ニット・コートのお手入れ方法!
ついに気温が下がって、本格的に秋冬のお洋服の季節がやってきましたね!
秋冬のスタイリングに欠かせない、〝ニット〟と〝コート〟のお手入れ方法をデザイナーに教えてもらいました!
永く大切に使っていくために知っておきたいケア方法。
ぜひご参考にしてください*
■ニット編
Q.ニットをキレイに保つために、日常的にできるお手入れを教えてください!
A.ブラッシングはマスト!そのあと優しくたたんで休ませます!
ブラッシングすると、埃や汚れを落としてくれて虫くいも防げます!ハイゲージは埃を落とすイメージで軽く、毛羽立たないように気をつけつつブラッシングするといいです〇
よく、毛玉ができますか?という問い合わせをいただきますが、高価なニットでも毛玉はできるものです。ウール(もしくはカシミヤ)本来の風合いを生かすように風合いのよさを追求した商品などは特に、確実にできます。毛玉にならないウールは化学的な溶剤を使ってキューティクルを削ってる場合もがあると聞きます。
どうしてもできてしまうものなのを前提に、日々のケアで確実に毛玉ができにくくなって長く着ることができますよ* お手入れをしながらありがとうー!と愛でる(笑)時間もまた、好きな時間です。近年はサスティナブルとよく耳にしますが、お手入れをしながら大切に着るのは1番のサスティナブルだとも思ってます。
A. 洗えないニットを汚してしまったとき、できる応急処置はありますか?
A. なるべく早めの応急処置を!
手順は
1、柔らかめのタオルに薄めた洗剤を付けて、シミの部分をふき取ります。
2、水に浸したタオルで洗剤を綺麗にふき取ります。
3、終わったらブラッシング
4、乾くまで部屋干し
油汚れなら、使う洗剤は食器用洗剤がおすすめ。
自分でやるのはどうしても不安・・・という方はすぐにクリーニング店へご相談を。
応急処置後もクリーニング店へお持ちいただくことをおすすめします。
Q. 毛玉ができてしまったとき、どのようにとるのがベストですか?
A. いちばんきれいにとれるのは〝ハサミ〟です!
基本的にはハサミを推奨していますが、ハサミをチョキチョキするの実は結構大変で!
私は顔剃り用のカミソリを使っています。(T字のカミソリを薦めているサイトもあります)
編み目に沿って優しくなでる感じにしてあげると綺麗に取れます。
(やりすぎると毛玉じゃない毛まで取ってしまうので、やり過ぎ注意です!それと、これも本体を痛めないように注意しながら、丁寧に、が原則です)
自信の無い方は毛玉取り機がベストかもしれません。
■コート編
A. コートをキレイに保つために、日常的にできるお手入れ方法を教えてください!
A. 着用後3ステップができると長く愛用できますよ!
①帰宅したら厚みのあるハンガーにかける。 お洋服は平面ではなく立体なので、薄く細いハンガーによりも厚く立体的なハンガーにかけることで型崩れを防げます!
②ブラッシングをする。
体やインナーにあたる箇所は毛並が乱れやすく、毛玉の原因にもなるので衿や袖口の内側などもかけると◎
③風通しの良いところで日陰干しして湿気を飛ばす。ウールの素材は湿気でダメージを受けやすいので定期的に日陰干しをすることで長く愛用して頂けます。
直接日に当たることもダメージを受けやすいので必ず日陰干しを!
Q.正しいブラッシング方法が知りたいです!
A.ポイントは毛並みに沿って一定にブラシを動かすこと!
一定方向に行うことでより綺麗に整えることができますよ。ブラッシングは毛並みと整えるはもちろん 、汚れの付着を防ぐ意味もあります。ちなみに・・・厚手素材のコートには固めのブラシ、カシミヤなど柔らかな素材のコートにはやわらかい毛のブラシがお勧めです。
Q.その他、クリーニング頻度などお手入れのコツ等あれば教えてください。
A.洋服はデリケートなもの。ちょっとした気遣いで永く愛用できます。
シーズン最後(保管前)に汚れを落とす意味でクリーニングにだすのが一般的ですが、
油汚れ等目立ったものはシーズンを待たずに早めにクリーニングにだすことをお勧めします。そうすることで汚れの定着を防げるんです。
そしてコートを着たまま、座ったりすることも生地の伸びや摩擦で劣化する原因となっています。ピリングや型くずれを防ぐ為にも面倒くさがらないで脱ぐことが大事ですね。
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