SAYAKA DAVIS x CITYSHOP
“Vegetable Dyed”Maxi Dress ORDER
【Conceptor片山の 物づくり、モノ語りBlog 】
‘Vegetable Dyed’ M-strap Maxi Dress
《 MADE TO ORDER 》
¥49.000+tax
Delivery : End of JULY
Size : S / M
The Dresses are dyed by vegetable scraps
from CITYSHOP Delicatessen
■ Beets / ビーツ / = BEIGE
■ Avocado / アボカドの皮 / = PINK BROWN
■ Orange / オレンジの皮 / = YELLOW
■ Kale / ケール / = SAGE GREEN
■ Purple Cabbage / 紫キャベツ / = DEEP SEA BLUE
■ Celery + Black Silica / セロリー+ブラックシリカ鉱石 / = DARK GREY
気候危機。
いま世界中が取り組んでいる未来を左右する重要課題。ひと、動物、植物、自然。
これから生まれてくる地球上すべての命に関わる、深刻な問題。
そのことが目の前で立ちはだかる中、わたしたちファッション屋はこれから何をすべきなのか。何が出来るのか。
CITYSHOP / FASHION + DELICATESSEN
こんにちは。Conceptorの片山です。
私たちも、私たちに出来る、私たちにしかできない形で、サスティナブルな取り組みへの尽力をスタートさせる。
そう決意してから、早数シーズン。
試行錯誤を重ね、やっとひとつ、新しく無駄の無い、美しき形が生まれそうです。
NYブランド・SAYAKA DAVISとタッグを組み、 不動の人気を誇るマキシドレスを、CITYSHOPデリカテッセンで調理後に出る野菜や果物の皮を再利用し、‘Vegetable Dyed’ にて染めあげるイベントを開催いたします。
不要な在庫を出さないため、お好きな6色のベジタブル・カラーとご自分にぴったりのサイズをお選び頂きオーダー出来る《MADE TO ORDER》イベント。
親愛なるSAYAKA DAVISと紡ぐ、私たちの意志のかたち。
小さくても、ささやかでも。
私たちが愛するファッションを、無意味なものとしないために。
SAYAKA DAVIS – from NY, USA
わたしにとって、一過性で無い、普遍の美しさを持つ、掛け替えの無い大切なブランドです。
COVID-19が世界を席捲し、世界中の誰もがこれまでと全く同じ生活を維持することが不可能となった今。モノを作るデザイナーも、わたしたちファッション屋も、楽しんでくださるお客様も、大事なものが変化し、そして明確になってきたように感じます。
デザイナーのSAYAKAさんは言います。
コロナは決定的な事項だった。
これまでも勿論、自分の作るものがサスティナブルにコミット出来ていないことに、違和感は感じていた。
でもNYは完全にロックダウンし、これまでの生活が一変した。1ヶ月も外出しないなんて、今まで出来た? 考えられもしない。
無理だと思っていたこと、を‘するしかない’から、‘出来た’。
そして確固たるスイッチが入る。
人って変われるんだ。出来ないのは、変われないと思っているから。
生活が変わったのに、作るものが変わらないのはおかしい。信じていることにコミットする。気候変動に負荷が大きいポリエステル(プラスティック)素材や、動物を苦しめてまで搾取する素材、行く末の分らない素材は使いたくない。
使わずとも、美しく気持ちのよいものは作れるから。
その決意を、2021SSのコレクションを見た時、私は強く深く感じました。
それはそれはポジティブな力に溢れていた。
デザイナーの心の揺れと固い意志を、お客様にお伝えしたい。
それによって、一枚の布が、「美しい意思を持った大切なお洋服」に昇華されるから。
このような考えでお洋服を作っている。
― 伝えること― 大切なのは積み重ねること、続けること。
きっと、人それぞれのタイミングで、ストンと心に落ちる時が来る。
それぞれの人が、自分でクリックしないと意味がないから。そう願って、SAYAKA DAVISとCITYSHOPの新たな挑戦に着手をはじめました。
《 M-strap Maxi Dress 》
SAYAKA DAVISのコレクションには、普遍のマスターピースが幾つもあります。
そのひとつが、このM-strap Maxi Dress。
後ろ姿が美しい女性は、格好いい。
華奢なストラップが織りなすトップデザインに相反して、ボリュームたっぷりの贅沢なスカート分量。この美しいドレープを揺らしながら、風を切って颯爽と歩きたい。
細部に渡って施された、身体を美しく魅せる計算は、シンプルさの中に力強さを宿す。
来年も、再来年も、5年後も、そして10数年先も、大切に変わらず愛せる普遍美。
それはまるで、ジョージア・オキーフが往年好んで着ていたドレスのように。
素材はリネン。
コットンに比べ栽培時の水の使用量が少なくすみ、肥料を多く必要とせず、CO2の吸収量が森林の約4倍と、環境負荷の小さい素材。
それをある研究所さんとの出会いにより、CITYSHOPデリカテッセンで調理後に出る野菜くずや果物の皮を使って、染め上げることが実現できました。
Beets (ビーツ)からは、儚くも強さを秘めた美しいベージュカラーを。
Avocado (アボカドの皮)からは、凛とした女性を彷彿させる、ピンクベージュ。
Orange(オレンジの皮)からは、燦々と降り注ぐ太陽のパワーを取り入れたかのような目にも鮮やかなイエロー。
Kale(ケール)からは、奥ゆかしくも背筋の伸びるような綺麗なセージグリーン。
Purple Cabbage(紫キャベツ)からは、何層にも重なる深い海の水面のような、絶妙なディープシーグリーンを。
そして、Celery + Black Silica(セロリー+ブラックシリカ鉱石)からは、漆黒に軽やかさを加えたダークグレー。こちらには鉱石の魔法を駆けて。
《 Botanical Dye 》
ボタニカルダイとは、花・葉・根・茎・皮・果実から染料を抽出し、少量の化学染料を配合することにより、鮮やかな発色と高い堅牢度を実現させたハイブリッドな技術。
これまでの草木染めなどは、素敵だけれどどうしても色落ちを防げなかった。
その心配をなくしながら、心地よく楽しめる類稀な素晴らしき、染色方法です。
植物や野菜を持つエネルギー、メッセージ、色の力などの思いを込めて。
自然の染料は、化学のように1つの構造でできていないため、1色の中に何種類もの変化する色素が入っています。その光の乱反射により、心からのリラックス効果と安心感を得られると考えられています。
古代から変わらず存り続ける自然界のちからと、テクノロジーを編成したかたち。
CITYSHOPデリカテッセンで、捨てられるだけの運命だった野菜や果物くずが、こんなにも美しく、心に効くカラー達に染め上げられるなんて。
《 Self nourishment ・ 自分を癒す 》
これがこの企画のテーマです。
長期パンデミックの中、誰もが、それぞれ本当に頑張っている。
何より自分が資本なのだから。
自然の力を取り入れて、ご自身を労わり大切に。
SAYAKA DAVISとCITYSHOPが皆さまに贈る、「着るサプリメント」が、
どうか皆さまの心に、美しく、永く効きますように。
《 MADE TO ORDER 》Schedule
CITYSHOP 渋谷キャスト店:6/4(fri) - 6/8(tue)
CITYSHOP新宿ルミネ店:6/11(fri) - 6/15(tue)
CITYSHOP 大阪ルクア店:6/18(fri) - 6/22(tue)
CITYSHOP 京都藤井大丸店:6/25(fri) - 6/29(tue)
BAYCREW’S STORE:6/4(fri) - 6/29(tue)