2021AW別注バブアー『解体新書』
2021AW別注バブアー『解体新書』
Barbour(バブアー)といえば、コットンにオイルを染み込ませたワックスドクロス製のアウターが挙げられます。英国王室御用達の由緒正しきウェアでありながらも、元々は漁師の防水服として編み出され、第二次大戦中にはイギリス軍に採用されたこともある歴史的ブランドです。そして、2021AWシーズンではベイクルーズが展開するメンズブランドにて、別注モデルをリリースします。Barbourらしさは残しつつも、各ブランドの個性を巧みに注ぎ込んだプロダクトは必見です。このブログでは、計9型の別注モデルを解説を交えつつ、ご紹介していきます。
◆JOURNAL STANDARD◆
フライフィッシング用に開発された「SPEY JACKET」をベースに、オーバーサイズへシフトした別注モデル。定番であるオリーブカラーに加えて、新たにセージ、オリーブ、ブラックを組み合わせたクレイジーパターンも展開。アウトドア色も軽減されるので、よりファッショナブルに着ることができます。
乗馬用コートとして誕生した「BURGHLEY」というモデルにしたこちらの別注モデル。昨年にリリースした同じモデルよりもやや丈を長く設定することで、さらにボリューム感のある仕上がりとなっています。生地はコットンとナイロンを織り合わせたギャバジンを使用し、ハリのある触り心地を実現。
こちらも上記モデルと同じく「BURGHLEY」をアレンジした一着。身幅・着丈など、全体的にオーバーサイズ仕様にしているので、様々な着こなしを楽しむことができます。そして特筆すべきは、ブリティッシュな雰囲気全開のチェックカラーが、コーディネートの奥行きを演出します。
◆JOURNAL STANDARD relume◆
JOURNAL STANDARD relumeからも「BURGHLEY」にスポットを当てた別注モデルがお目見え。Barbourのお家芸の一つであるキルティング生地をあしらったディテールが物欲をそそります。フラップポケットなどのディテールや、身幅、着丈のバランスなど、細かい部分までこだわった自信作です。
こちらもキルティング生地を使用した「SPEY JACKET」のrelume別注モデル。ショート丈、コーデュロイの襟、Dカンなどのオリジナルディテールはそのままに、ミリタリーっぽさも滲み出るアレンジです。表地はナイロンなので、絶妙な光沢感も見どころかと。
品のあるシャープな空気感とトラッドな雰囲気を醸し出す「BURGHLEY」を基調としたrelumeとのコラボモデル。通常のモデルよりも着丈を短くし、スマートな仕上がりに。もう一つのポイントは、内側にあしらわれたカーディナルタータン。英国ブランドらしさを随所に取り入れた、ストレートで潔い割付です。
◆EDIFICE◆
Barbourの隠れた銘品「TRANSPORT」をEDIFICEがアレンジ。注目すべきは、今回のために裏地を過去のアーカイブから採用したブラックウォッチ柄へ変更。インラインのモデルよりも着丈を長めにリデザインしています。着込んでいくうちに現れるオイルド特有の経年変化も楽しめます。
Barbourの中でもオイルドクロスと二分するくらい人気を博すキルティングアウターの「LIDDESDALE」を今回EDIFICEではブランド初となる別注モデルを提案します。インラインでは襟付きのものが主ですが、今作ではあえてそれを外し、ミリタリーライナーのようなデザインに仕上げています。
◆417 EDIFICE◆
417 EDIFICEの別注モデルはEDIFICEと同様に「TRANSPORT」をピックアップ。表地はさらっとした肌触りポリエステルの高密度タフタ素材を採用。また、フードは着脱可能なので、シーンに合わせてスタイリングできます。そして、どんなインナーにもフィットするように丈も現行モデルよりやや長めに設定しているところも魅力的です。