こんにちは。
ETS. MATERIAUX PRESSの小島です。

とうとう梅雨に突入し、どんよりとした気持ちになってしまいますよね。
週間天気予報を欠かさずチェックしているのですが、結局雨と曇りマークばかり、、晴れマークが待ち遠しいです。

前回STAFF桂から3rdデリバリーのカットソーに視点を置いた形でご紹介あったかと思いますが、僕からはパンツに絞って紹介できたらなと。

梅雨なんか無視して、身の装いから気分を上げていきましょう。

では。

ミリタリーヴィンテージの名作と言われるアイテム達は、様々なシーンに応じ、明確な用途があって作られた洋服だからこそ、完成されたデザインなのは十分承知の上かと思います。
様々な洋服が展開している市場ですが、"これはあのディティールだと"ふとした時にも落とし込まれていますよね。

こちらのパンツは過剰な程ユーティリティーなアメリカ軍M51フィールドカーゴパンツをベースにしていますが、元々野戦服として作られた背景があるので、タウンユースに足を通しやすい様豊富なディテールを慎重に削ぎ落としていく事で、良い意味で違和感のある佇まいに。クリーンな見た目だけど、どこか男らしさ溢れる大胆な見た目も何故か惹かれてしまう。

オリジナルとなってるベースの太さはそのままに、イージー仕様としてより履きやすく着脱も楽に。裾のドローコードはデザインとしてでは無く、ギュッと絞る事でシルエットにも緩急を付けてくれる。
ウォッシュをかけた高密度の馬布を纏い、ヴィンテージの名作が新たな価値を持って生まれ変わった。

マテリオの全アイテムに言えるのですが、裏に必ず仕掛けがあり、ルーツは勿論大事にして、尊敬を込めたブラッシュアップになっています。

お次は僕らが勝手にイメージする、アメリカのおじさんがよく履いているあの太いチノパンが不思議と格好良く見える。恐らく映画や昔のソウルやR&Bのアーティストが履いていて自然と意識してしまうあのパンツです。

けれども股上やワタリのバランス感が適度では無いとあの感じは出せなくて、ウエストが合わずでか履きをしてしまうと少し野暮な風にも見えてしまう。しっくり来る物が古着で探しても中々見つからない。
何より僕らのスタイルに組み込むには若干の違和感があった。

タックの分量を深めに取り、インタックに。ワタリのボリュームは残しつつ裾にかけてしっかりとテーパードさせる事でプロポーションも良く見え理想の形に。素材はプレスをかければ上品に、洗いざらしでも良い風合いが期待出来る強撚のコットンツイルを。

僕らのスタイルに落とし込むと言う所にも意識をして、初めからダブルで少しトラディショナルに。アメリカのラフさとヨーロッパのモダンなところを中和させたいいとこ取りに。

ちょっとした変化を加えた事で、一見するとあのチノパンのようでいて全く別の印象を得られる、どこか品のある一本に仕上がった。

個人的には革靴やミリタリートレーナーなんかとラフに合わせたい。

今回ご紹介した2型も共に”ルーツやこうで合ったら良い”を兼ね備えたアイテムになるので好奇心の赴くままに足を入れて、より日常に履きまわして頂けるそんなパンツになっています。

いかがでしたでしょうか？

また弊社youtubeチャンネル”STYLE by Le Dome”にて、3rd Deliveryのご紹介を桂と共にコーディネートをご紹介しております。是非下記リンクよりご覧ください！

もちろん店舗でもご紹介をさせて頂きます！
皆さまのご来店、心よりお待ちしております。

小島

ETS.MATERIAUX　新宿店
東京都新宿区新宿3-31-9 EDIFICE新宿店 2階
03-5369-6428

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