わび・さび、SABY
SABYのアイテムをスタイリングを交えてご紹介致します。
皆様こんばんは。
堀江店スタッフ、尾角です。
最近の休日は、もっぱら映画三昧で過ごしています。
先日、ジブリ作品の「風立ちぬ」を観たのですが、
ストーリーや登場人物はもちろん
雰囲気と言うか、空気感が、やっぱり良いなぁ…と、
あと、主人公をはじめ、飛行機に対する熱量が凄いですよね。
マシンとしての性能はもちろん、造形美までを追求していて、
日本人特有の、物作りに対する美意識を感じました。
そういった美意識の事を、わび・さびなんて言いますよね。
今日はその、わび・さびがブランド名の由来である
「 SABY 」のアイテムをご紹介致します。
「SABY」とは、「bukht」の元デザイナーである橋本哲也氏が昨年独立し、
2020年の春からスタートしたブランド。
物静けさの中に、奥深いものや豊かなものが感じられる
そんな美しさを表現しています。
では早速ですが、これからすぐに使えるシャツから。
STANDARD SHIRTS
名前の通り、合わせるものを選ばない、スタンダードなチェックシャツ。
身幅やアーム部分がゆったりとした作りで、
ガバッと羽織れる優れもの。
177cm / 65kgの自分がMサイズを着用するとこんな感じに…
両色共に渋い色味でありながら、どこか高級感があるのは
レーヨンからくる絶妙な光沢によるもの。
ボタンが白なのも、清潔感を出す良い役割をしてます。
ちなみに、先程のスタイリングで着用していたパンツがこちら。
POLY WORK PANT
ポリエステル100%のこちら。
素材だけ聞くと、"柔らかくて光沢のある生地"をイメージされるかもしれませんが…
セル加工という、特殊樹脂加工を施されており
そのままでは硬すぎてスレやアタリが強く出てしまうので、更にタンブラー加工を重ねることで
柔らかく、経年変化によって味の出る生地になっているんです。
そのおかげで、"柔らかさとハリのあるマットな生地"になっています。
、、、すごい。笑
だから淡い綺麗な色合いを再現出来ているのかと、納得しました。
ワークパンツなのに、なぜ綺麗な印象なのか?
使用されている生地も、もちろんそうなんですが…
僕は、このセンタープリーツにあると思います。
理由はごく単純で、スラックスとかスーツとか、
そういったものに施されているから。
拘りはそれだけじゃなく、こんな所にも。
フロントのボタン部分が斜めにカットされ、ピスタグのような形で付属しています。
そして、ボタンも
表に出ないよう、スナップボタン仕様に。
綺麗すぎて、見せたくなりますね。笑
細身のものだけでなく、しっかり太めのパンツもあります。
TUCK BAGGY
たっぷりと、ボリューミーなシルエット。
POLY WORK PANTと同じく、センタープリーツが施されており、タックは内側に向けて折られています。
そして、切りっぱなしの裾。
雰囲気出てます。笑
ここも実はしっかりと作り込まれていて、
切りっぱなしのラインから少し上の部分が縫製してあるんです。
どんどん短くなっちゃった。。なんて事なく
クタクタになるまでしっかり履き込めちゃいます。
ちなみに、カラー展開は3色で
生成り2色はコットン100%
横糸に色が付いていて、折り返すと色味が変わるのも秀逸。
dark brownだけ、レーヨン・ウール・ポリエステル等の混合生地で、素材が違います。
限りなく黒に近いんですが、"日に焼けた黒"をイメージして頂けると分かりやすいかと思います。
生地感の違いは、こんな感じ。
168cm 、Sサイズ着用でこの丈感です。
短すぎず、長くて引きずる事もない、正に丁度良い長さ。
生地が程よく硬くて、ボリュームが出やすくて立体的。
カラーも相まって、フレッシュな印象になります。
こちらは 170cm 、Sサイズ着用。
カラーと素材が違うだけで、別物みたいに雰囲気変わりますよね。
柔らかい素材で落ち感があって、少し大人っぽい雰囲気に。
デザートブーツとかと合わせるのも良いんですけど、
あえてのスニーカーと合わせる事で、こなれた印象に。
実は、このパンツにも隠れた拘りがあって…
なんと、ベルトループに細工が施されてるんです。
もうこれを見た時は、ビックリなんてもんじゃなかったです。笑
まさかの、ヒモが通せるように小さなベルトループが内臓されてました…
スケーターのイメージが強い、俗に言う"ヒモベルト"。
実際にやってみると、ベルトループの中で上下して気持ち悪かったりするんですが
これならガッチリ固定されて、全く問題ナシ。
こういう綺麗なブランドを、ストリートにも落とし込めるのは、
凄くカッコいいです。
長くなりましたが、次で最後になります。
その名も G. BLOUSON
こんなに綺麗なデニムジャケットがあるのかと
すぐ試着しました。笑
個人的に、デニムジャケットは
古き良きアメカジ。的な、男らしい印象のあるジャケット。
良い意味で、しっかりしていて重さがあるものだと思っていましたが
このジャケット、柔らかくて軽いんです。
もちろん、良い意味で。笑
着てみると、こんな感じに。
柔らかさ、伝わりますか?笑
厚すぎず薄すぎず、パッと羽織れて、これから大活躍間違いなしのこちら。
襟と袖の切り替えはスエード生地のような質感ですが、実はポリエステル。
ここもビックリポイントです。笑
首元、1番上のボタン部分もパンツのフロント部分と同じ仕様に。
ボタンはもちろん、スナップボタン
ボタン全開で着ていても、洗練された感じというか、
こだわりが見えていて、やっぱり綺麗です。
SABYというブランドの、細かな部分に対する美意識が
ブランド特有の雰囲気を醸し出していると実感しました。
写真や文字では伝わりきらない部分があると思いますが
その際は是非店頭で実感して頂きたいです。
今回はこれにて
失礼致します。