンチワーク スリムパンツ
ベルトループが付かず、シンチバックで絞って履くタイプのフレンチワークを代表するスタイルのパンツ。
マテリオとしては既にいくつか提案してきた形だけど、今回のものはシルエットから見直して装い新たに生まれ変わった。
ディテール自体はフランスのワークパンツそのものでありながら、まるでスラックスのようなエレガントな印象すら感じられるすっきりとしたテーパードのシルエットが絶妙だ。
いつもならビルケンやスニーカーで合わせることも多いけれど、このパンツに関しては、思わず革靴を合わせたくなるようなしゃんとした佇まいがあって、すっと背筋が伸びるような感覚になる。
■フレンチワーク カバーオール
オープン当初から展開する、僕たちにとってもはや定番といっても過言ではないモールスキンのカバーオール。
既存の色合いに加えて、今回新たにグリーンが加わった。 光の加減によってフェードしたブルーのようにも見えるし、明るめのカーキのようにも見える、なんとも深みのある色合いが魅力的だ。
フレンチワークのモールスキンといえば、マテリオでもすでに展開しているブルー・ブラック・エクリュの三色のイメージだけど、本当にごく稀にグリーンの個体も実際に存在していたらしく、それならばという事で満を持して作った僕たちにとっても待望の新色だ。
王道のバスクボーダーと合わせるのもいいし、ジーンズなんかとも合わせたい。
自然と着こなしの妄想が膨らんでいく、特別な色合いだ。
モールスキンは綿の中でも1番と言われるほど頑丈な素材感。
そんなタフな素材でありながら、現代の技術で限界まで高密度に織られたまるでレザーの様な光沢があるモールスキンは経年変化もヴィンテージとは違った雰囲気に。
モールスキンの中でもここ迄の生地は見たことない、むしろ僕はそれもネクストヴィンテージと捉えて着用しています。
まだ誰も見たことが無い経年変化の姿を一緒に育てられたらなと思います。
小島
ETS.MATERIAUX 新宿店
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